大人の階段登るシンデレラ
にほんブログ村「シンプルライフ」カテゴリーで、ブログを書いてる『なぜ猫』です。
ブログを始めて、もうすぐ2年になります。
書いた記事は1000を超えました。
片付けや断捨離の事も多く書いています。
その中から、家の間取りについて書いた記事をリライトして、
ご紹介させていただきます。
ウチを建てる時に、気にしなかった事の、
1つに、
『家事動線』が、あります。
夫の友達の設計士さんは、
家事動線を、
重視した意見を、言ってくれたりしたけど、
小さい家だから、
そこを気にして作っても
たいして、
変わらないだろうし。
実家では、
二階に自分の部屋があって、階段を降りてリビングに行く時に、
気持ちを『子供』モードにしていた。
逆に、上に上がる時は『子供』モードから、
『自分では大人のつもり』モード。
アイデンティティが急激に形成される思春期という時期。
生まれてからずっと、自分に栄養を与え外敵から守ってくれていた卵の殻みたいな存在を壊して、中から新しい自分が現れる。
自我、反抗、友情、勉強、部活、将来、と
心と頭は大きく悩み苦しむ時期。
親と顔を合わせる時間は、出来るだけ少なくしたいと思うのがその頃の子供。
主婦が、家事動線を優先したいように、
子供は、親の目の届かない空間を確保したい。
階段や、廊下は、『上ったり、下りたり』
『歩いたりする』時に、気持ちと、同調する気がします。
『役目』としての、『親の子供』、『子供』っぽさに、階段を下りていく。廊下を歩く。
思春期特有の、背伸びした、
大きめの貸衣装を、
着たような、自我へと階段を上がっていく。
親が、階段を上がってくる時も、同じ。心構えができる。
家事動線は、主婦にとって大切だけど、
効率だけを重視した間取りは、家族は息苦しいかもしれない。
「エースをねらえ!」という伝説のテニス漫画の中で、
主人公の「岡ひろみ」は一人っ子で、家も普通の家。ひろみのお母さんの家事動線は効率良さそうです。すぐにひろみの部屋の戸を開けて、「あらま、この子ったら!」とよく言う。
一方、ひろみの先輩でお金持ちの金髪美少女「竜崎麗香」、通称お蝶夫人の家は、大豪邸で、階段も幅は10mはある。高級絨毯が敷かれ足音もしない。その階段の上から、ドレスのような部屋着を着たお蝶夫人が、一段降りるごとに、一言話しながら降りてくる。
「お父さま・・・」一段降りる。
「麗香、なんだね」ダンディなパパ。
「・・・あたくし、あたくしの選手生命をかけて」一段降りる。
「今度の大会で」一段降りる。
「ひろみに、あたくしの全てを・・・」一段降りる。
「全てを・・・教えますわ。全力で、ひろみと戦うと誓いましたの。」
手摺りにもたれかかるお蝶夫人の横顔が美しいくも、苦しみに歪む。
「物ごごろついた頃から、テニスはあたくしの全てでしたわ。
最初は、宗方コーチのやり方に反発もしました。だけど、宗方コーチは正しかった。あたくし、やっとそれがわかりましたの。」
階段の手すりを握りしめて、涙を堪える夫人。
やがて、顔を上げたときには晴れやかに微笑んでいた。
「お父さま、今日は麗香が好きな高級レストランに連れていってくださる?」
「いいとも、麗香。岡くんにはテニスしかないが、お前には金も美貌もコネもある!な〜んにだってなれるんだからね!」
こんな風に、子供部屋とリビングが離れていると、子供は自立しやすいねって言う、私の妄想でした(o^^o)
自分が、子供の時は、
二階建ての家が好きだったのに、
建てた家は、平屋です。
うちの子供は、気持ちの切り替えが出来ないような
きがします。
いつまでも子供みたいに甘えてくる。
間取りのせい?
(*´∀`*)?
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