極東から極西に行くことにした17:カミーノ準備編・最終チェックとスペイン語
前回の粗筋
背負っていくものの選定が終わった。
今回は準備の最終段階のお話。
・たびレジ登録
パスポート申請時や、航空券を取るときに勧められた〝たびレジ〟。これは外務省の安全情報サービスのこと。
3ヶ月未満の、届出が必要ない海外渡航者の為の安全情報サービス。行く国や町、期間を登録しておくと、その地域で何か起きた時に知らせてもらえる。
迷っていたのだが、つい先日起きたパリの暴動を思い出して登録することにした。
お守りのようなものだ。
緊急連絡先も3件登録可能。
実家にしておいた。
にしても、あと数日で出発なんて、緊張してきた。大学生の時以来の海外旅行だ。一体何年前のことなのか。旅行会社は使用するけれど、ツアーではないから慎重に。
・家に置いていくもの
あぶれた荷物は勿論置いていくのだけれど、そうではなくて。
お気楽独り身とはいえ家族がいるわけで、予定は伝えていった方が良いだろう。妹達に行程表はPDFで送っておいた。
あとは実家用。冷蔵庫の横に書類を諸々貼っておく。スマホに送っても文字が小さくて見えにくいらしい。
貼ったもの
・羽田からSJPPまでの詳しい時間や泊まる先を書いた予定表
・巡礼の行程表(日本カミーノ友の会のPDFをお借りした)
・海外保険契約確認書(ニ部印刷一部持参)
・航空券コピーのコピー
・ソニー銀行口座番号(万が一路銀が尽きた時用)
・Sさんの緊急連絡先(Sさんの家には私の緊急連絡先を伝え済み。伝えてくれたと信じて!)
貼る前に書類の中身を一通り説明してぺたり。
何かあってもこれでお互い安心。
・手荷物や預け入れ荷物の確認
JALのホームページから、手荷物に出来る大きさや、機内持ち込み出来ないものを調べておく。実は以前、国内線で化粧水で引っ掛かるというミスを犯し、友人をヒヤヒヤさせた経緯がある。どうやら持ち込みできる制限があるらしい。
モバイルバッテリーは、機内持ち込み。
化粧水・歯磨き粉(ジェル、クリーム、エアゾール全て液体扱い)などは機内・預け入れ両方可能だが、機内に持ち込むなら、100ml以下の容器に入れて1リットル以下のジプロック(20×20cm)などの透明な袋に入れる。ジプロックは一人一枚のみ。
預ける場合は一人2リットルまでで、0.5リットル以下の容器にそれぞれ入れる。
あとは、特殊なバージョン。
私の場合エピペンが〝液体の医薬品〟に当たるので、処方箋の写しや診断書を用意し、客室乗務員預かりになる可能性がある。
・スペイン語は最低限
海外旅行素人故に不安は拭えないが、準備は大体出来た。足りなかったり空港で没収になったりしたら、最悪向こうで買えば良いのだ。
あとは、言葉なのだが。
「プルポとカラマリ(タコとイカ)は覚えた!」
「カラマリフリットって言うもんね。大事大事。あと、ハチミツ覚えときなよ」
美術館の友人に言われた。
ハチミツは、因みにmiel。ミエル、はフランス語とも一緒だ。
単語は(特に食べ物は)覚えられるのだが、中々会話文が覚えられない。
何というか、頭に入ってこないのだ。スペイン語を知らない人が一人で壁に向かって喋ろうとしている感じというか。
スペイン語の発音は確かにほぼローマ字読み(LLとかJとか特殊なのはある)なのだけれど、イントネーション、間の取り方が果たして正しいのかよく分からない。
なので、耳からも覚えることにした。
毎週木曜日の夜にやっているNHKのスペイン語会話。「旅するためのスペイン語」を観る。使いそうな言葉を教えてくれるし、講師のエステルさんが可愛い。朗らかな笑顔に癒される。
スペインの街の紹介シーンではほぼネイティブのスピードで話してくれるので、段々耳が慣れてきて、単語を拾えるようになってくる(気がする)。
もう一つ。
youtubeの「まるちゃんのサバイバルスペイン語口座」。実際にスペインで暮らしている方の動画。
分かりやすく、日本語だとこんなニュアンス、と言うのをテンポ良く教えてくれるので、見ていて楽しい。
書きで単語を覚えて、音で会話を覚えるのが合っているらしい。もう少し時間があったら実際に会話をして覚えた方が早かったかもしれないけれど、もう出発直前なので、時既に遅し。
でも、できれば、現地の言葉で簡単でもいいから話してみたいと思う。
英語に関してはカミーノ関係のyoutubeや映画を観て耳を慣らしている。喋りはあんまり上手くないけれど、なんとかなるか。
出発まであと2日半。
ああ、緊張するなあ。
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