常
スペイン、サンティアゴ巡礼(カミーノ)に行くことにした方向音痴の人の記事。 現在手探りで準備する様子を書いています。
短めのほんのり怖い話です。 別の場所に書いていたものをこちらでも。
八番街という半分廃墟の団地に暮らす、十羽(とわ)と夏樹(なつき)さんのお話。 以前書いたものをリメイクして、オムニバス的に続けられればと思います。
転職を真剣に考え始めたのが去年の秋。 冬に上司に相談して人がいないと断られ、人員が増えたタイミングで春にまた突撃し、いよいよ退職出来るのが8月末に決定した。退職したら、次の職に就く前に色々やりたい事があった。 目の前に置いた紙に、やりたい事を書いていく。時間には限りがあるのだから、有効に使い切りたい。 その1、1週間くらいキャンプしたい。 どこか景色の良いところを、愛車のボンネビルT100に荷物積んで巡りたい。ザックにハンモック入れて徒歩でも良い。 その2、溺
カミーノの話をしたいなあ。 行った人とお話しできる機会……というか、お疲れ様会やりたいですね。
母に、「あんた仮にカミーノまた行けるってなったら行くの?」と訊かれた。行くと即答。 そんなチャンスあったら100%また行くなあ。ポルトガルの道なら仕事しながらでも行けそうだしなあ。
キャンプは秋冬が好きです。夏も行きますが、最近は暑すぎてあまり楽しめないのです。 やっぱり秋冬。虫はいないし、焚き火があったかいし、食べ物も美味しい。 今回は今まで足踏みして出来なかった事をしに、近場のフォレストサンズ長瀞さんにお邪魔しました。レッツ、薪スト! ・そうだ、キャンプに行こう! スペインから帰ってきて、これまで就活したり記録を纏めたりなんとなく忙しくしていました。ぼちぼち落ち着いてきた頃、キャンプ動画を観ていて思い立った訳です。 そうだ、キャンプに行こう!
前回の粗筋 暴風雨の中、海沿いの町セーに着く。 シシリアさんについで、カリマさん、クリスティーンともお別れの予感。 何かわからないものを食べた。 今回はフィニステーラ到着とサンティアゴ空港まで。 ・Cee〜陽気な人 10月25日(水)。 もうフィニステーラは目と鼻の先。 ゆっくり歩いても3、4時間で着いてしまう距離だ。起床後周りの人を起こさないように、ダイニングに荷物を出して出発の準備をする。荷物は全体的に湿っていたけれど、構うことはない。だって正真正銘これで巡礼
前回の粗筋 サンティアゴ・デ・コンポステーラを出てフィニステーラへのルートを歩き始める。 これまでの登場人物と位置関係 ・フィニステーラに既に到着しているひと シシリアさん:extra・Day2からバス使用 レヌスカ:3日で友達と一気に歩き通した ・半分歩いたひと 私:extra・Day2で28km歩く ・歩き始めたひと カリマさん&クリスティーン(独):なんと二人で一緒に歩いている! 今回は、フィニステーラ直接のCee(セー)という町まで。悪天候の中を歩き通
ここからはカミーノ・フランセとは別のお話。 extraステージ。 カミーノ・フランセ後に「世界の果て」を目指す話。 ・Santiago de Compostela〜Negreira サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの道が終わったら、カミーノには更に別のステージが用意されている。 巡礼者は、大西洋までの90kmの道のりを歩き、着ていた巡礼の衣服をきれいさっぱり燃やして巡礼を終えたのだとか(今は環境問題もあり燃やせない)。 ゴールは二つあり、一つはフィニステーラ、(
前回 土砂降りの中を28km歩く。 でも、アリソンさんと言う何にでもポジティブなアメリカの女性がいるから落ち着いて歩けた。 前回 今回は最終回。 カミーノ・フランセ、ラストウォーク。 サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着した話。 ・O Pedrouzo〜朝ごはん オ・ペドロウソのアルベルゲで、準備をする。スマホの電波受信は設定を弄ってなんとかなった。 1日ぶりに見た天気予報は、雨降りではなく曇りのち雨になっていた。荷物を纏めて、レインウェアを着込む。さあ、行こう
前回の粗筋 プリミティボの道からの新しい友達ができる。低気圧予報を見てしまった。 前回 今回は、雨降りの中ペドロウソまで行く話。 サンティアゴ前日譚。 ・Boente〜朝ごはん 低気圧の気象予報通り、支度をして外を見てみると雨がざあざあ降っていた。 当然日の出前なので、真っ暗だ。流石にレインウェアは上下フルセットにして、ザックカバーもきちんと外れないようにかけた。寝袋が濡れたら死活問題だ。 今出るか、もう少し待つかかなり判断が難しい。日の出の時間は9時に近く、待
前回の粗筋 お遍路についての話を聴いた。 餌付けをされた日になった。 前回 今回は少し距離は短め。 ボエンテまでのお話。 ・Palas de Rei〜朝ごはん 準備をして食堂でコビさんにもらったバナナを食べる。 雨だね、と他の巡礼者と肩をすくめあって、それでもカッパを纏って出発した。たった20kmの距離だから少し時間は遅め。それでも雨降りのせいもあって十分暗い。 街中で、タケル君と出会う。 彼は好青年だし、モデルみたいにカッコいい。颯爽と進む後ろ姿を見送った
サンティアゴ到着! 到着前のモンテ・ド・ゴゾで泣きそうになったよ。
前回の粗筋 カミーノに来て良かった? 前回 今回はポルトマリンからパラス・デ・レイまでの話。 ・Portomarin〜朝ごはん 思ったよりもゆっくりな出発になってしまった。気付くと部屋の電気が点いており、みんな準備をしている。慌てて寝袋をザックに入れて、出発進行! ポルトマリンを出て歩き始める。 最初はまだまだパワフルなサリアからの巡礼者が多かったのだが、その内に面構えの違う(進撃の巨人みたいだよね)連中しかいなくなる。何というか、歩き方に堂に入っている。単純に
前回の粗筋 サリアで人が増える。 Day7で出会ったソンヒさん、またブルゴス以降会っていなかったコビさんに会う。 前回 今回はポルトマリンまでの話。 大事に歩いて行くよ! ・Saria〜朝ごはん 準備を終えて、一度市街地からカミーノのある旧市街の方へぐっと登っていく。通りには既に人が沢山いて、お店で朝ごはんを食べていた。 リッカさんとマークさんに会い、ハグして別れる。もうここまできたら、みんなでゴールしたい。一緒にじゃなくても、故障なくサンティアゴ・デ・コンポス
前回の粗筋 オ・セブレイロを無事に抜けた。 「君の名は……?」とトリアカステーラで呆然とする。 前回 今回はサリアまで。 サリアはサンティアゴ・デ・コンポステーラまで約100km(よりもあるけれど)の距離。徒歩で「コンポステーラ(完走証明書)」が貰えるのは100kmからだし、交通の便も良い為、ここから始める巡礼者も多い。サリアでの出会いと別れのお話。 ・Toriacastela〜Samos トリアカステーラのアルベルゲで準備。同室の人の内、まだ二人は寝ていたので、階下
前回の話。 予想外の山登り。 宿では、魚好きの集まる夕食になった。 前回 今回は、カミーノ最後の峠越え。 オ・セブレイロを抜け、トリアカステラまで。 ・Las Herrerias〜O Cebreiro 6時15分起床。暗い中で準備。 ジョセフさんも既に準備を始めている。水良し、おやつよし、ストックよし。雨も降っていない。 行程表ではヘレリアスからすぐに登りが始まるので、ジャケットは脱いでおく。 「ジョセフさんまたね! ブエンカミーノ!」 「また会おう。ブエンカ
前回の粗筋 辛ラーメンをご馳走になった! 懐かしいメンバーと会う。 前回 今回は、ラス・ヘレリアスまで。 本当はオ・セブレイロに行きたかったのだが、とある理由で手前の村で終了。 ・Villafranca del Bierzo〜山道へ ビエルソを出た後で、またしてもオルタナティブルートがある。 前日にサイモンさんに、山道と普通の道どっちにいく? と聞かれていた。オ・セブレイロまで行くなら通常ルートだけれど、実は収容人数が一番多いアルベルゲが11日から14日まで閉まっ