- 運営しているクリエイター
#美術
ニコラ・ド・ランジリエール / 手からあふれる個性
久しぶりに作品の紹介をしたいと思う。
比較的、近現代の作品ばかりを紹介してきたが、今回はロココ絵画からである。
Study for hands (1715)
タイトルのStudy forは、美術作品では「習作」つまりは練習のために作られた作品である。なので、この作品は「手を練習ふるために作った作品」ということである。
赤い花を取り囲むように老若男女の手が立体的に描かれ、習作といえどらかなり
ヴィクトル・ブローネル / 悪夢を感じるシュルレアリズム
noteを始めた理由の一つに、iCloudの整理のために、美術館や博物館でメモとして撮影した作品や解説・後日調べたことをまとめよう、と思ったことも一つのきっかけだ。
というわけで、初めはヴィクトル・ブローネルだ。数年前にパリのポンピドゥーセンターで鑑賞した。
Endotête (1951)
ブローネルの作品が展示してある部屋に入って、まず感じたのは、なんとも言えないグロテスク感だ。
目に飛