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【漫画家志望物語6】願いを叶えるモンキーズ・ポー(後編)

「悪魔の雑貨店」を描き終えた私は、とにかく持ち込みと投稿をすることにした。

以下、その投稿&持ち込み先である

・セブンデイズ漫画賞(角川月刊コミックジーン)
・マンガラボ(白泉社)
・デイズネオ(講談社、他編集部多数)
・ジャンプルーキー (集英社ジャンプ系列)
・LINEマンガ(オンライン持ち込み)
・ミタイ!(小学館)

こんなにもたくさんの投稿先があるのかと、当時はとても驚いた。たくさんの出版社や編集部の中から、さらに自分の漫画に合うジャンルや系統で絞り、条件に問題ないところに出してみたのだ。

ついでに当時のレポを書く。


・セブンデイズ漫画賞(角川月刊コミックジーン)
 本当に1週間で結果が出た。落選だったが、漫画家志望向けのアドバイスのような冊子が届いた。(冊子は投稿者共通のもの)。ありがたい。

・マンガラボ(白泉社)
 おそらく編集さんからのコメントやスタンプは届いた。しかし担当希望はなかった。マンガラボは結構編集さんの反応をいただけて楽しい。

・デイズネオ(講談社、他編集部多数)
 閲覧数は普通にあったものの、担当希望はつかず。デイズネオはいまだに閲覧数以外の反応をいただけたことがない…。

・ジャンプルーキー (集英社ジャンプ系列)
 なぜか意外と閲覧数がすごく高かった。とても励みになった。しかし担当はつかず。

・LINEマンガ(オンライン持ち込み)
 当時コロナ禍ということもあり、zoomを使って編集さんに直接アドバイスをいただいた。一応少年誌に仮担当がいるということで、そちらで頑張った方が良いのでは、と他誌を勧められる。

・ミタイ!(小学館)
 ミタイ!のサービス自体は数ヶ月先に正式に始動予定だったが、背景美塾というところで過去に授業を受講した人限定で、サービスを先行して受けられるというメールが入った。それをきっかけに私は投稿した。
投稿して1週間前後で、漫画に対する講評が文面で届いた。文面の講評と、場合によっては担当希望が届くといったものだった。

そして講評が届いてから数日後、1通の担当希望メールが私の元に届いた。
 

小学館の某アプリの編集さんからであった。
「漫画拝見させていただきました。ぜひ一緒に連載する作品を作りたいと思いました。」

投稿してから2、3週間経った後の時間差があったので、すっかり油断していた私は、このメールが届いた瞬間正気ではいられなくなった。
飛びつくように返信すると、しばらくして返信が返ってきた。

「早速ですが明後日、一度お話ししたく思います。小学館まで来ることは可能ですか。もちろんzoomなどでも大丈夫です。」

この時、世間は緊急事態宣言が出たり出なかったりの最中ではあったが、私は迷わず足を運ぶことを選んだ。

次の日急遽実家(東京により近い)に帰り、その次の日初めて出版社へと踏み入れる…。


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