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第一種衛生管理者試験に独学&一発合格のコツと試験日のナマ話

初めまして、川井寧子です。
この度、諸事情あって、フルタイム勤務&育児しながら第一種衛生管理者試験にチャレンジしました。

新年度に向けてキャリアップに挑戦です。いわゆる「できるかやってみた!」だったのですが、なんとか一発合格。そんな体験を紹介します。
試験を受けて分かった「絶対に押さえておきたいポイント」「試験当日の現場の様子」は後半(有料記事)で紹介しています。

(なお、この記事は2023年3月末時点の内容です。現時点では、変更されている可能性もありますので、ご注意ください)

◎第一種衛生管理者の紹介&受験できる場所

第一種衛生管理者は、働く人の労働災害を予防したり、仕事による健康被害を防いだりするために、労働環境を整える役割を担う人です。

衛生管理者は国家資格(労働安全衛生法という法律で定められている資格)で、第一種と第二種があります。

第一種は「有害物質を取り扱う職場を含む全業種で職務に当たれる資格」です。有害物質に関する試験項目がある分、第二種よりも難易度が高くなっています。

50人以上の従業員がいる職場には1名以上配置しなければならないので、非常に多くの職場で必要とされる資格です。

そんな資格なんですが、試験会場は結構少ないんです!
試験は、公益財団法人 安全衛生技術試験協会が実施しており、全国にある安全衛生技術センターで受験できます。

北海道(北海道恵庭市)
東北(宮城県岩沼市)
関東(千葉県市原市)
中部(愛知県東海市)
近畿(兵庫県加古川市)
中国四国(広島県福山市)
九州(福岡県久留米市)

センターは上記の7箇所。このいずれかの会場で受験します。
なお、センターまで行くのはちょっと・・・という場合「出張特別試験」を活用するのがおすすめ。
出張特別試験は各都道府県で開催されますが、頻度は年に一度。自分が住んでいる県で受けられるのは、年一回の特定の日(必ず開催されるとは限らない)なので、センターで受ける方が早い&チャンスが多いと言えます。

◎合格率は40~45%くらい

第一種衛生管理者試験は国家試験ですが、比較的合格率が高く40~45%程度。公式発表によれば、令和3年度は42.7%。

Twitterには、受験日毎に推定合格率を出している非公式アカウントがあり、そちらを参考にするのもいいと思います(受験日によっては、40%を割っている日や、50%近い合格率の日もあります)。

◎受験資格

受験資格は大きく2タイプに分けられます。

 (1)学歴+実務経験(事業者証明書)
 (2)10年以上の実務経験(事業者証明書)

 学歴によって必要な実務経験の年数が変わります。実務経験は会社に証明して貰います。公式サイトに「事業者証明書等様式」というpdfファイルが掲載されていますので、そちらをプリントアウトして会社で作って貰いましょう。

事業者証明書等様式
https://www.exam.or.jp/exmn/H_download.htm

「3.作業条件、施設等の衛生上の改善の業務」という項目なら、大体の方が当てはまるんじゃないかなぁ? と個人的に思います。

◎試験日

試験日は、比較的多く設定されている方かもしれません。
私が受験した関東センターは週に1~2日の受験日が設定されています。また、土曜日に開催される月も有り、平日はちょっと・・・という方はそこを狙うといいと思います。

関東以外のセンターの場合、月2~4日の試験日が設定されています。具体的な日付は公式サイトに一覧表で掲載されていますのでチェックしてみてください。

予約は受験日の2か月前から可能です。
ただ、関東センターの場合「受けよう!」と思った時には直近1か月間の受験日が満員になっていることが多々・・・。予約可になったら直ぐに予約するのがおすすめです。

◎申請する

(1)受験申請書を入手
 ・各センターへ取りに行く
 ・郵送してもらう

私は郵送で請求しました。郵送したのは下のA4用紙+返信用封筒です。

【A4用紙】以下の2点を記入
 第一種衛生管理者試験受験申請書 1部
 連絡先(携帯電話番号)
【返信用封筒】(角型2号封筒:宛名を書き、切手を貼る)
 ※切手は、申請書の部数によって異なります。

(2)申請書を郵送する
 ・申請書を手書き。
 ・受験資格を証明する書類(大学卒業資格証明書など)と身分証明書(写)、証明写真などを準備。
 ・受験料を納付。納付証明書(郵便局の押印がなされたもの)を指定の場所に貼る。
 ・申請書の冊子の中にある宛名面を切り取って封筒に貼り、準備した申請書類等を簡易書留で郵送する。

ざっくりと言えば、こんな流れです。ただ、人によっては何度も郵便局の窓口へ行かないといけないので、じっくり手順を考えて窓口へ行く回数を減らすのがおすすめです。平日15時までに郵便局の窓口へ何度も行く・・・というのは、働いていると結構キツかったです。

(3)受験票が送られてくるのを待つ
 受験票は、圧着ハガキで届きます。意外に早かったですね。受験日まで期間が長かったので、無くさないかドキドキでした。

(4)試験を受ける

(5)試験結果を待つ
 試験日に合格発表日時が知らされます(約7日後)
 約7日後にHPに合格者の受験番号が掲載され、通知書が発送されます。

(6)合格者は、免許証の発行申請手続きを行う
 免許証の発行申請に必要な書類は試験会場(センター)に置かれているので、帰る際に必要な部数を持ち帰ります。

 この時、免許証の発行手数料を支払うのに収入印紙が必要になりますが、電子申請すれば自分の都合の良いタイミングでネット銀行などから振込できるのでおすすめです。

ざっくりとこんな流れになります。
そして、以下は、私(フルタイム勤務+2人の子育て中)が関東センターで(免除なし)受験した詳細の紹介になります。
ちょっと踏み入った内容になりますので、有料記事にさせていただいています。興味のある方は覗いてみてください。

なお、期待される方もいらっしゃるかもしれませんが、試験問題は掲載していません。それは禁止されていますし、残念ながら覚えていません・・・。

<有料記事の内容>
・使用した参考書
・合格ラインを超えるまでの勉強時間
これだけは絶対やっとけ!ポイント
・合格までにかかった費用
・申請書作成時に苦労したこと
・試験当日の流れや試験会場の様子

(なお、この記事は2023年3月末時点の内容です。現時点では、変更されている可能性もありますので、ご注意ください!)

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