車中泊をして来たよ
かねてより計画していた車中泊をして来た。日程は6月6・7日。目的地は高知市内から約40分の海岸。メンバーは私と珍友D。
6日の朝、Dが自転車にキコキコ乗りやって来た。「おはよ♪」と声をかけると、「を」と言う。ん？怖い顔をしている。機嫌が悪いのかな？「どうした？『オンス』？」と聞くと、また「を」と言う。彼は時々「オンス」になるのだ。お年頃かな？ともかく、出発することにした。
目的地にはまだ時間的余裕がたっぷりあるので、香南市の「あじさい街道」を見物することに。ちょうど見頃を迎えている。平日なのに人が結構いた。高齢者施設のマイクロバスとかも乗り付けてて、一大観光地になっていた。
そういえば亡き父は「墨田の花火」というあじさいが好きだった。どれがそれだか忘れちゃったよ、お父さん…。
あじさい街道を見物した後は、同じ香南市にある「高知県立のいち動物公園」へ。ちなみにここは、Dと初めてデートした思い出の場所でもある。
日本の人気動物園ナンバー1に選ばれるなど、有名な動物園なんですよ。平日の動物園、空いててゆったり見られた。平日なのにぶらぶら歩く中年カップル、奇異に見られてたんじゃなかろうか（汗）。
動物園を後にして、昼食をとりに「フジグラン」へ。フードコートで「石焼チーズビビンバ」を食す。Dは難病のクローン病を抱えているため、お昼は「エレンタール」という栄養剤のみ。「わびしい」と文句を言うD。ごめんね、気持ちを分かってあげられないよ。
さて、そろそろ良い時間になり、目的地へ移動することに。ここは「塩谷海岸」という、磯遊びにはうってつけの場所。温水洗浄便座があり、嬉しいのもポイント。
早速設営することに。父の遺した軽四キャンピングカー、大切に使わなきゃ。
私は下、身軽なDが上の居室で寝るのだ。「猫足さんのいびきがうるさいから」なんてDは言うけれど、そんなのどうしようもないじゃないか（）
フジグランで買って来た夕食を広げ、お湯を沸かす。なかなか日が暮れないので、どうも雰囲気が出ない。
ようやく日が暮れ始めたのは、7時をとうに回ってからだった。用意したキャンドルに火をつけ、Dとのおしゃべりに花を咲かせる。どうやら彼の「オンス」も治ったようだ。
辺りもすっかり暗くなり、車の中へ引き上げることにした。私は興奮したのか、朝方になるまで寝付けなかった。上からはじきに寝息が聞こえて来て、車中泊初めてのDにしては上出来だと感心していた。
翌朝、簡単に持って来たシリアルで食事を済ませながら、ちょっと山までドライブしようという話になった。思ったより快調に車が走ったので、試しに行ってみようということに。
キャンプを撤収した後、この前行った香美市の甫喜ヶ峰へ。香南市から約1時間である。
海から山へのドライブ。高知県は自然しかないので、こんな芸当が出来るのだ。しばし東屋で休憩。天然のクーラー、涼しい風に吹かれてのお昼寝は気持ちいい！
ひと休みした後、帰路へ。Dちゃん、車中泊に味を占めたようで、「また機会があればやりたい」だと。おや、アウトドアは苦手だと言ってたのに？
無事に車中泊は終了。ひとっ風呂浴びて、お疲れ様でした♪
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