高知の八彩帖51・「◯◯の秋」
かつてとある会社のサイトに連載していたショートエッセイです。高知のあれこれを書いています。
今回のテーマは「◯◯の秋」。こちらの文章は昨年書いたものを修正しています。秋とも思えぬ異様な暑さが続いていますが、体調などはいかがですか?
「寒暖差うつ」というものがあるそうですが、私はそれに引っかかったのかもしれません。毎日ぐったりです。それではどうぞ。
やっと秋らしくなってきたと思えば、いまだ「おおの暑い」と口について出る今日この頃。11月ってほんと中途半端な季節だと思う。
だいたい高知は、一日の中でも寒暖差が激しいと来ている。朝はストーブでもいるんじゃないかという寒さなのに、真昼間になると今度は暑くてクーラーが欲しくなる。
だから道行く人を見ても、ある人は分厚いジャケットにストールなんか巻いてるのに、ある人は半袖Tシャツにサンダル履きだったりする。
この前見た2人連れの学生など、片方は学ラン、もう片方は半袖シャツの夏服だった。色んな意味で大丈夫かと思うのは、ワタシがおばちゃん目線で見ているせいだろうか?
さて。読者のみなさんにとって、秋といえば何ですか?読書、スポーツ、芸術、はたまた食欲。まあワタシなぞは一年を通じて食欲が失せることは無いし、読書だって活字中毒を自称するくらいなので、何もない時は電話帳や調味料のラベルだって読むぞ。
芸術はと言うと、学生時代はこう見えて美術の成績は良かったものの、コンクールで賞を取ったとか言う華々しい経歴は無いため、今一つ何の役にも立っていないのが惜しまれる。
スポーツに至っては、大学時代の体育の授業で(教員養成系だから必修だった)AからEまで組み分けされた内のEクラス、つまり運動オンチばかりが集まったクラスに入っていた。
Aクラスが華麗にバスケやサッカーなどをやってる横で、私らEクラスは「2人1組になり、間にボールを挟んで横移動」とか「フラフープを使って縄跳び」みたいなことばかり。
極め付けは「山野歩走」という名のついた、大学の周りの山をそぞろ歩くという授業。みんなでだべりながら山道をお散歩とか、こんなのでよく単位取れたと思う。
ちなみにAクラスは同じ授業でも、トレイルランニングみたいなことをやってたハズ。だってあっちは体育専攻がほとんどだもの(負け惜しみ)。
よし、今年の秋は山に行ってご飯食べながら絵を描いて本を読もう!すごい良い思いつきじゃないか♪これなら誰に聞かれても自慢出来るし(もはや目的を間違えている)。くれぐれも計画倒れにならないように、ね⁉︎
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