静謐

・君の暖かな眼差しの安寧の膜の中で、私は生殺しにされる

・何も拒まない君を僕は見ていた 君はどこにいるの

・君の喫んだ煙が私を貫いて私の視界を閉ざしていく 不条理な昨日がまた始まる

・安らぎが生まれるこの場所で、私は夏に殺される

・告解室にて、君を想う 向き合うべきものは罪ではないのに

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自由律俳句

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