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瞑想日記13:何度でもやり直せばいい

瞑想継続13日目。
昨日の実践時間は、合計で5時間を超えた。
昼間は用事があったから、休みだったわけでもないのだが、結果的にはけっこうな時間実践することができた。

とはいえ、瞑想の合宿とかに行けば一日で10時間実践とかもあるし、日常そのものを瞑想にする全生活瞑想というものも世の中にはあるので、一日5時間くらいは大したことないだろう。

それはそれとして、昨日は昼頃にちょっとショックなことがあって、精神的にはかなり動揺した一日だった。
ショックを受けたことで、未来に対する不安も出てきて、「ああなったらどうしよう、こうなったらどうしよう」と次から次に考えてしまった。

そんなこんなで、一時は不安と混乱が強すぎて、パニックを起こしそうになった。
ここ数日で瞑想をかなり詰めて実践してきていたのだが、その間に積み上げたものが脆くも崩れ去ったのを感じた。
全然心穏やかになんていられなかったのだ。

せっかく何時間もかけて瞑想して思考を静かにしても、ちょっとした刺激ですぐ元通りだ。
ひょっとすると、瞑想によって作る城は、砂の城なのかもしれない。
ちょっと感情の波が来ると、すぐにさらわれて崩れてしまう。

あるいはトランプで作った塔のようなものかもしれない。
積み上げるのは容易ではないが、崩れる時は一瞬だ。
なんともはかないものだと思う。

それでも、昨日の私は諦めなかった。
崩れたならば、もう一度作ればいいじゃないの、トランプタワーを。

私は用事を終えて家に帰ってきてから、夜にもう一度じっくり坐って瞑想をしてみた。
昼間のパニックも時間の経過とともにいくらか落ち着き、なんとか坐っていられるくらいには回復していたのだ。

それで、だいたい二時間くらいは実践しただろうか。
続けているうちに、少しずつ気分もリラックスしてきて、心配事が浮かびにくくなってきた。
昨日作った高さにはまだ足りないが、それなりの高さまでトランプタワーを組み直すことができたようだった。
まさに、三歩進んで二歩下がる、だ。

きっとこれからも、心に波が起こるだろう。
何度も何度も、心が揺さぶられて混乱することになるかもしれない。

でも、転ぶたびに起き上がればいい。
崩れるたびに作り直せばいい。

そうして何度もやり直すたびに、少しずつでも強くなれるはずだ。