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読書感想文もどき

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猫宮の読書感想文もどき
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灰谷健次郎の『兎の眼』を読んだ

灰谷健次郎の『兎の眼』を読んだ

タイトル通り。
灰谷健次郎さんの『兎の眼』という小説を読んだという話です。

この小説を手に取ったきっかけは祖母の家でなんとなく目についたから、という非常にテキトーなものである。
有名作品なので、多分どこかでタイトルを見たことがあったのだ。
「この本貰ってもいい?」と訊いたら祖母は「いいよ」とすんなりくれた。それから半年程度の積み本期間を経て、ようやく読んだ。

とても雑にあらすじ紹介をすると、若

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瀬尾まいこの『あと少し、もう少し』を読んだ

瀬尾まいこの『あと少し、もう少し』を読んだ

タイトル通り。
瀬尾まいこさんの『あと少し、もう少し』を読んだという話。

この小説を手に取ったきっかけは、当時中学生の妹に「学校で読んだ本が面白かった」と言われたから、というありふれたものだった。
我が家は本好きの家系だけれど、妹はあまり小説が好きじゃない。
だからこそ、その妹が好きだと言った作品がどんなものか気になっていた。

読んでみると、いかにも青春小説といった感じだった。

死ぬほど雑に

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9月に読んだ本のおすすめランキング

9月に読んだ本のおすすめランキング

お久しぶりです。猫宮と申します。

猫宮は女子大生で、夏休み長め大学の3年生なので、9月いっぱいは夏休みでした。なので、9月は私にしては多めに本を読んだのです。

と言っても、いわゆる読書家さんに及ぶような冊数では全然ないのですが……。
私は一応文学系の学部とは言え、現代小説を読んだのは中学3年生ぶりくらいです。お恥ずかしい話です。

しかし、発想を転換させてみれば、こんな私にとって読みやすかった

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恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』を今更読んだ女の感想文

恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』を今更読んだ女の感想文

あらすじ紹介とか何もなく、オタクがただ
「なんて面白い話だ!!」って騒いでるだけの記事です
結果、すでに『蜜蜂と遠雷』を読んだことある人向け
の日記となってしまいました ご了承ください

『蜜蜂と遠雷』

めっちゃ有名な作品だし本屋大賞とってるのも知ってたけど、読んだことはなかった。

本屋であのお洒落な表紙を見るたびに、ちょっと気になってはいたんです。でも手に持ってみるとかなりの分厚さで、この厚

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