【読書日和】「3分で読める!人を殺してしまった話」『卑怯者』(伽古屋圭市著)を読んで
過去をそんなに簡単に、忘れるように割りきることが出来るだろうか。心に残る出来事なら尚更出来ないのではないか。
そして、そんな出来事に心を抉られたなら。その出来事が「悪」だとしても、認めることは出来ないのでは? 「正義」とはどこにあるのか。人によって「正義」は違う。だから、それぞれの人の心にあるそれが本当の「正義」かはわからない。
大切な人の言葉。それはその人にとっても大切かもしれない。それを否定されたら。その人にとっての「正義」が「正しい」とは限らない。その「正義」を、