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死ぬとか思ってる暇ない

「今週も頑張るかあ〜」と呑気に家を出た。
月曜の朝、いつものローテンションでいつもの通勤路。


の、はずだった。

対向車とすれ違う一瞬、なんか近くないか?
と思ったその瞬間。
突然強い衝撃が来たと思ったら視界が強制的にぐりんと変えられ、
気づいたら反対車線の歩道の縁石に乗り上げていた。


そして車から降りてきて駆け寄ってくる人。
若くて素朴な青年だった。あぁ…なんか弟に似てて心が痛い…。


昼寝、人生初の交通事故。


とりあえずパニックで泣いてしまうし
警察に事故状況を聞かれても
「わ゛かん゛な゛い😭😭😭」と
アホ丸出しの返答してしまうし、
今振り返ると事故直後の自分、めちゃくちゃ情けなかったな。

保険会社の人からは、
相手方が居眠りでセンターラインをはみ出してしまったために、
こちらは過失0と説明された。所謂「もらい事故」だった。


そして冷静になった頃に悟った。

「死」って意外と近くにいるんだな。

と。

こちらがいくら注意してても起こるものは起こってしまう、
そういう理にかなわない事が私の世界にも確かに存在するんだと思った。


そして本当に生死に関わることが瞬間で自分の身に降りかかった時、
「死ぬ!!」と思う暇はどこにもないのだと分かった。
もうとにかくその時はわけがわからない。
こんな状況で死ぬなんて、死んでも死にきれない。
でも、人生なにが起きるかわからない。

だから健康な身体がある限り私は私のやりたい事を
実行して幸せを積み重ねていかなきゃいけないと思った。


平穏無事な毎日を過ごしているとついつい現状に甘えて
「まぁいっか」が多くなるけど、何事も「まぁいっか」で
すませていたら私はこの先の人生をきっと後悔する。
事実、これまでの人生で「まぁいっか」で済ませたことが
どれくらいあっただろう???

状況が違えば死んでいたかもしれないことを考えると、
自分のやりたいことを積極的に考えて実行に移したり、
平穏な日常を堪能することにもっと力を注ぎたいなと思う。

そして今回の事故で心配してくれた
現場近くの自動車工場の人たち・職場の人たち・彼氏、すぐに駆けつけてくれた叔母さん、無事でよかったと涙目になっていた母と祖母、
もうみんなに感謝。
生きてるって素晴らしい。人の温かさが本当に染みた1日だった。
今回事故を起こした相手も、大きな怪我がなくて本当によかった。

ひとつ心配なのが私の車。
実はまだ納車して8カ月の新車なのだ。
自動車工場のおじちゃんが、「ん〜だめかもなあ」と小声で言っていたのを
聞いてしまった。
やめて、まだ新車なのに!!!念願のSUVなのに!!!

明日からまた日常に戻るけど、
しばらくはドキドキしながら過ごすことになりそうだ。

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