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大学側にうつを相談してみた話 ー 美大うつ
前回の話→「休学するか悩む話」
今回は、「とにかく誰かに相談してみよう」という話でした。
私の学科の研究室の方は、こまめに課題や展示の連絡などはしてくださって親切ではあるんですが、人によっては常に態度がピリピリとしていて、何かミスをすると厳しい小言を吐かれたりで、とても気軽に何か相談できる雰囲気ではありませんでいた。
そういったせいもあってか、うつ病になったこともなかなか研究室には言えなかったし、病気したのなんて言ってしまえば自己責任扱いされて終わりなのでは?と思っていました。
なので、しばらくは相談は学生相談室の方にしか話せませんでした。
学生相談室の方もプロではないので、カウンセラーほど話を聞くのは上手ではないのですが、それでも辛い時に優しく対応してもらえて、研究室との間のクッションになってもらえただけで、私はとても助かりました。
研究室の方も、病気のことを話したら妙に親身になってくれるしで、「今までの塩対応は何だったの?」という気持ちでした…
一人で悩んでいても問題は解決しないし苦しいだけ、解決するかはわからなくても、誰かに相談してみれば、それが解決への一歩になるのだと思います。
病気の状態だと、まずその相談をするまでがとてもハードルが高いのはわかります。相談室に入るのも電話をするのも私はとても勇気がいりました。
しかし、大学側から学生へ出来ることには限りがあるでしょうから、やはり、まずは自分から勇気を持って行動していくしかありません。
大学は中学や高校とは違い、不登校になったりしても、また登校できるよう、教員が手助けしてくれるわけではありません。
大学は学生によって受ける授業が違うので、留年や中退しそうになっても、基本的には学生本人が自覚を持ち、行動していかない限りは解決できません。
何か配慮をしてもらえないか制度や学則を調べたり、大学側や周囲の人にサポートを頼んでみたりと、障害や病気があっても「自分から」動く必要があるのだと思いました。(たとえ配慮やサポートをしてもらえても、自力で頑張らないといけない面が多いのですが)
ちなみに
私の学年で留年した人が多かったからなのか、この漫画を卒制として提出したせいなのかはわかりませんが、研究室の対応が以前よりも優しくなったそうです。
実際、この漫画を読んだ研究室の方から、「自分たちも自分の対応が良いのか悪いのか分からないので、こうして描いてもらえて初めていろいろと分かったことがある」みたいに言っていただけたので、私の描いた漫画も誰かの役に立てたのかもしれないなあと実感しました。
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次回はうつ病と人間関係のお話です。
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