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うつ病になり、休学するか頑張り続けるか悩んだ話 ー 美大うつ

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前回の話→「外向型と内向型の話

今回からは「うつ美大生」第2シーズンという感じで、前回までのうつ病についての基礎知識的な話から、私個人の経験したエピソードについてフォーカスしたお話になっていきます。

私がうつ病を通して経験したことや考えたことを描いていったエピソードという感じで、生きづらかった私が少しだけ生きやすくなった考え方などをまとめました。よろしければ今後とも見ていただけたら嬉しいです。

今回は大学を休学するか悩んだお話でした。
私がうつ病になり授業に行くのを休んでいたのは6月頃からで、7月になり夏休みに入り、8月頃になって少しだけ回復してきたのが漫画冒頭です。

2ヶ月ほど大学を休んで少し調子はよくなってきていたのですが、やはり夏休み明けに大学に行くことを考えると憂鬱になってしまい、体が動きませんでした。

しかも、夏休み明けには卒制の中間発表があったため、単位をとるためにもどうしても何かしら作品を作らねばならないのですが、何も描けない描きたくない・アイデアが浮かばないという状況でした。

そんな何もできない状況で毎日が過ぎていき、夏休みの最終日が近づいてくるので、毎日心が休まりませんでした。

完璧に後悔のない選択肢なんてない

頑張って作品を作り大学に復帰し卒業を目指すか、休学するべきか、本当に毎日悩み続けていたため、中学からの仲である親友に悩みを打ち明けました。

そこで漫画内の「どっちも地獄であることに変わりないなら、今の自分にとって相性のいい地獄を選べばよい」と言われ、目から鱗がポロっと落ちる感覚になりました。

私はずっと「将来的に考えたら頑張って卒業を目指すべきだけど、作品が作れないし休みたい、でもそれだと内定も取り消しだし…」と、常に未来のことを考えると休学はダメだ、という風に考えてしまっていたんですよね。

でも、たとえ頑張って卒業を目指したところで、途中でバテてしまっていた可能性だってあるし、内定した会社に入ったところでうつ病が悪化していたかもしれない。

結局のところ、後悔のない選択肢をとろうとしたところで、完璧に後悔のない選択肢なんてものは存在しないのだと気づきました。

私がそのあと選んだのは休学という選択肢でしたが、ときどきこっちの道で良かったのかな、と思う日もありますが、今ではこっちの道を選んで良かったのだと本当に思えます。

休学しなかったら、もしかしたら途中でバテて中退していたかもしれないし、この漫画は描けなかったかもしれないし、留年後に出会った学科の子とは友達にならなかっただろうし、今こんなにのんびり創作活動ができていなかっただろうし…といろいろ思うからです。
だから、総合的に見てこちらの道を選べて良かったと思います。

この道を選ばせてくれた家族には本当に感謝の年が強く、理解のある両親と友人を持てたことは、あの頃の私にとって唯一の救いでした。

これを見てる方の中には、大学に行くことが辛くて休みたい、やめたいと思っている方がいるかもしれません。いろんな事情があって、そういう選択をとることをためらっているかもしれません。

でも、やめたら終わりだ、ではなく、やめたら何ができるか、ということを考えてみてください。今は大学のせいで出来なくなっている様々なことも、もしかしたらやめることで、新しい道がみえてくるかもしれません。

簡単に決められることではありませんし、いつかどこかで後悔する日もくるかもしれません。でも、”今”のあなたがよく考えて、自分の心に添って選んだことなら、その選択は間違いなんかじゃありません。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。いつもイイねやフォローをありがとうございます。よろしければ、またイイねやフォロー、他SNSでの共有等よろしくお願いします。

次回は大学に病気のことを相談してみたときのお話です。


蛇足

最近、never young beachというバンドの曲ばかり聴いているのですが、その中の『Let's do fun』という曲にこんな歌詞があるんですよね。

あっちの方は 業火の地獄
こっちの方は 氷の地獄
鼻歌まじり ちょいと行こうぜ
しゃくしゃく余裕で運命の方へ
だから 意味なんか探すな あったらすぐさま チョップで撃退
お腹が減ったら すぐさま食べるぜ Let's do fun

なんか、今回の漫画で友人に言われた、どっちの地獄にも〜って言葉が自分の中で心に残っているので、歌詞の中で出てくる二種類の地獄ってワードとか、深く考えずに運命のままに進むって感じとか、やることについ意味を求めてしまいがちな私には「意味なんて探すな」って歌詞とかにすごい共感してしまうところがあって、この歌がすごく大好きになりました。

あと、激しい曲調の歌が聴くのが疲れるので、ゆったりとした曲調と優しい声で歌ってくれるこのバンドがすごく今の気分に合ってるんですよね…

他の曲もいいものばかりなので、とてもオススメのバンドです!
蛇足にお付き合いくださりありがとうございました。

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