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春休みイースターソレント旅行4日間の旅前編

こんにちは。今回は少し前になりますが今年の春のイースター休暇にイタリアのナポリの近くのソレントに行ったのでその時の記録を書こうと思います。今回は前編です。


コンセプト

元々は正月に一時帰省した時に、テレビで流れていたアルベロベッロの風景が気になったのが始まりでした。イタリアには実はローマしか行ったことがなく、ローマはとても都会で観光地であり、個人的には少し苦手だなという思い出がありました。それ以降なんとなくイタリアは敬遠していたのですが、アルベロベッロの景色はとても落ち着いており、南イタリアは治安の面で少し不安があったのですが行ってみることにしました。調べてみたところ、アクセスと日程の面でアルベロベッロは少し今回は難しかったため、より行きやすいナポリ近郊に、そしてカプリ島やアマルフィ海岸、ポンペイに行きたかったことからそれらにアクセスの良いソレントを拠点とすることにしました。
今回の旅のコンセプトは、南イタリアということで美味しいものを食べること、そしてイースターということでまだスイスでは三寒四温の季節だったのですが地中海沿岸であれば暖かいはずなので、バカンス気分を先取りしようということでした。

旅程

1日目 ソレント着
2日目 カプリ島
3日目 ポジターノ
4日目 ポンペイ、帰国

1日目-ソレント到着

チューリッヒから昼過ぎの飛行機でナポリへ向かいます。イースターは大抵保安検査がとても混んでいるのですが、飛行機が昼過ぎということもあってかスムーズで、少し暇になるほどでした。
機内では、イースターということもありチョコレートはリンツのうさぎの形をしたチョコレートでした。こういうのが嬉しいです。
多少の遅延もありましたがナポリの空港に無事に到着。ここからはバスでナポリの駅に向かいます。Alibusというバスがあり、チケット券売機でチケットを買おうとしたのですが、前の人が何やら手間取っています。手間取っていた挙句に諦めて去っていきました。私たちも使ってみますが、デビットカードが認識されません。なるほど、支払いができなくて使えないのですね。他の券売機を探してみますが、なさそうです。さて困った、と言いたいところですが、今はバスのチケットをスマホで買うことができます。よかったよかった。ちなみに、バス停に向かう途中では、
「バスのチケットないならタクシー乗らない?」
とたくさんのタクシーの運転手さんたちが待ち構えていました。買っておいてよかった。

ナポリの駅からは、ソレントまで電車で向かいます。時間は50分ほど。さて、ここでちょっとしたトラブルが。地上階には大きなターミナルがあり、そこの券売機でソレント行きのチケットを買いたかったのですが、行き先にソレントが見当たりません。有人のチケットオフィスで聞いてみたところ、ソレント行きの電車はここではない、ということ。地下から発車するようです。日本でいうJRと私鉄のような感じなのでしょうか?地下に向かって券売機でソレント行きを買いましょう。ところが、地下の券売機にもソレントが見当たりません。ここで少し途方に暮れましたが、インフォメーションセンターに行くと、そこには張り紙が。
「ソレント行きのチケットは有人のチケットオフィスで買ってね!→」
ということでさらに地下を歩き、ようやくソレント行きのチケットを買うことができました。ナポリ-ソレントの電車は30分に一本あるのですが、チケットを買うのに手間取り、乗りたかった電車には間に合わなかったため少し暇に。駅構内を物色します。小腹が空いていたのでパン屋さんを物色します。Eccellenze della Costieraというところですが、普段見ないようなパンがたくさんあって旅行気分を味わうことができました。またお花をあしらった包装もかわいい!パン自体は少し甘めで、イタリアを感じました。


かわいい包装のパンたち

さて、ソレント到着は17時過ぎ。ひとまずホテルに向かいます。今回のホテルはSorrento Apartmentsというところ。3泊で2人で500ユーロくらいでした。朝食のビュッフェも小さいですが美味しく、宿も綺麗で窓から海が見え、部屋でもちょっと飲み食いできるような感じで良いところでした。

さて、荷物を置いたところでソレントの街に繰り出します。翌日からサマータイムということもあり、まだ日が暮れるのはとても早いです。海辺を散策しているとあっという間に暗くなってしまいました。

海辺の夜

晩御飯はDa Giginoというところで、ひとまずはピザ食べたいよね!ということでピザを。それまでは日本ではローマ風のピザ、いわゆる生地の薄いピザの方が好きだったのですが、ここで本場のナポリ風のピザを食べて、これも美味しいな、と初めて思うようになりました。そして、頼んだリゾットも、白ワインもとても美味しかったです。

ナポリ風のピザとリゾット

2日目 カプリ島


ホテルのビュッフェ


2日目はカプリ島へ向かいます。カプリ島に向かう船はいくつかの会社があるのですが、今回は行きはNLGという会社をチョイス。ネットでチケットを買っておいたのですが、なんでも港でチケットを受け取らなくてはならないようで、港のチケット売り場に寄ります。するとそこには長蛇の列が。これ間に合うのかな、と不安になっていると、受付のお姉さんが'Online reservation?'と叫んでいます。行ってみると、一瞬でチケットを発券してくれました。ネットで買っておいてよかった……。
その後は30分ほど船に揺られてカプリ島へ。波は少し高く、短かったからよかったものの少し酔いそうになりました。

カプリ島の港付近

カプリ島の港は、南の島という感じが満載でとてもいい雰囲気です。カラフルな建物と小さな船。人々のどこかゆっくりしているような気がします。
さて、カプリ島では青の洞窟などもありますが、今日は波が高そうだったのでひとまずは散歩をメインにすることに。
フニクラーに乗ればすぐですが、ゆっくりと徒歩でウンベルト広場を目指します。

ウンベルト広場から見下ろす港

その後はアウグスト庭園から海沿いを歩いていきます。


景色のよい崖

やはり少し風が強く、半袖では寒いので羽織るものがあって正解だなと感じます。まだ夏本番ではないので少し海の透明度は足りていないですが、それでも地中海と崖の組み合わせがとても綺麗でした。

さて、その後はカプリ島に戻り、大通りでランチ。このお店はGoogle Mapに書いてなかったのですが、とても美味しかったです。

ランチ

どちらも美味しかったのですが、トマトのパスタは、どちらかというとオイルベースにフレッシュなトマト、といった感じなのですがこのトマトがとても美味しく、ここまでシンプルで美味しいパスタは初めてだったかもしれません。

その後は、バスターミナルからアナカプリに向かいます。アナカプリでは、1人用のリフトに乗ってモンテ・ソラーロの山頂へ。この山頂、常にクラブミュージックが流れておりなんとなく陽気な雰囲気でした笑
ここから下りは歩いて降りたのですが、ここの風は特に強く、少し寒いほどでした。それでも、ちょっと違う植生の場所を歩くことができ、満足でした。ところでアナカプリからカプリに戻るバスは非常に混雑していて、乗れないこともあるほどでしたので、余裕を持って帰ることをお勧めします。ちなみにさらに私は帰りの船のチケットを間違えて翌日の日付けで買いましたが、無事に載せてもらえました。めでたしめでたし。

晩御飯は、Ristorante La Basilicaで。軽く済ませたのですが、ここのパスタも前菜もとても美味しかったです。ズッキーニの花のフリットと、アンコウとカラスミのパスタを食べたのですが、どちらもこれまでに食べたことのない美味しさでした。ズッキーニの花のフリットは昔ニースでも食べたことがあったのですが、そちらはもっと惣菜の天ぷらのような感じで気軽な美味しさだったのですが、ここは中にチーズが入っており、高級な感じで仕上がっていました。またアンコウとカラスミのパスタもソースがとても濃厚で、大変美味しかったです。この旅行中料理は全て満足していますが、もし一つだけ挙げるなら個人的にはここを選びたいです。

ズッキーニの花のフリットとアンコウとカラスミのパスタ

今回はここまでです。後編に移ります。


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