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春休みイースターソレント旅行4日間の旅後編

こんにちは。前回に引き続き、この春のソレント旅行を書いていきます。
前編はこちらから。


3日目 ポジターノ

3日目はポジターノに向かいます。ポジターノは、アマルフィの手前にある街です。本当はアマルフィまで行こうと思っていたのですが、バスで酔ったので途中で降りました。特にこの日は風が強くて船が出ておらず、バスが混雑していたこと、そして日光のいろは坂のような曲がりくねった道であることもあり、かなり酔う人は酔うと思います。

少し新鮮な空気を吸って休憩した後に、ビーチに向かいます。

ビーチの様子。波が高い。

4月の頭ですが、すでに海岸には水着の人たちもいて、皆ひと足さきに夏を感じたいのだなぁとしみじみしました。ただ波は相当に高いので。泳いでいる人はまだそこまで多くはなかったです。実際、時々信じられないような大きな波が打ちつけてきていました。
実を言うと、アマルフィ海岸については事前に調べているときに、景色がいい、という人と、熱海だ、と言っている人がいて、どうなんだろうと少し不安に思っていました。個人的な意見としては、熱海ではないかなと思います。もちろん小高い丘があり、ビーチがあり、柑橘類が名産で、少し建物が古めかしい、という特徴はありますが、食べ物然り、ビーチでの人の過ごし方然り、ここはイタリアで、そして何よりこの暖色の建物が自分は好きなので来てよかったなぁ、と思えました。

小高い丘から撮ったポジターノ。

酔ってしまったので食欲は少しなかったのですが、お昼はRistorante Brunoでソレントニョッキとプッタネスカをチョイス。プッタネスカもナポリのあたりの特産だと聞いていたので、ここで試すことができてよかったです。やはりプッタネスカのすごいところはほぼベジタリアン(もしかするとアンチョビは入っているかもしれないですが)でこれだけの旨みが出るところかな、というふうに感じます。素材がおいしい、という点においてイタリアンと和食は共通点があるのかもしれません。ちなみにここのレストランは外の席からの眺めがとてもよく、大変バカンスな気分を味わうことができました。

プッタネスカ

行きのバスが混雑により一本乗れなかったこと、ソレントに戻る船が出ていないことなどを鑑みて、少し早めにソレントに戻ります。帰りのバス停に向かう途中のProfumi di Positanoでレモンの石鹸を購入してからバスに乗ります。ここのレモンは大変フレッシュで良い香りがしました。使わないでずっと嗅いでいたいほどです。笑
ちなみに帰りのバスは自分たちが乗った後にまだ空きがあったのに満員と言われて次のバスを待つように言われていました。バスでアマルフィ海岸に向かう場合には余裕を持ったスケジューリングが大切だと再認識しました。

さて、ソレント最後の夕食はRistorante Museo Carusoで取りました。前日に予約したのですが、路地を入ったところにあるためかあまり人は多くなく、予約はなくてもよかったかもしれません。
ここでは前菜にタコ、パスタでジャガイモとウニのパスタを注文しました。

ソレント最後の晩餐

このレストランはMuseo Carusoとあるように、Carusoさんと、彼の音楽にフィーチャーしたお店で、常にいい感じの音楽が流れていました。また、図鑑のような大きさのワインリストがあるので、ワインが好きな方はいいかもしれません。ちなみにお店の人に、
「ワインが気に入らなかったらこのお姉さんの店員はアル中だから全部飲んでくれるよ」
と言われたり、イタリアらしい?気さくさを味わうこともできました。
ちなみに料理の味はもちろん美味しかったのですが、個人的にはジャガイモとウニのパスタが新発見でした。ジャガイモによってパスタソースにとろみが出ていて、よりコクが増している気がしました。

4日目 ポンペイ-帰国

最終日は、少し寝坊してしまってゆっくりとしたスタートになりました。
これまでの3日間はどちらかといえば晴れだったのですが、どうにも空に靄がかかっていて、そういうものなのかなぁと思っていたのですが、最終日になってようやく青空を見ることができました。

ホテルの窓から見た景色

晴れているとやはり全ての景色が数段階綺麗に見えますし、移ります。

ソレントの街並み。可愛らしい。好き。

最後に少し海辺を眺めたり、お土産を買ったりして、ソレントを後にします。ポンペイはソレントとナポリの間にあるため、ポンペイに寄ってから空港に帰る算段です。
ポンペイでは駅の2階で荷物を預けることができます。観光客に配慮されていますね。ちなみにこの荷物を預けるところでチケット買った方が入り口で買うより少し安かった記憶があります。なんでなんでしょう。

いわゆる飲み屋さんの跡らしい
ポンペイの街並み

さて、ポンペイですが正直この旅行の予約を取った後に近くにあるということを知ったくらいだったのですが、やはりこれだけ昔にここまで整った街並みがあるということに驚きました。メインの通りはきちんと馬車が通れるようになっており、馬車の車輪が通る場所を開けた歩道なども整備されています。それだけでなくいわゆる軽食屋さん?のようなものまであったりして、衛生環境を除けば相当豊かな街だったのではないかと感じさせてくれました。行ってよかったです。

少し悩んだのですが、早めに空港に行って空港で遅めのランチをしてから飛行機に乗ることにしたため、ポンペイは3時間ほどで撤収。もう少しいても楽しかったかなとは思いますが、雰囲気は満喫することができました。ちなみに、ナポリの空港にあるFratelli La Bufalaというお店で食べたマルゲリータも大変美味しかったです。市内で食べるのと同じクオリティの味がしました。揚げピザというのも頼んでみましたが、こちらは少し脂っこいかもしれません。

まとめ

今回の旅行ですが、何より良かったのはやはりご飯が美味しかったことです。入るお店のご飯がどれもとても美味しくて、大変満足しました。
それに、ソレント、ポジターノの街のかわいさ、海の綺麗さ、全てがヨーロッパのバカンスの場所で気分が上がりました。
3泊4日であったことから、今回の旅行ではナポリの街自体に行くことはできませんでしたので、ナポリも見たい場合には最終日にポンペイに朝から行って帰りにナポリを見に行くか、もう一日あってもいいかもしれません。
個人的にはイタリアの印象がとても良くなった、いい旅行でした。



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