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【北海道祭り紀行】 2023年夏行ってみて楽しかった祭り2選

今回の記事は今年の旅の思い出記事第二弾です。
道内の夏のイベントで私が参加したものは、大小合わせて5つ。
とにかく思い出作りに徹した2023年の夏でした。
それでは当時の記憶に遡ってみます。

前回の旅はこちらに


エピローグ

2023年8月は私の住む道内においても連日30℃越えの日々が続き、この近年でも異常な暑さとなっていました。また熱帯夜も例年なら2~3日程度(道内広いですので場所によりますが…)はありますが、今年はその倍以上だったと思います。
未だ扇風機で凌ぐ道民が多くいる中、クーラー設置は道内でも今後益々必要となると思います。

前置きはこれ位でそんな猛暑の中、年初めより決めていた目標があります。
それは今年は出来るだけ
道内の祭りに参加し良い思い出を作る】
でした。理由はあとで書きますね。

それでは2023年夏に出掛けた祭り2選を書いていきます。


北恵庭駐屯地創立73周年記念行事


陸自調査団より

おすすめポイント

自衛隊の戦車に興味ある人
特殊車両などが大好きな人
ミリタリ系好きな人
自衛隊の活動内容を知りたい人
などおすすめイベントです。是非行ってみては😊

それでは早速現地に赴きます。地図の囲い込み部分が目的地です。


グーグルマップより

体験レポート

これまで夏場の自衛隊関連のお祭りには行けず、広い道内には昔から多く国防・災害救助など担う駐屯地があります。そして個々の駐屯地には地域住民との交流の場として夏まつりなどのイベントを開催しています。

そんな中、今回私が北恵庭駐屯地を選んだのには理由があります。

それは【実走する戦車に乗ることが出来る
もちろん車内には入れませんが、実際戦車の特別席に試乗し施設内走行する体験が出来るからでした。

会場に到着するなり、けたたましい轟音や振動からの地鳴りが響ていました。イベントは午前中より始まっていましたが、到着は13時を過ぎていたので、会場内見学はやや急ぎ気味にしました。

はじめに観たのは展示していた車両のデモンストレーション。すでに多くの人垣が戦車の周りに出来ていますした。

90式戦車の旋回の様子です

よしぱら撮影

戦車ならではの旋回移動は直接見ると驚愕の一言です。
基地内の道路はコンクリート仕様。地面が揺れ、旋回時のけたたましい金属音、更にディーゼルエンジンが唸り出す轟音と黒煙の排ガスで頭がクラクラします😅


次は87式自走高射機関砲です

よしぱら撮影

砲塔後部にあるレーダーが持ち上がり、上空からの敵に対して迎撃する車両です。なめらかに各部位が可動するたび、観客からのどよめきと大きな歓声が上がりました。😁



最後は90式戦車回収車のデモンストレーションです。

よしぱら撮影

左の車両が90式戦車回収車で右が90式戦車。
中央に見えるけん引パーツが取り付けられた(装着は5分程度、とてもスムーズに行っていました)後、50t越えの車両をひっぱる訳ですが、装備設置作業が約10分弱程で終わり、日頃の訓練が光りましたねー😮

実際の車両牽引の様子、鉄の塊同士が動く姿はもはや圧巻でした。
そして改めて有事が行らないことを思うのでした。


それではお待ちかね戦車に乗るよー!!

各戦車のデモンストレーションを見終えると、時刻は14時を過ぎていました。この祭り15時終了なので、このままだと今回最大の目的である戦車の試乗に間に合わない。
他も見たかったですが、急いで試乗受付会場に向いました。


よしぱら撮影 体験試乗会場の様子

広い敷地のため会場まで全速力でダッシュ。
現地到着、写真奥には90式戦車が見えます。左奥の建物側に写真で見えませんが96式装輪装甲車もありました。

受付終了間際、この後試乗します。(間に合って良かったです😅)

まずはヘルメットをかぶった後、2.3mの車体に試乗するため階段が備え付けられています。登ったら臨時のベンチシート(5名程座れるスペース)に座り発車を待ちます。

よしぱら撮影 写真に写っている隊員の後方に試乗用の座席があります

座席下がエンジンなので振動・ディーゼル臭・エンジンからの廃熱など直に伝わり、シートに取り付けてあった安全バー(ジェットコースターにある安全バーと同じ仕様)を握る手が次第に強くなります。

隊員からのスタート合図で轟音と共に走行します。


よしぱら撮影 別の時間 試乗中の様子

施設内のコース(およそ800m位でしょうか)を約3分位の走行。
この様な体験は道内ではきっと北恵庭駐屯地だけかと思います。
走行時の感想はキャタピラから繰り出す振動はものすごく揺れ、時速40Km位と思われる加速時の風圧はかなりのものでした。
これが最高速度70Kmで走行したらと想像したら、威圧感は半端ないのだと思います。

色々妄想している内に、あっと言う間に試乗は終わり、私も同行した妻も大変興奮していたのを思い出します。
もう一度乗ってみたかったのですが、丁度イベント終了のアナウンスが会場内から聞こえてきました。
今回試乗出来なかった96式装輪装甲車乗りたかったなー😔

来年はもっと早い時間からのイベント参加を誓うのでした。

プロローグ1

この祭りは道内各駐屯地の中でもかなり規模が大きいのかと感じました。
(繰り返しますが、実際戦車に試乗出来るのは道内ではここだけかと思います)
会場では直に隊員の方からの話を聴いたり、日頃知り得ない国防・災害救助などの活動について知る機会になりました。

あと今回は祭り開催時間切れで、食堂で自衛隊めしを食べることや売店でグッズを見れませんでしたが、こちらも次回以降の楽しみとしましょう。

本当に今の日本が有事でないため、今回の祭り気軽に参加出来て良かったです。施設内には資料館があります。
自衛隊のこれまでの歩みを知れ、隊員の方々の日頃より有事を想定した訓練には頭が下がりました。

本当にお疲れ様です。
彼らに心より感謝しイベントを後にするのでした。


夜高沼田あんどん祭り


夜高あんどん実行委員会・沼田町夜高あんどん保存会HPより

おすすめポイント

町一体がお祭り会場に そして見せますケンカあんどん!!

今回の場所は下の地図を参照して下さいね。囲っている場所が会場だと思います。

グーグルマップより

体験レポート

この日は雨予報が出ている中、私が現地に到着したのが8月25日(土曜日)16時過ぎでした。
幸い雨に当たることはなく祭りに参加します。

役場周辺の特設駐車所から祭り会場まで徒歩5分程。まずは腹ごなしで露店が集まる場所へ向かいます。


よしぱら撮影

JAきたいぶき会場
日が暮れようとしています。会場周辺には複数の飲食が出来る場所があり、会場ごとに様々な露店が10前後出店。特に気になったのがやはり地元沼田町や空知周辺の市町村の物産・食ブースでした。

よしぱら撮影 牛もつ煮込み500円

まず気になったのが牛もつ煮込み。地元産の牛もつ使用で臭みがなく食べやすかったです。この他牛串焼きなど500円前後の価格設定でリーズナブルにお腹一杯食べられました。

よしぱら撮影 このビジュアル!!😮

沼田町が出店する物産イベントなどでしか食べられない
幻の沼田黒毛和牛まん
600円 写真では伝わりにくいですが大振りで中身も一杯詰まっていて味はうましーでしたよ🤤

この他にも色々食べまくり、お腹が満たされたらお土産探し。
沼田町はトマトの産地で「トマトジュース」「ケチャップ」が有名です。現地では沼田産朝採れ野菜を購入。実際ミニトマトをその場で実食したら完全に果物レベル。とても甘く美味しかったです。


夕暮れから本番に向けて

お腹が満たされたところにお囃子や太鼓の音が聞こえてきます。それが下の写真です。

よしぱら撮影

【沼田太鼓巡行】
この様なトラックが数台町内を走り、各飲食ブースに来てはお囃子・太鼓演奏があり、祭りを盛り上げます。

よしぱら撮影

飲食ブースを離れあんどんの町内渡御(とぎょ)前の様子を撮影。
この写真より大小のあんどんに白いカバーを掛けた状態で待機しています。天気予報で雨予報が出ていたのでこの様な仕様なのでしょうか?

本番を前に一見参加者はリラックスしている様に見えましたが、あんどんによっては重さ5t高さ7mクラスもあるので、日が傾きにつれ緊張感が少しずつ伝わってきます。 


よしぱら撮影 渡御開始 

町内の認定こども園の園児・職員・ご家族の渡御が始まります。
前方の子供達の
「よいやさーぁ!」
と掛け声が可愛らしく、太鼓・笛の音が町内を響き渡る頃には日が落ちて祭りが盛り上がっていきます。

よしぱら撮影

あんどんに火が灯り、薄暗い屋外がほんのり照らされ祭りを引き立たせます。あんどん行脚が始まり町中がざわつき始め、見物していた私も次第にその姿に引き込まれます。


さて、この祭りの最大のポイントは
『ケンカ』です。

ケンカと聞くと穏やかでは無いのですが、日本には喧嘩祭りと称されるものが各地で開催されているようです。

飾山ばやし(角館祭り)秋田県仙北市9月7~9日
飯坂けんか祭り (福島県福島市10月第1土曜日を中心)
伏木曳山祭 (富山県高岡市5月の第3土曜日)
灘のけんか祭り (兵庫県姫路市松原八幡神社10月14~15日
新居浜太鼓祭り (愛媛県新居浜市10月16~18日
伊万里トンテントン祭り (佐賀県伊万里市10月19日の神殿祭にあわせた土曜日曜

ウィキペディアより

ところで、沼田町のケンカ祭りのルーツは、開拓者の沼田氏の故郷富山県小矢部市の祭りが由来だそうです。
北海道は移住者が全国から来ていますので、その移住者の故郷の風習・祭りなどが今なお継承されています。


よしぱら撮影

日もすっかり落ちて夜の闇があんどんの幽玄さが引き立ちます。あんどんには仕掛けがあり、龍型のものはその口から煙を噴射します。

よしぱら撮影

次の瞬間
あんどん(山車)に乗って立っている方の横に見えるもやのようなのが白煙は実際直に見ると迫力あります。
更に太鼓・お囃子そして掛け声の相乗効果、これぞ祭りと言わんばかりに鳴り響き観ている者達の心を揺さぶります。


いよいよケンカが始まります!!


よしぱら撮影 JR沼田駅前特設会場にて

会場は太鼓・お囃子そして掛け声が鳴り響き、写真左右に写っている大型山車、両者双方にらみを利かしています。
観客のドキドキ感は高まり、会場アナウンスからいよいよぶつかり合いもといケンカが始まります。


よしぱら撮影

5トンの巨漢が持ち上がると場内よりどよめきが沸き上がり、山車から噴き出す白煙と地鳴りのような鈍い音は、体に容赦なく振動として伝わってきます。


よしぱら撮影

はじめに仕掛けるのは左側の山車。右側の山車正面にある大きなあんどんに突進し巨体をぶつけてきます。
『どすん どすん どすん…』と何度も大きく壊れる音が響きます。

よしぱら撮影 左の山車が右の山車のあんどんを押しつぶした瞬間

白煙が出て場は大いに盛り上がります!!
この後あんどんが壊れるまで何度も押しつぶします。


よしぱら撮影

右の山車のあんどんが完全に押しつぶされラウンド1終了
大きな歓声・拍手が鳴り響きます。

この後ラウンド2が始まります。
今度は右側の山車が新しいあんどんを取り付けて左の山車を攻撃。
正面のあんどんを壊すまでケンカは続きます。


プロローグ2

祭りのケンカ会場は2か所。時間差で開催されているようでした。
今年初めてこの祭りに行き、道内でこの様なエキサイティングな祭りがあるのは知っていましたが、TVなどの映像とは違いリアルはやはり臨場感が違います。町全体大いに盛り上がっていて、老いも若きも男も女も祭り一色、一体感が大変心地良かったです。

今この祭りの記事を書いているのは2023年12月31日。
あと数時間で今年が終ります。

違う記事にも何度も書きましたが、今年はとにかく旅に出掛けました。
それは思い出作りのため。そして自分の節目の年にしたかったからです。
人生50年を過ぎるとこれから訪れるであろう、人生の後半戦に向けて様々な考えが浮かぶかと思います。

子育て終了
親の介護
自身の健康問題
仕事、人間関係など

私も60歳を見据えて転職します。
日本の平均寿命は80代後半まで延び、そのうち健康寿命は70代半ば。この差約10年が何を意味するか?
これまで介護職として人生の多くの時間を費やし、様々な人達の生き様を目の当たりにしてきて考えました。

その答えの一つが旅に行くことでした。

道内をはじめ、東北、関東、九州と周った一年。これほど旅をした年は何年振りでしょうか?
それぞれの場所で良い思い出が出来ました。

人生を旅と例える人もいますが、私もそう思う一人です。

これからどれだけ旅に出掛けられるか分かりません。
けれど出来る限りまだ見ぬ世界に行きたいと思う
年の瀬でした。

今年の記事はこれでおしまいです。
来年は新たな環境でマイペースに生きているでしょう😃
素敵な一年になるように今を大切にして、健康に気を付けてぼちぼち行動しています。

この記事を読んで頂いた方の来年が素晴らしい年になるよう
お祈りして終わります。

ありがとうございました。
次の記事で会いましょう。












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