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言葉の花束ーアキの詩集No.16

1.「障害は不幸せか?」

知的や精神
あるいは
身体的に
健常とはいえない人達がいる

その人達は
普通にこなすことが出来ないことが
多いかもしれない

けれども
道具を使ったり
人の助けや配慮を得れば
出来ることもある

全てカバーすることは出来なくても
人並みとは言えなくても
出来ることは
ある

出来ないことも
確かにあるけれど

それが
不幸につながるかと言えば
そうとは限らない

当人の捉え方や
周囲の環境
人間関係によっては

それなりに
幸せに生きている人達もいる

何らかの助けなしには生きられない
そういう人達は

だからこそ
支え合い助け合うことの
ありがたさや
大切さを
その身を通して
学んで知っている

障害
イコール
不幸せ
可哀想

そういう偏見や差別は
どうして生まれるか?

当事者達への
知識や理解が足りないこと

つまり
浅はかさから
生まれていると
私は思う

それならば
もっと
彼らについて知っていこう
もっと
関わっていこうとすれば

偏見や差別は
少しずつ減っていくのでは?

そう思う



2.「久々の打ち上げ花火」

ひゅー
どん!どん!

何年ぶりの
打ち上げ花火かしら?

夜空に
パッと花開く
きらめく色とりどりの
花火達を

心地の良い夜風に当り
美しい虫たちの声に耳を澄ませながら

こうして
眺めることが出来た

世間はまだ
落ち着いていないから
花火なんて今年もないかと思っていたけれど

再び夜空に
花火が打ち上がったのは

きっと
今を必死に生き抜こうとする
私たちへ
エールを送るためだったのだと
しみじみと思った

しっかり
目に焼き付けて
ちゃんと
受け取ったよ

ありがとう
エールを届けてくれて



3.「幸せな心とそうではない心」

ささやかでも

幸せを感じ

それに感謝しながら生きている人


自分と関わる人達から受ける

思いやりや心配りに感謝し

言葉や行動でそれを返している人


そういう人の心は

安定していて

とても幸せな心をしている


一方

そうでなはない人の心は

常に不安定で

色んな事に対し怒りをぶつけてしまう


つまり

幸せじゃないから

怒ってばかりいる

不平不満ばかりこぼす



4.「銃声ではなく歓声を」

私はいつも
家族や友人
色んな人達の笑顔に
取り囲まれている

聞こえてくるのはいつも
人々の生きる
歓びの声

しかし
そうではない人達もいる

聞こえてくるのは
人々の歓声ではなく

暴力を振りかざす人々の
怒声や銃声だったり

その暴力に怯え
逃げ惑う人々の
泣き声だったり

平和がそこになく
安心して日々を過ごせない

明日が無事に生きられる
保障もない中
必死に命を繋いで生きている人達がいる

ニュースを通して見られる
彼らの顔には
笑顔がない

険しい顔で
こちらを覗っている

衣食住が安定するのももちろんだけど

当たり前のように
銃声が聞こえてこない

当たり前のように
暴力が人々を支配しない
暴力が人々を苦しめない

そんな環境になれば

彼らは
自然と笑顔になってくれるのに

銃声ではなく
歓声が聞こえてきて欲しい

そのために
出来ることは?

まずは
その事実から
目を背けないこと

そして
今ある自分の幸せに感謝して

彼らの幸せを
心から願うこと

それくらいしか出来ない

けれども

そこから
平和の輪が広がっていくと
私は信じている



5.「むく猫」

純真無垢な
私の
むく猫

見ているだけで
癒やされる

そのふわふわの体を
撫でるだけで
安らげる

本当に
お転婆さんで

しょっちゅう
悪戯ばかりするけれど

その仕草が
可愛くて

その仕草に
悪意がなく

本当に
「無垢なる猫」だから

「もう~」と言いながらも
顔をほころばせて
頭や体を撫で回し

ついつい
許してしまう私

あぁ
このむく猫め

また
パソコンの上を歩いて!

もう
可愛いんだから



6.「自分の人生を生きる権利と責任」

あなたには

自分の人生を
自分で開拓し

自分を幸せにする
「責任」があるよ

そう
言われた


つまり

自分の道を
自分で決めて
突き進み

その過程で
幸せを掴んでいく
権利があり

そこに
自己責任が
発生する


その責任は
重いだろうけれど

自分の人生を
生きる権利を行使するために
必要ならば

喜んで
その重荷を
背負いたい



7.最後に(詩の解説)

1.の詩は哲学的な詩です。

2.の詩は

最近、私の住む地区で打ち上げ花火があって

その時に思ったことを綴りました。

3.の詩も哲学的な詩です。

4.の詩は

タリバン政権から逃れるため

国外退去を望むアフガニスタンの人々が殺到しているニュースを目にして

思ったことを綴りました。

5.の詩は

我が家の愛猫(ココ ♀、シマ ♀)に対するラブポエムです。

6.の詩については

「自分の人生を生きて幸せになる権利があなたにはあるよ」
「もちろん、そこには責任が生じるよ」的なことを
職場の同僚の男性に言われました。

とても心に刺さる言葉でしたので
自分なりにまとめて詩にしました。


今回はこの辺で!

お読み下さりありがとうございます(^^)/

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