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言葉の花束ーアキの詩集No.24

1.「私は火であり水である」

私は
やると決めたことは
必ずやり遂げる

その勢いは
燃え盛る火のよう

戦士のような闘志を燃やし
ミッションをコンプリートする

悪しき慣習や汚れた思想に対し
真向から対峙するとき
火のような勢いで挑むこともあるが

勢いにただ任せることなく
常に客観的に己を統制し
水のように柔軟に対処し
出来る限り緩やかに穏便に
浄化を図ろうと試みる

私は
個を出して
火のように突き進むが

その勢いで
秩序や他者を傷つけないよう
出来る限り守るように心がける
水のような包容力を持って

火の勢いで
己の色の輝きを放ちつつ

かつ
水のように
周囲、環境に合わせて
何色にも変化し

色んな色を足しては引いて
それを繰り返して
どんどん己の色の輝きを増していく

私は火であり
水である

この二面性を
上手く扱い

熱すぎず
冷めすぎない
バランスの良い生き方を
極めていきたい



2.「たまにはよそ見をしていい」

今日は見事な秋晴れ

車を走らせ
何気なく
青空に浮かぶ雲を眺めた

じっと見ていると
ゆっくりと
雲が流れていくのが分かる

じっと見ていないと
その流れは分からない

それくらい
ゆっくりとしていて
でも
ちゃんと流れている


私の心も
たまには
このくらいのスピードで
ゆっくり動けばいいのに

常に
この車みたいに
ビューンとかっ飛ばして
あれもこれも対処しているけれど

それほど
急がなくていいときは

ほら
空の雲をじっと眺めて
その流れを感じてみようよ

そう
そのくらいのスピードで
いいんだよ

オフの時ぐらい
雲の流れていくスピードで
いいんだよ

ゆっくりでも
確実に進んでいる
そのくらいの歩みでいい

ほら
雲の流れを感じてみて

自然はこんなにも雄大で美しい

美しいものを
美しいと感じる余裕が
心に潤いとエネルギーをもたらしてくれる

たまには
注意をそらして
よそ見をしていい

何気なくスルーしていた
美しいものに気づくことが出来るから



3.「あなたにはこの空はどう見える?」

あなたの見ている空は

青く澄み渡っていますか?

それとも

空気が淀んでいて汚いですか?

人によって
また
その時の心の状態によっても

同じ空を見ていたとしても
違ってみるのは
不思議ですね

美しいものを見ようと思えば
または
心が美しければ

その対象は美しく感じるし

その逆も然りです

要は
捉え方と
心の状態によって
対象の価値が変わってくる

また
今までの人生経験で
何を見て感じてきたかによっても
見え方は違ってくるでしょう

美しいか汚いか

その価値というものは
それを見る人の心と人生を
表しているとも言えますね



4.「有明の月」

ふと
空を見上げれば
君がいた

澄み渡る青空の
白雲に紛れて
ひっそりと

千切れた雲に
似せているけれど

ちゃんと君だと
分かったよ

夜空を照らす
淡い光の君は

昼間にも
ちょこんと空に
顔を出すなんて
どうしてだい?

お日様の光を受けて
夜空にて輝く君は

自分を美しく魅せてくれる
お日様に
いつしか恋するようになって

日中でさえも
空に出るようになったんだね

白雲の振りをして
こっそりと
お日様を覗き見するようになったんだ

遠くからでも
眺めていたい

そんな淡い恋心が
青空にて
白くぽっと
空に浮かんで見えている



5.「魔性の虫」

貴女の脚は
毒々しい色をしていて
気味が悪い

けれども
よく見れば
細長くて
艶めかしい
美しい脚をしているわね

美脚というのかしら?
その妖艶な肢体に魅せられて
つい、思ってしまったわ

あぁ
貴女の巣に絡まり
その美しい肢体に掴まれて
貴女の毒牙にかけられてもいいだなんて

そう思わせるほど
貴女は本当に魅力的

何て
罪な女なんでしょう?

そうやって
見る者の心をたぶらかして
散々もて遊んで楽しんだ挙げ句に
食べてしまう

それも
存分に味わって

何て
悪趣味な女なんでしょう?

魔性の女とは
貴女のことを言うのでしょうね

貴女にとって
餌食とは
己の食欲と愛欲を満たす遊び相手?
それとも玩具?

おそらくどちらもなんでしょうね

あぁ
何て怖い

魔性の虫
女郎蜘蛛よ



6.「笑い合える家族」

お風呂に入っている最中に
聞こえてくる
家族の笑い声

TV番組を見て
爆笑しているようだった

バランスの取れていない
不安定な家族関係だと思うけれど

それでも
笑い合える家族なんだ

だって
番組が面白いから笑うのも
あるんだろうけれど

楽しいことや
面白いことを
共有し合える仲だからこそ
笑い合えるんだと思うんだ

あぁ
私の家族は
幸せなんだ

そんな家族の元に生まれた
私は幸せだ

家族の笑い声を聞いて
微笑む私は
幸せな気持ちでいっぱいだ

私も
家族と幸せを
これからも
育んでいきたいと思った



7.「色んな人を尊敬出来る幸せ」

少し前の私は

人の悪いところばかり目に映って

色んな人を嫌いになっていたけれど


何だろう

今の私の周りには

優しくて

尊敬出来る

凄い人ばかりいるんだ


それだけ

他者や自分の良いところを

認めたり

受け入れたり出来るようになったからなんだよ


人を好きになったり

尊敬したり出来ることは

本当に幸せなことだね



8.「むき出しの感情は怖い」

自分の考えを
広く発信したい

何となくではなく
強い意志を持って
始めようと決心した

ツイッター

アカウントを作って
いざ出陣と
開始してみたら

どっと流れてきた
負のエネルギー

誹謗中傷が
直接書かれた文章は
その画面にはどこにも無かったけれど

それでも感じる
嫌な意味での
むき出しの感情

何でだろう?

いくつか
ツイートを読んでみると

何気ない
つぶやきを書いている

一見
無害そうに見えるけれど

多分
書き手の感情がそのまま
こもっているよね

良いものも
悪いものも

何かを見て聞いて
感じたことを

他人に見られることで
相手にどんな影響を与えるか
考えてツイートしている人って
どのくらいいるのかな?

対面で話すときは
思ったことや考えを
上手く研磨して
伝えている人がほとんどだと思うけれど

ツイートの場合
思ったことや考えを
原石のまま投稿しているというか

読み手に石をぶつけて
「さあ、私の想いを受け止めて」と
訴えているような
身勝手な感情を感じた

そのツイートは
誰かを不快にさせないか?という
配慮もなければ

そのツイートは
そのまま載せたら
あなた自身の品格を落とすという
恥じらいの意識もない

言い過ぎかもしれない
けれども

この人達相手に
私の伝えたいことをツイートして
何が伝わるのだろうか?

おそらく
誰も共感しないだろう

この人達に合わせる必要性が
どこにあるのだろうか?

字数制限もあるのだろうが
私とツイッターは
相性が悪いのは間違いない

それでも
自分の考えを
発信したいか?



9.「その時間の意味」

無駄と思える

時間にも

意味を見いだしたいし

意味を持たせたい


幸せと思える時間も

そうでない時間も

全て愛おしい


それぞれの時間が

紡いできた経験や思い出が

今の私に繋がっている


起こること全てに

意味がある


だからこそ

その意味を問いながら

ピースを埋め合わせて

どんなパズルが完成するか

想像して楽しみたい



10.最後に(詩の解説)

1.の詩

自分の生き方を火と水に例えて書き綴りました。

2.の詩

いつも忙しなく過ごしてしまう自分に宛てた日常詩です。

3.の詩

空など、身の回りにある物を見たときの印象が

心の状態やその人の人生経験を表している

ということを書いた哲学詩です。

4.の詩

有明の月を、太陽に淡い恋心を寄せる乙女として書いた

恋愛詩です。

5.の詩

女郎蜘蛛について自分が抱いた印象を書いた詩です。

女郎蜘蛛って
よく見ると、肢体が細長くて美しいなと感じるのです。
美脚ですね。
羨ましいです。

6.の詩

家族の日常について気付いた哲学詩です。

7.の詩

色んな人を尊敬出来ることに幸せを感じた心境を綴った詩です。

8.の詩

ツイッターを開始して

抱いた感情を率直に綴った詩です。

ツイッターをやっている人達
本当にすみません。
ただ、第6感が強すぎる私にとって
ツイッターから漂うエネルギーがあまりにも強烈すぎて
こんなことを思ってしまいました。

ツイッターを開始して2日目で

アカウント削除して

止めました。

それで良かったと思います。

何よりも、自分の心が大切です。

9.の詩

どんなことにも意味があって

どんな時間も

無駄なものはないと感じたことを綴った哲学詩です。



最後までお読み下さり

ありがとうございます!


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