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言葉の花束ーアキの詩集No.137


1.「私にとってのクリスマス」

小さい頃

クリスマスには
ツリーを飾り

大きな
ホールのケーキを買って

家族で
お祝いして過ごしたけれど

いつの間にか
ツリーを飾らなくなり

ケーキやチキンは
食べるけれど

そこまで
盛大にお祝いすることも
なくなってしまった

プレゼントを
誰かにあげたり
もらったりすることもなくなって

ちょっと
寂しい気もするけれど

いつも通り
大切な誰かと
普通に過ごす

それが
私にとっての
一番のプレゼントだから

クリスマスは
いつもの日常を
心から楽しむイベントとして

それなりに
楽しんでいるんだ


2.「幸せ過ぎる悩み」

うちの猫が
私が帰ってくると必ず

すりすりと
すり寄っては

甘えてきて
何も出来ない

猫に
愛され過ぎて
困ってしまうなんて

幸せ過ぎる
悩みだよ
まったく


3.「想い、言葉を紡ぐ」


想い
言葉を紡ぐことは

楽しくて
美しいから
好きだ

でも
その反面

浅ましくて
醜くて

ドロドロとした想いが
辛いのに
心地よくて

止まらないこともあるから
嫌いだ

人は
言葉を扱える

それは
ギフトでもあり
呪いでもある

どちらも
あるから

人生は
味わい深い

だから

想い
言葉を紡ぎ続けた先に

何があるのかを
知るために
生きていきたいんだ


4.「自然の美しさ」

冬の寒さが
徐々に増し

地面に
霜が降りて

薄化粧のように
うっすら
白くなっている

朝日に
照らされて

きらきらと
光る様が
美しくて

つい
見とれてしまったよ

どんな
宝石よりも

自然の放つ
美しさに
敵うものはない

着飾った
表面的な美しさよりも

自然体の
素朴な美しさに

私は
惹かれるんだ


5.「幸せに気付き感じること」

ふと
空を見上げれば

朝日が
雲に透けて

うっすら
虹色に
染まっていた

彩雲が
見られるなんて

幸運な
朝なんだろうか

いや
見られたことが

幸せということでは
ないかもね

幸せが
身近にあっても

キャッチしないと
幸せを感じられない

身の回りの
幸せに

気付いて
感じられること

それ自体が
幸せなんだ

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