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言葉の花束ーアキの詩集No.53


1.「私の心は空と同じ」

雨が
ザアザア
降って

雷が
ゴロゴロ
鳴って

天気が
荒れて

怖いなと
ブルブル
震えていたけれど

ほら
見てよ

いつの間にか
雨が上がって

お空が
にっこりと
笑っている

止まない
雨はない

雷も
いつか鎮まる

私の心も
空と同じ

だから
大丈夫だよ

ほら見て
空に
虹が架かっている

とても
綺麗だね

私の未来も
きっとこんな感じに
明るい

そう
神様が
教えてくれているんだ



2.「公園の散歩にて」

公園に満ちる
子供達の無邪気な
笑い声

我が子を愛おしむ
親たちの
温かな眼差し

のんびり
日向ぼっこをして
くつろぐ老夫婦

晴れた日の
空の下

平和で穏やかな
日常が
営まれている

その公園の
自然達も共鳴して

小川のせせらぎや
噴水のしぶき

風に吹かれて
そよそよと囁く
草木の声

池の中の
鯉も
蓮やあやめなど
花々も

みんな
のどかで

時間の流れが
ゆったりと
のんびりとしている

忙しない日常を忘れ
存分に
自然の美しさや
楽しさや喜びを
味わえば良い

そんなことを
この公園の自然に
言われているような気がした

私も
きつすぎるほど結んだ
心の緊張を紐解いて

暖かな日差しを
心から感じて

人々や自然から放たれる
ポジティブなエネルギーを受け取り

生きる力を
再び蓄えることが
出来たようだ



3.「父と娘の夕食作り」

父と娘
一緒に
夕食作り

今晩は
トマトの冷菜に

たらの
バジル焼きに

冷や奴に

サヤエンドウの
味噌汁

娘は
トマトに豆腐を
担当し

父は
サヤエンドウの
さやを剥いて

魚を焼く

何をしたら良いか
言われなくても
お互いに分かっているから

さっと役割分担して
せっせとこさえる

途中
娘は父に足を踏まれ
怒ったら

父は
ふざけて
踏み返して
ケラケラ笑う

娘も
怒りながら
笑っている

そんな風に
ふざけ合う内に
ご飯が出来た

赤と白と緑と
うん
彩りが良い

「今日も
ご飯が美味しいね」

父と娘の
夕食作りは
この一言で
終結する

それを
毎日繰り返す

その日々が
本当に
たまらない

ご飯が美味しいのはね

父の腕が良くて
愛情がこもっていて

何より
父と娘が
一緒に楽しく作ったのが
料理に表れているからなんだよ

こんなやり取りが
ずっと続いてくれると
いいな

いつまでも
元気でいてね
お父さん

娘より



4.「猫のポニョポニョお腹」

疲れたとき
むかむか
イライラしたとき

可愛い愛猫の
ポニョポニョお腹に
ダイブして
顔を埋める

そうすると
一瞬にして
嫌なことが全て
嘘のように
消えてしまう

摩訶不思議!

最強の
癒しアイテム

猫の
ポニョポニョお腹

顔で感じる
猫の体温と
ゴロゴロ鳴る
喉の音

たまらないね

そんな私を
つぶらな瞳で見つめる
猫の顔

嫌がらずに
そっと受け入れてくれる
猫の態度も

何て

あぁ
何て

愛くるしいんだ!



5.「苦労を楽しむ」


取り組んでいることが
しんどくなっている

または
これから行おうとしていることを
上手くやれるか?
続けられるのだろうか?
不安に思っている

そういう
つまずきや
迷いがあるなら

考えてみて

それをやっているあなたは
その苦労を
思う存分

楽しんでいるか?

何かをやれば
必ず苦労を伴う

その苦労を
全てとは言えなくても
楽しむことが出来ているなら

それは
やる価値
続ける価値があるはずだよ



6.「子どものように」

子どものように

純粋に
喜びや
悲しみを
感じて

純粋に
物事を捉え

どうしてそうなのか?
常に
疑問を抱いて

その意味について
どんどん
追究していきたい



7.「結果より過程が大事」

外見
表面だけを気にしすぎて
中身を見ようとしない人が
実に多い

結果や結論ばかり注目して
それだけを真似して
自分は正しいというのも
正直愚かしい

見える部分よりも
大切なのは
中身だということに
なぜ気付かない?

とある賢者が
その結果や結論を出したのだから
それが絶対に正しいと
どうして言い切れる?

公式と回答ばかりに
目が行って

その問題を解いて
結論を出すと言う
過程を経験することを
怠っては

いつまで経っても
その正しさは
身につかない

形骸にとらわれるな

真実を追究せよ

答えを出すことは
結果論であり

重要なのは
結果を出す
「過程」を経験し
ものにすることが
大事なのだ



8.「元野良の愛猫」

うちの子になって
2年の
シマ

雨降る夜

父が雨戸を閉めに行った
ちょうどその時

家の敷地に
キジトラの猫がいた

シマと同じ柄で
シマとよく似ていたみたいで

他人のそら似
というわけでもなくて

何か
ピンとくるものがあったのか

玄関を隔てて
お互いを気にして
じっと座って
様子を伺っていた

もっと近くで
会わせてあげようと思って

シマを抱きかかえて
家を出たら

その野良猫は
さっとその場から去って
どこかへ行ってしまった

余計なことをしたかな?

多分
いや、間違いなく
シマの兄弟猫だと思う

あの時
シマを拾ってしまって
離ればなれにさせてしまった

その罪悪感は
ある

拾わなければ
シマは兄弟達やお母さんと共に
それなりに幸せに生きていたのかも知れない

今の生活は
シマにとって
幸せなのかな?

ただ
これだけは言える

シマが来てくれたおかげで
私達家族は
いっそう幸せになった

シマがやらかす
悪戯の数々に
困らされるのが楽しい

シマの
仕草一つ一つが
可愛らしくてたまらない

先住猫のココも
シマの面倒を見る内に
お姉ちゃんらしくなった

だから
シマが来てくれて
本当に良かったと思う

シマの兄弟猫と
つかの間の再会を果たして

外の世界に
戻りたくなっちゃったかな?

また
元の家族に
会いたくなっちゃったかな?


思考をぐるぐる巡らしていると

シマは
椅子の上ですやすや寝ている

いつもの定位置で
丸くなって落ち着いている

私の家は
ここだよと
言っているようだ

シマにとっても
自分の家はここだと思ってくれている

ならば
これからもずっと
私達家族の傍に
いてくれるかな?

いや
いてくれなくても
そっぽ向かれても

私は
シマの傍にいるよ

だって
シマの家族だから



9.最後に

最後までお楽しみ頂けたでしょうか?

今回も詩を盛りだくさん綴りました。

何かお気に召した作品があれば

幸いです。


最後までお読み下さり

ありがとうございます(^^)/


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