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センスのない私を変えたい

体育会系チャイルドマンです!
名前をマイルドにしました!

さて、本日は水野学著『センスは知識からはじまる』(2014,朝日新聞出版)を読んだ感想を書いていきます!


1.要約

「センスのよさ」を本書では

数値化できない事象のよし悪しを最適化する能力


としています。

「最適化」するためには判断する基準が必要です。その判断基準が「普通」ということです。
「普通」を見つけることでそこから良し悪しを「判断」、「普通」を上回っている場合にその人は「センスがよい」となります。

すべての仕事は価値を創造していくことで対価を得ています。
対価を得るためには、どのくらい価値があることなのか、という知識が必要です。これが「最適化」です。
つまり、過去に存在していたあらゆるものを知識として蓄えておかなければなりません。知識を蓄えていないと判断ができないからです。

多くの人から驚きを持って肯定されるもの、要するにみんなが「へぇ~」と思うものは、「ありそうでなかったもの」です。
iPhoneはその代表格です。スマートフォンという知っているものの延長線上にありながら、携帯電話なのにボタンがないという画期的な機能を掲載していたのです。またそれで音楽を聴いたり動画視聴もできた。
これはまさに「パソコン」と「タッチパネル」と「スマートフォン」という知識の掛け算です。

つまり、「ありそうでなかったもの」を生み出すためには知識が必要なのです。

「センス」とは知識にもとづいて予測することなのです。

「だれが」「どんなときに」「どんな場所で」使うのか、これを意識してアウトプットすることが重要です。
そのためには思い込みを捨てて客観情報を集める必要があります。
「センス」の最大の敵は思い込みであり、主観性なのです。


2.感想

本書は、ビジネスと関わってくるような知識を貯めるアプローチ方法や考え方、センスに関わる例などを取り上げながら、わかりやすく「センス」について述べてくれています。

「センスがない」「センスを磨きたい」「センスがわからない」って疑問をお持ちの方(ワイもですが・・・)は、「センス」とはおそらく感覚的なものをイメージしていたのだと思います。
その感覚は何がもとになっているのか。
これも本書の中に書かれているのですが、感覚は今までの自分の体験から成り立っているんですよね。
体験は主観的な知識です。当たり前のようなのに気づかなかった。
これもまた筆者の「センス」なのだと思います。

「センス」は知識から成り立っていると理解できたのであれば、どのような人でも「センス」を磨くことができます。
そのためにも、やるべきことは知識の獲得と整理、いつでもアウトプットできるようにしておかなければならない。

本書に書かれていました。

「センスを磨くには、センスを活用する技術を持つことも大切」


活用する技術は鍛錬していくことで磨かれます。だからアウトプットが大切なのです。
アウトプットをすることでPDCAが回りそれも知識として蓄えられるため、より知識が蓄積されていきます。

「センス」は他者の印象にも関わってきます。
ビジネスをしていくうえで、この印象がもたらすものはものすごく大きいです。
人は相手の印象によって相手の価値を判断する傾向にあります。
「センスがない」と判断されてしまえば、それだけで損失が生まれてしまいますね。

「センス」を磨く=知識を貯める

「センスがよい」と言われるためにも、自分の知識をどんどんアップデートしていきたいと思います。



ここまで読んでいただきありがとうございました!

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