【詩】 蚊帳の外から


後ろ向いて歩く

前を見れない
眩し過ぎて
暗過ぎて

手探りで進む
こんな世に
幸せそうに生きる人々

自分だけ
蚊帳の外に
置いてけぼり

でも
その人たちは
蚊帳の中から
出られない

僕たちは
自由に
どこへでも行ける

その事に
気づいたら
前を向けるようになった

風当たりは
確かに強い
目を開けられないほどに

だけど
新鮮な空気が
胸に吸い込まれた

懐かしい
新しいその風は
どこまでも
僕を歓迎してくれている
そんな気がした



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