反面教師
またまたカウンセラーの先生へのメールより。
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今回もいろいろと解説ありがとうございました。
「我慢することで自分を大切にしてもらう」
=「自分は重要な人間ではない」
ほんとにそうだったのだと思います。
だからあの家で暮らすことがとても苦しかったのだと思います。
母親のようになりたくないと反面教師にするのではなく、
新しいモデルを、その通りだと思います。
最近、母親がポリアモリーだった方の体験記を読みました。
「母親がポリアモリーだと子供がかわいそうだ、という意見があるが、
私は決してかわいそうではないし、
自分の自由に好きな人と楽しそうにしている母親を見て
自分も自由に生きていいのだと思えた。」
とありました。
これは、ポリアモリーをシングルマザーとか、LGBTQとか、
何に変えても同じだなと。
そして逆に私の母親はシングルでもなければ、
とてもきちんとした母親だったけれど、
その姿を「幸せそうじゃない」と感じた私は
こうなってしまったわけで。
ちなみに妹も結婚はしましたが、
子供は産んでないと思います(多分、連絡をとってないのでわかりませんが)し、
兄は結婚もしていません(多分仕事も)。
そもそも、妹も兄も精神疾患などで
普通の社会人としての生活も微妙ですし、
妹はわかりませんが、兄は幸せを実感して
生きてはいないと思います。
幸せの形は人それぞれだし、
親に役割があるとしたら、子供が自分自身で
幸せだと思える人生を切り拓けるように
育てることが一番かなと私は思うので、
母が「きちんと」育てたつもりが、
そうはならなかったということです。
ただ、先生もおっしゃるように、
母は母でそのときそのとき一生懸命やったと思うし、
その姿はちゃんと見てきましたから、
感謝と尊敬はしています。
だからこそ、この呪縛から逃れて、
私が幸せに生きることが、今の私にできる
母への恩返しだと思っています。
あと、私は回りから「恋多き女」と言われていて、
確かにちょこちょこ仲良くなる人はいますが、
あとから振り返ってみて、自分から恋愛的に好きだと思った人は
とても少なくて、あとは「人として」とか
「友達として」もしくは「相手から求められたから」
という感じがほとんどでした。
じゃあ、恋愛的に好きな人とそうでなかった人たちとの違いは
なんなんだろう、と自分で分析してみたところ、
「やさしくて大きなあったかい、頼りになる父親的な部分を持つ人」
「えらそうにせず、私や子供と同じ目線で
無邪気に遊べる面倒見のいい父親的な人」
これだな、と。
そしてこれは、自分の父親とは正反対なもので。
母のことを意識することが多かったですが、
やはり父親に関しても、反面教師的というか、
「こういうお父さんがよかったな」
「お父さんってこういうものじゃないの?」
っていう気持ちをずっと持っていたのだと思います。
だから好きになる人には、自分が父にしてもらえなかったような愛され方で
愛されたいし、
自分もそういう風に愛したいのだと思います。
正直、自分は父親に対して
あまり期待も愛情も感じてなかったので。
「こういう人」と諦めていたというか。
毎日一緒にご飯を食べていたし、
考え方などで影響は受けたけれど、
育ててくれたのは母一人、という感覚でした。
母のことも、父のことも、
反面教師的に思うようになってしまった自分が少し気の毒ですが、
完璧な親も完璧な人間もいない、
細かい部分を考えると、両親の尊敬する部分はもちろんあり、
自分に受け継がれて感謝している部分や
自分にも相手にも求めたいと思っている部分もあるので
(主に仕事面)
そこはそこで大事にしながら、前向きに
自分が幸せと思う道、人、人間関係を模索していきたいと思います。
こういうことについて考えていると改めて、
仕事でもプライベートでも、自分は
お互いのHappyをつないでいく生き方、仕事がしたいんだなと
感じます。
そのためにももっともっと貪欲に、
自分が幸せに生きることを模索していきたいと思います。
そのために不自由な信念は書き換えて。
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実は昨日、久々に脚が不自由なY君からラインが来て。
Hちゃんのことを話したら
「ねいちゃんは惚れっぽいからな。近くにいたら俺も惚れられてると思うもん、w」
って言われて。
ちょっと、ん?と思った。
確かに、彼とは性格の相性がいい。性癖は実際にはわからないけれど、多分悪くないだろう。
セックスが合うと急激に好きになるところはあるから、はっきりとは言えないけれど、私は多分彼と近くにいてしょっちゅう会ってても、彼を友達以上に(気持ちとして)感じることはないと思う。
それはなんでだろって考えたら、父親のことが出てきた。
Y君もとてもいい子だし、女子かってくらい話できるけど、女子止まりなんだよね。それは彼が(体のこともあるので仕方ないけれど)ずっと実家暮らしで、親に甘えた生活してて、生活的な自立心とか、父親的な大きさみたいなものを感じることはできないから。性格はいいと思うけど、安心して頼れるかというと、うーん、って感じ。
で、ダンサーTMさんとは性的な相性はあまりよくなかったし、付き合い方もよくなかったのになぜ惹かれたかというと、彼が自分の生徒に対する気持ちや付き合い方が、私が求める父親像そのものだったからだと思う。
ただ、彼の場合それが私に向くことはなく、逆に私に対しては普通以下、不誠実なものだったから、早めにそれを察知して、傷が浅いうちに終わりにできたけれど。
Kちゃんに対してもずっと友達的だったのも、彼が子供だったから。
でも農家Tさんに恋心を感じたのは、やはり、彼にもお父さん的な部分を感じたからだ。
隣県の変態Wさんとも恋愛的だったけど、なんか違うな、と思ったのは彼と私の関係が母と子、つまり彼が父親的ではなく、子供だったから。
こう考えるとすべてガテンがいく。
良くも悪くも、私はほんとに親からの影響をすごく受けているんだと、改めて実感した。
母親のようになりたくなくて、
父親のような人とは付き合いたくなくて。
でも先生も言うように、そこを嫌ったり反面教師的に思ったりすると、逆にそこにとらわれていつまでも幸せになれないから、反抗するのではなく、全く別の、新たなモデルを見つけて、そっちに向かって邁進する人生を送りたい。
父も母も、悪くない。
彼らは彼らなりに一生懸命だったのだもの。実の両親を責めても何の得にもならない。その血は確実に私に受け継がれているのだから。
とにかく私はチャレンジしたい。もっと幸せに生きたいから。
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