読書2『Fintech入門』2016年出版

2016年に出版された家計簿アプリで有名なマネーフォワードのお二方が著者の「Fintech入門」を読了しましたので感想などを書きたいと思います。

感想
•フィンテックのことは、ちらちら聞いていましたが、包括的に理解でき面白かったです。
•日本にも個人の資産運用活発化、決済の電子化が加速度的に進みそうだと感じました。個人的にも潮流を早めに理解して生活をより豊かにしたいです。
•文章の書き方が賢いなと思いました。俯瞰的で具定例もあり、読みやすかったです。

気になった点

•2008年のiPhone発売に始まり、スマホと通信技術の発展で自由な時間のほとんどをスマホで消費するようになった。具体例は銀行の窓口がATMに,切符がsuicaに取って代わった等。voicyを聞きながら文章を書くなどマルチタスクも可能になった。

•金融取引のオンライン化、オープンソフトウェア、クラウド、APIにより送金や取引などが革新的に変化していく。

•個人資産管理のスタートアップ企業は銀行等の大企業に買収される場合が多い。大企業は1から技術を作るのではなく企業を買収して時代の流れに素早く対応するようになった。

•クラウドの利点は災害やバグによるデータ消失の防止。そういう観点で考えたことがありませんでした。データ漏洩というデメリットばかり先行してメリットを意識していませんでした。

•ソーシャルレンディングやシェアエコノミーにより所有から共有、信用の見える化が起きている。マイクロクレジットが良い例。エアビーやウーバー、タイムズのカーシェアを思い浮かびます。最近は家具や服もシェアしようという試みがあったかと思います。

•小さいリーダと端末で決済。最近、小さいお店の会計でiPadに小さいリーダをつけて決済するのが多くなったのもフィンテックの技術。かんたんになったなと感じるとともにお店側も決済手数料が割安になるメリットがあると知りました。

•保険や不動産にもフィンテックの波が来ているようです。

どなたかの参考になれば幸いです。

この記事が参加している募集

#読書感想文

192,504件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?