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全国フリーランス共創コミュニティ「新しい働き方LAB by ランサーズ」 ~立ち上げから600日&1000日に向けて~


明けましておめでとうございます。もう360日くらい寝るとお正月ですね。うざいですね、根岸です。

全国フリーランス共創コミュニティ「新しい働き方LAB」を2019年4月10日に発足してから約600日が経過しました。様々な取り組みをしてきたので、今後の展望を含めて(なんとな~く)まとめてみます。

新しい働き方LABとは?

そもそも新しい働き方LABって何?ですよね。詳しくは下記リンクをご覧いただきたいのですが、ポイントだけおさらいします。

❶フリーランスによるフリーランスのための共創コミュニティ
❷「つながり、気づき、学び」をコンセプトに、個人がいろんな実験ができる場(LABだけに)
❸実行するのも、企画するのも、助け合うのもフリーランス。ランサーズじゃないので、フリーランス自身が自由にいろいろ試せる
❹実験を通じて、個人が安心してチャレンジできたり、チャレンジするから成長していける場
❺さらに、一緒に仕事をする仲間や、困ったときに助け合える仲間を増やしていく場
❻結果として、仕事の幅が広がったり、ネットワークが広がったりする場

600日経過してどうなった?

▼6人から5000人に
徳島、福島、茨城、大阪、群馬、東京(奥多摩)に住む、わずか6人からスタートした超小さなコミュニティでしたが、何かしら関わったことがある人は延べ5000人を超えました。人数が増えたらいいとは微塵も思ってないので、関係性や目的性のクオリティ重視でやってきましたが、それでも増えた。共感者が多かったからこそだと思うと、ありがたい限りです。感謝感謝。

▼カオスマップには登場するように
どなたかがまとめてくれるフリーランスや副業向けのカオスマップには名前を出していただけるようになりました

▼全国30名・17拠点に
コミュニティマネージャーも北海道から沖縄まで(海外もある)、総勢30名、17拠点になりました。オンラインネットワークだからこそ、逆にリアルの接点も大切なので、そういう意味で拠点の広がりは重要でした。気を付けたのは、人>エリア、を守ってきたこと。あの地域に拠点を置きたい、というのは一切無しにした。あくまで人が先。自分で言うのもなんだけど、コミュニティマネージャーは、全員ステキな人ばかりで、そういった人たちと出会えたことに感謝感謝。

余談だけど、オンライン前提時代になり、優秀の定義は変わったよね。オフライン前提時代のゲームで優秀と言われていた人でもそうでなくなったり、逆だったり。以下の差ね。
・仕事の仕方が、メンバーシップ型かプロジェクト型か
・失敗できるか、成功できると分かってからしかやらないか
・過去の成功体験を捨てられるか、捨てられないか
コミュニティマネージャーの皆さんは、プロジェクト型で失敗を恐れずチャレンジできて、過去に縛られない人ばかり

▼2日に1回のペースで、全国で何かが
コロナ前時点ですが、2日に1回のペースで、イベントやセミナーなど全国のどこかで何かの取り組みが行われるようになりました。ランサーズ社は何もしてないのに。サービスの価値を勝手に伝えてくれるし、逆にサービスの課題も率直にフィードバックくれる。会社が自前でイベントやったり、ユーザー調査しようと思ったら?と考えると、、、感謝感謝。

▼800人規模のイベントを開催し、テレビ放映も
大成功だった。フリーランスの集合体のパワーのすごさを実感しました。僕の中ではスーパーサイヤ人状態と同義です。感謝を通り越しました。フリーランスだけの力で、新しい働き方に特化した大規模イベントも。WBSに放映もされました。

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▼スキルアップ講座で、受講者の稼ぎが平均850%に
英知を集結した、ランサーズブートキャンプが拡大し、参加者の報酬は、参加前後で平均850%になりました。それを実現してくれたのはコミュニティマネージャーのみんなです。言わずもがな、僕はなーんにもしてません。

▼オンラインコミュニケーションのノウハウ
もともと場所にとらわれないためオンラインコミュニケーションのノウハウがありましたが、コロナでリアルな取り組みが難しくなりました。だからこそ、それぞれが持つオンラインコミュニケーションのノウハウがアップデートされ、結果、それ自体が仕事につながるようなレベルになりました。

このノウハウは、真似できる日本企業や組織ってないんじゃないかなぁって、控えめに思います。これは別途紹介しますね。それが広まったら、リアルは大切だけど ”リアルオンリー神話”を、良い意味でディスラプトできるんじゃないかなー。どうかなー。ってか、まぁ知らんわ。

▼コミュニティで、企業が受けるレベルの、けた違いの仕事も。
コミュニティの中で仕事を一緒に手掛けるギルドチームがいくつも生まれました。チームの規模は2人から30人とさまざま。単独個人ではなくチームなので、独りではムリだったり、「それってフツーは個人じゃなくて企業が受ける仕事でしょ」というレベルの仕事も発生しています(詳しく書きたいけど、守秘義務の都合上、やむなくざっくり)
※来年は3年目、緑のグラフの点線部分

図2

▼コミュニティがあることで、有名企業との絡みも
タイアップコンテストや特別プランの提供、そして仕事など。できる限り後述します。

取り組みの一部を紹介

これらの取り組みも一部です。志のあるいろんな人やチャレンジングな企業のご協力があって、たくさんの取り組みをさせていただきました。

余談だけど、大手企業って動きづらい、ってウソだと思ったし、確信めいた。ありがたいことに関わっていただいた大手企業の方々は、すごくアグレッシブで、チャレンジングで。とにかく、試行錯誤しながらも行動力がすごい。リスペクト。だから、企業規模によって難しくなるよね、はそうかもしれないけど、結局、想いの深さと行動力なんだと思う。そして、自分がもし大手企業にいたらできなさそうだから尊敬でしかない(ってか大手企業に採用されないけどね!)。いろんなスゴイ人と会話させてもらってるんだけど、例えば、アドビの里村さんは本当にすごい。敵わない。なんて言っていいか分からないけど、シンプルにかっちょいいんすよ。他にもたくさんいらっしゃるんだけど、ここに名前を紹介したいリスペクトできる人がいっぱいいるんだけど、書いていいのか分からなかったので。でも里村さんはなぜか出していい気がしたの、勝手に。もしご迷惑おかけしたらすみません。迷惑になったら消します。消えたら、僕が勝手に迷惑かけたと思ってください。

600日から1000日に向けて

改めて600日までの実績から、1000日までのポイントをまとめると…

・最初は6人で濃く。あえて、すぐにスケールしないカタチを選んだ。・そして最初は本当にスケールしなかったw 
・でも曲げずに粘った結果、強烈な絆が生まれて、スケールの兆しがみえた
・仲良しこよしだけでなく、けた違いの仕事も。来年はそれが200%になる見込みも見えてきた
・垂直立ち上げ=すぐ稼げる、にしなかったことで、ちゃんと稼げる、が増えた

というのが、現段階の結果です。・・・と記載すると、なんだか順調に発展したようにみえるかもしれませんが、そんなことはもちろんありません。順風満帆ではなく、失敗や混乱ももれなく発生しました。

前述したように最初は6名でした。その6名でスタートする前は、何かイベントを開いてたくさんきたらよいみたいな。いっぱいいるとコミュニティ風な。でも、何もつながりも生まれず、だから化学反応も起きず。ついつい垂直立ち上げしたくなるけど、その発想の時点で未来がない。という失敗を体験して、劇的なスモールスタートにして、しかもその後半年間で増やしたのは、あえて+9名のみ。しかも超厳選。
それでも拡大につれて課題も。コミュニティへの関わり方や期待のズレによる不満が勃発したり、リアルで顔を合わせる機会が少なくなることで信頼関係の濃さが薄まったり(それでも普通よりは濃いけど)

などなど。もっと他にもあるけど「人の感情・気持ち・想い」という部分が一番の混乱を生んでしまった。コミュニティづくりのしくじり先生、ってやったら見たい人いるのかな。しくじりならいくらでも話せそうだけど、それはまた今度別の機会に

反省点はたくさんあれど、未来もみえてきた。まだまだ全然途中だけど、コミュニティの調査データを参考にすると、まだまだ展望は大きいのよ。分かれ目は、長期目線でボラティリティがあっても、おそらく今後も考えて準備しても壁はあるだろうけど、継続するか否か。それだけ。

図1

ちなみに、いま、新しい働き方LABは2年目です。1000日目に差し掛かる3年目は、これまでの実績から今後の見込はみえていて、こうなります。(長い点線)。それ以降は今はさっぱり見えていません(細かい点線)が、調査データと、同じ傾向を描けるんじゃないかなぁーって。
現時点で億近くの仕事が、フリーランスコミュニティで生まれているから、それが10年後に100倍って、どんな世界なんだろうね。

そして、コミュニティは、
●あとで気づいて追いつくのは基本的にムリ。時間がかかるというか、時間をかけないといけない。垂直立ち上げは垂直衰退しかしないから。
●「モノ」ではなく「人」だから成功事例を模倣してもダメ。人は多様だから必ず個性的。誰がやるか、誰がいるか、で全然違うし、同じ人でも時間の経過とともに変化していくから。

最初にはじめて、失敗を繰り返しながら学んでアップデートしていくしかない。というのが600日の素朴な感想。つまり、壁ばっかりだし、これからも壁はあると思うw

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