地方製造業DX 売上5倍|売上をつくるDX-Case.1
こんにちは、根岸です。
2020年4月から始めた「地方×DXプロジェクト」。何を目指しているのか?何でやるのか?は、以下のプレスリリースとnoteをご覧いただけると嬉しいのですが、ざっくりいうと「ちゃんと事業再構築をすれば、日本には魅力的でさらに成長する企業が本当はたくさんある」ってことを広める活動です。
そんなプロジェクトですが、事例となるロールモデル(≒参考にしたら改革方法がみえてくる)が複数生まれてきました。
いろんなパターンがあるのですが、きちんと参考にできる形でオープンにしようと思い、「うちもやりたい!」と思ったら動ける受け皿もできた
ので、順次事例公開(≒できるだけ数字も暴露)していきます。
第一弾の事例は、日本三大秘境の宮崎県椎葉村にある「株式会社キャビア王国」です。
①どんな会社?
社名:株式会社キャビア王国
場所:宮崎県椎葉村(日本三大秘境)
事業:チョウザメの養殖、キャビアの製造販売
従業員:8名(社長含む)
URL:https://heike-caviar.jp/
②事業課題は?
養殖と製造は従業員がいるが、それ以外(営業、宣伝広報、事務作業、商品開発など)をすべて社長が手掛けており、社長のキャパシティが事業成長の限界となっていた。
③改革方針(戦略・体制)は?
「売上をつくるDX」プロジェクトの方針は、既存事業にかける経営者リソースを最小限にして、固定費をかけずに、既存事業の売上を伸ばす。と設定しました。
そのための体制を次のように変更しました。
④具体的に何して、どうなった?
◆事務作業:
新潟県在住の女性アシスタントがオンラインフリーランスチームに参画。顧客の問い合わせ対応、請求書や見積書の発行や手配など、これまで社長のケータイに来てしまい、即対応が求められる作業を代行。
◆営業:
香川県在住の女性プロ営業が、オンラインフリーランスチームに参画。これまで社長が電話営業していた分を代行。営業リスト作成から、新規電話まですべて手掛ける。事前に、社長から製品の概要説明を受け、顧客の質問に基本的には回答できる状態にした。
また、アポイントや見積り依頼を獲得したら、事務アシスタントの方と連携。社長を通さずに一連の業務を進めた。
◆制作・Webプロモーション
和歌山県在住のブランディングクリエイターがフリーランスチームに参画。会社の強みを引き出すプロモーション戦略立案から、そのためのクリエイティブ制作、プロモーション実施までをトータルで代行。社長が考える時間、社長が準備や実行をする時間を削減。
⑤気になる売上や利益は?
議論、施策実施の準備が9月までに完了し、10月から施策実行。施策実施以前と比較して、10月以降は右肩上がり。12月は2000万を突破(但し、キャビアという商材の特性上、12月はトレンドため、必ずしも施策のみの影響ではないことだけ注釈)
社長はSNSで、嬉しい悲鳴状態であることを発信した。
⑥まとめ&今後
既存事業の売上を5倍に。しかも社長の作業時間を50%削減。という結果に。
それにより社長は、広報ブランディングや新規の取り組みに時間をかけられるようになった。
広報ブランディングとして、大きなカンファレンスに登壇したり、メディアの取材を受けたり。また、新規の取り組みとして、新しい商品開発だけでなく、養殖管理のDX化も推進中。
最後に
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