面接の「何か質問ありますか?」で聞いたらいいこと
おはようございます。
今日は奥さんに一人時間をプレゼントなので、
チビたちと戯れながらスマホから記事を書いているねじおです。
これは…無理があるかな…。
さて、中途採用でも新卒面接でも、
面接の終盤には、「逆に質問ありますか?」「聞いておきたいことはありますか?」という逆質問タイムがやってきます。
そこにある意図と、人事目線で状況に合わせて聞いたほうが良いかな?と思っていることを書いてみます。
これから就活・転職活動に臨む際や、
仕事内容を変えたり、新しい環境に挑戦する方の仕事理解促進のお役に立てば幸いです。
●そもそも質問の意図は?
▲こんな態度の会社は…やめときなw
多少、新卒と中途では異なる部分がありますが、基本的には、現時点での仕事・会社への理解度や意欲、コミュニケーションを見ています。
・仕事/会社の理解度
仕事内容やどんな環境でどんな人と仕事をしていくかが選考の中で理解できているか。質問の意図や下地の情報から理解度を見ています。
・意欲
そもそも質問があるか、興味を持って自分がその仕事をするという目線で質問できているか、という点から自社への応募意欲を見ています。
・コミュニケーション
「何」を「どのように」質問してくるかは人となりや考えが出る部分です、そこを見ています。
こんな感じです。
特に新卒面接では、オンライン選考が主流になり、
会社や仕事の説明が出来ていない、理解度を高められていないと人事担当や会社側は感じています。(たぶん)
なので、不足している部分や、今後選考をお互い進めていくうえで、
相互理解を深めたい狙いもあります。
この辺りは3点目のコミュニケーションという意味でも判断だけでなく、不安をお互いに解消したいという意図があります。
なお、80%以上の人事担当が、
「聞かれて困る質問はない」と回答していますので、
よほど込み入った質問や限定的でプライベートな質問以外はなんでも大丈夫と思っていただいて相違ありません。
▲ワークポート調べ
●何を聞くといいの?
目的によって聞くべき内容は異なります。
個人的にも上記アンケートの通り、なんでも聞いてくれたらと思っています。
総じて、自分は●●だと考えている→だからここ教えて という質問の意図が見えると、相手も答えやすいのでオススメです。
①アピールしたい場合
就活本によく書いてあるのはこの方法。
やる気を見せて具体的な期間や時期、仕事の流れを確認するという方法です。
・1日でも早く独り立ちをして活躍したいと考えていますが、入社後はどの程度の期間・どのような流れで、実際の業務に携わるのでしょうか?
・ゆくゆくは●●のパートを担当したいと考えています、そのために努力や自己鍛錬は惜しみませんが、今の私のスキルや経歴から勉強しておいたほうが良いと思われることがあれば教えてください。
・御社で勤務する方々と協力して仕事に取り組んでいきたいと考えています。現場で大切にしている考えや職場ルールがあれば教えてください。
こんな感じ?
ただ、ゲーム会社では「人による」と返答が返ってきたりするので、その場合は一番出来る人だと~とか平均をとると~というように指標を加えると、目安がつかめます。
注意点は自己PRや自己紹介と相反する点をPRすると、
「あ、面接用の受け答えね…」と相手を冷めさることになるので、
自分のメッセージ性は一貫しておいたほうが良いです。
②仕事の要件を確認する
専門職の場合はこちらが重要。
募集要項や仕事情報には細かい開発環境や使用ツールまで書いてくれていないケースがあります。
その辺を、●●だと想定してますがあってますか?と確認しておくと、入社後のミスマッチが防げます。
・募集要項にサーバーはLinuxとありましたが、DBは何で組むことが多いでしょうか?
・使用ソフトにPhotoshopとありましたが、私はイラスト関係ではClipstudioをよく使用しています。もしイラスト業務が多くなる場合、パフォーマンスアップのためにツールを導入のご相談は可能ですか?
・現職ではチャットワークと Subversion をよく使用していたのですが、御社ではグループウェアやヴァージョン管理には何を使用されていますか?事前に見ておこうと思いまして。
こんな感じ?
入社後に勉強したらいいわーという事柄もありますが、
開発PCがいきなりWin→Macになってパニック!という事例もあったりするので、聞いておいて損はないです。
③ただ好印象を与えたい
2次面接・3次面接、人事面談と回数が多い選考形態をとる会社さんだと、
同じレイヤー(職責)に方に聞くことが無い場合もあります。
その時は、コミュニケーションがうまく成立していればいい、
という割り切った考えで面接の場をよくして終わるという方法。
・御社が中途入社者(新卒社員)に特に期待する点を教えてください
・ご縁があった場合、入社までに勉強しておいたほうが良いことや、知っておいたほうが良い技術があれば教えてください。
・私は御社のゲーム、●●の大ファンです。ぜひチャンスがあれば携わりたいと考えておりますので、もし可能であれば、●●の運用体制や人員構成などを差し支えない範囲で教えて頂けると嬉しいです。
こんな感じ?
相手との関係性にもよりますが、
「今日の面接の受け答え、失礼な内容やお答えの不足は有りませんでしたでしょうか?」
なども、謙虚で成長意欲が見せらるのでよい質問です。
●ダメな質問ってあるの?
昔、先輩の人事担当に、
「質問の第一声で休憩時間や休暇の内容、昼飯のことを聞いてくる奴はダメだ」
と教えてもらったことがあります。
なるほど、仕事とは関係ない質問が一発目だと、
「現時点で一番知りたいこと」が仕事をすること(仕事内容や仕事仲間、技術など)よりも、環境面に目が行っていると見えてしまいます。
「有給休暇は取りやすいですか?」
「残業はどの程度でしょうか?」
「社員食堂はうまいですか?」
もちろん知りたい項目かと思いますし、
有給や残業なく帰っていただくことは労働者の権利だと私も考えていますので、聞いていただいて構いません。
ただ、一発目に質問するのは好ましくないと思う面接官は多いと思われるのでご注意ください。
●まとめ
同じ目的の質問でも、自発的か外発的かによって大きく印象が変わるので、
この点は最後にお伝えしておきます。
A:「キャラクターモデラーをやりたいのですが、何年くらいでなれますか?」
B:「Mayaを4年勉強してきました。いきなりは難しいかもしれませんが、出来るだけ早く技術習得してお役に立てるよう努めます。新人の方はどのくらいで独り立ちしてモデラーとして活躍されていますか?」
▲Aは外発的、Bは自発的(内発的)動機が見えます。
クリエイティブ業界は自発的な意欲が大事な業界・業種が多いです。
これは、世にないものを生み出したり、多くの人・会社が関係しながら仕事が進むことが多く、トラブルや意思疎通でぶつかりが発生したりするので、待ちの姿勢では仕事が進みにくいからです。
この点が与えられるの待ち、指導してもらえるの待ち、という受け身な姿勢に見られると良い印象にはつながりません。
是非、その仕事に就くために、その仕事で活躍するために、
自分はどんな環境で誰と、どうやって仕事をしていくのか。
そういった目線で、面接に臨んでいただけると、
お互いに理解が深まり、よいコミュニケーションの場が形成できるかと思います。
オンライン面接の導入で、
面接・面談自体は楽に設定できるようになりましたが、
本当に聞きたいことや実際の仕事環境を見ることが出来なくなったのは大きなマイナスだとも感じています。
是非多くの方が納得のいく就職活動、転職活動を送れることを期待して、
結びとさせていただきます。
参考になれば幸いです!
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【過去記事】
人事的な記事⇒https://note.com/negikojyo/m/mb13243fd1754
中途採用の記事⇒https://note.com/negikojyo/m/m065b4610a93e
新卒採用の記事⇒https://note.com/negikojyo/m/m2326398a03cd
note/Twitterの記事⇒https://note.com/negikojyo/m/mdbb149c98460
その他雑記⇒https://note.com/negikojyo/m/m438046a9fda7
【ココナラ】
お仕事相談始めました⇒https://coconala.com/services/1467603?ref=profile_top_service
ジュース奢ってくれるんですか!? え!?コーヒーでもいいんですか!? 今から超がんばります。