見出し画像

ゲーム会社に新卒で入れる人数を調べてみた話

お疲れ様です。
久々に調べてみた系の記事です。

いや、最近noteサボり気味だったので、
本来あるべき、「ねじおにしか出せないアウトプット」をそろそろやっていこうかと思い。。。

こんなテーマで調べてみました。

「ゲーム業界は狭き門って言われるけど、実際何人くらい毎年新卒で入れるの??」

です。

もちろん、小さい会社とか、地元の学校やハローワークにしか求人を出さない会社さんもあるので、全体を正確に調べることはできませんが、、、(先に言い訳)

大手ナビ媒体に出しているしっかりと新卒採用をされている会社の採用人数が分かれば、ある程度は見えてくるかな?とただただひたすら調べてみた話です。

張り切って3時間くらい、ナビ媒体とにらめっこした成果をご覧ください。

◆リクナビで数えてみる

天下のリクナビ2022でゲーム会社の採用をちまちま数えてみる。

本当は掲載社数が多いマイナビで数えようかと思いましたが、
明らかにゲーム開発会社でないシステム会社とかが混ざってくるので、検索精度が高くなく…こちらをチョイス。

今年に関してはリクナビは無料掲載も一部されていて、いつもなら新卒媒体に掲載しない会社さんも掲載しているので、いわゆる新卒でゲームクリエイターを採用している会社さんが結構載せている状態にはなっているかと。

調べ方は、シンプルに「ゲーム」という単語が含まれていて、
事業内容が「ゲームメーカー」または「ゲームソフト制作」の会社を検索。


▲リクナビで調べると52社

これを1社1社見ていくだけの簡単なお仕事です(白目)。

◆数え方

新卒ナビ媒体では、
まとめて〇名採用!と書かれているので、職種別の採用人数は分からない。

余談ですが、ゲーム会社の採用計画はある程度は職種別で採用人数を予定しますが、応募者のスキルレベルや内定辞退の有無といった環境要因と、ほんとにいい人が来たらオーバーしても採用したりするイレギュラーも有るので、採用予定人数から毎年結果はズレます。
※会社によって温度差アリ

参考程度にご覧ください。

職種別の採用人数を出すための方法としては。
募集要項の上にある職種や説明がやたら細かい職種を注力職種として多めに割り振り、昨年実績が、明記されている場合はその比率で想定の採用人数を出して試算する。

<例>
こちらはNieR:Automataでおなじみのプラチナゲームズさんの募集情報。
(プラチナゲームスじゃないよ。ゲームズだよ。)

▲全職種で11名~15名採用

募集職種を見てみると…

一番上が「アーティスト」

かなり職種区分も細かく書かれている…
つまり今年取りたいのはデザイナーですね、分かります(妄想)

▲だったらプラチナさんはこんな感じで。
(足したら15名)

企画職系は「PL」、デザイナー系は「DS」、プログラマー・エンジニア系は「PG」
サウンド職や映像デザイナー、制作進行は「その他開発職」
総務・人事などのバックオフィスや営業職はまとめて「一般職」として集計。

という感じで、52社を割り振ってみる。

◆手作業集計の結果…

▲なんか…遊技機会社が入ってくる。

リクナビだと、絶妙に遊技機系やアーケード系も入ってきて、
ソニーさんやコナミさんはグループ採用なので、いまいち開発職だけの人数が分からないことが判明。

こうなったら…
マイナビも見るか。

係数が怪しくなったときは『分母を増やしてまぶせ』って、
マーケターさんが言ってた!

◆マイナビも数えてみる

いまや業界再王手のマイナビ2022

▲ゲームで検索したら80社

同じように、募集人数と募集職種を見て、
過去実績と照らしながら何となく職種別に振り分ける。

▲こちらはねじお大好きアートディンクさん
今年は6名~10名採用予定

これを同じように、
募集要項や昨年度の採用実績などから、配分。

▲過去実績がこんな感じだから…

▲アートディンクさんはこんな感じ?
(合計8名採用予定)

という感じで、実際にゲーム開発をしている会社に絞って(システム会社やデバック会社は割愛)調べてみた。

◆集計結果発表

リクナビ・マイナビでゲーム開発をしている会社を集計してみた結果、
ちょうど社数が100社(あいまいな会社や一部遊技機会社含む)。
※2021年7月29日現在

1413名が22年度に新たにゲーム業界にやってくることが分かりました。

個人的には、そこまで職種で人数に偏りが無かったので、
一安心というところです。

いちおう集計したExcelを張り付けておきますが、
正直妄想と空想で割り振っているので、あくまで参考までです。

コナミグループさんは、コナミスポーツのスタッフ採用もあるので、一般職採用の人数が多く、
スクウェアエニックスさんや、コーエーテクモさんも、
別事業の採用もかねて行われているので、一般職にそれなりの人数を割り振っています。

この辺りは大手メーカーさん特有の事情です。

あと、任天堂さん、セガサミーさんやミクシィさんといった上場企業。
ディライトワークスさんやアニプレックスさんといった有名企業。
トーセさんやマイネットさんといった大規模開発会社。
ネクソンさんやmiHoYoさんといった外資系企業がリクナビ、マイナビでは募集されておらず入っていません。

そのほか、インターンやスカウト採用で新卒採用をされる会社さんや、ナビ媒体を使わない小さい開発会社さんも居るので、
実際はこの人数の1.5倍~2倍くらい、2000~3000名くらいの方が、業界に来るイメージかな?

というのが集計してみての感想です。

◆まとめ

2000名~3000名が新たにゲーム業界にやってくる。
思ったより少ないですか?多いですか?

毎年35万〜40万人居ると言われる新卒の就活生の規模からすると、3000人でも1%にも満たない規模となります。
そういう意味では狭い門戸?

でも探せば2000〜3000席の座席はあるということなので、
もう7月だー駄目だー!とか、2〜3社受けて駄目だー!となるのは早いよね、とは思います。

まぁ、ポリゴン・ピクチュアズさんやデジタルメディアラボさんのようなCG会社さんを加えるともっと増えますし…
デバック会社さんや、webアプリの傍らゲームを作っている会社さんもあるので、結局はどこまでを『ゲーム会社』とするか、という定義にもよりますので、あくまで参考までにご覧ください。


調べてみて、結構適当な基準で『ゲーム会社』にカテゴライズされている会社さんも居るなと思ったので…

就活生の方は、「ゲーム作ってます!」という会社説明を鵜呑みにするのではなく、ちゃんとゲーム性のあるゲームを作っているのか。事業のうち、ゲーム開発にどれだけの人数が関わっているのかは選考の中でも是非確認して頂ければと思います。

多くの方がゲーム業界に興味を持って頂き、そしてゲーム会社の門を叩いてくれることを祈念しております!

==========================
【過去記事】
人事的な記事⇒https://note.com/negikojyo/m/mb13243fd1754
中途採用の記事⇒https://note.com/negikojyo/m/m065b4610a93e
新卒採用の記事⇒https://note.com/negikojyo/m/m2326398a03cd
note/Twitterの記事⇒https://note.com/negikojyo/m/mdbb149c98460
その他雑記⇒https://note.com/negikojyo/m/m438046a9fda7


【ココナラ】
お仕事相談始めました⇒https://coconala.com/services/1467603?ref=profile_top_service

ジュース奢ってくれるんですか!? え!?コーヒーでもいいんですか!? 今から超がんばります。