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ゲーム会社にも営業マンはいるという話

おはようございます。謎の早起きをしてしまったゲーム会社の人、ねじおです。

なぜ…起きてしまった…ねじおよ…

さて、そんなゲーム会社の人ですが、
うちの会社に元ゲーム会社の営業マンが居るので、ゲーム会社にも営業っていうお仕事はあるんですというお話をさせて頂きます。

もし、絵も描けないし…プログラムは挫折したし…でもエンタメ業界で働きたいという方には、参考になるかもしれません。

●元営業マンのプランナー

▲イメージ画像 後ろだけ髪の毛が長い

プランナー(ゲームの企画をする人)T君は、
去年、中途転職でうちに来てくれた20代の若手男性スタッフです。

経歴としてはゲームの専門学校で企画の勉強するも、プランナーとしては内定が貰えず、
ゲーム開発会社(メーカーから頼まれてゲームを作る会社)に営業として新卒入社をしています。

その会社は60~70名くらいの小規模~中規模くらいの会社で、
3DS向けのゲームや、ソーシャルゲーム開発のお手伝いをしているような会社さんでした。

営業をしていた割には、すっごい緊張しがちですぐに早口になります(笑)

●ゲーム会社の営業の仕事

ゲーム会社の営業という仕事は、セガやスクウェアエニックスの様に、ゲームやアプリを起動したときに名前が出る様なゲームメーカーでは良く募集をされています。

ゲームを販売してくれるお店や家電量販店、ネットショップに営業をして、
告知やプロモーションを行ったり、多くソフトを仕入れて貰えるようにお願いしたりします。

グッズや書籍の営業部門の場合は、
出版社や広告代理店との窓口を担当して、商品の販売戦略を手伝い、AMAZONなどの小売店や物流会社へ売っていく部分を担当します。

●ゲーム開発会社の営業の仕事

では、その下請けに当たるゲーム開発会社でT君は何を営業していたのかというと、
自社で作ったゲーム開発用ツールの営業と、イラストや3DCG制作の営業を行っていました。

自社ツールの営業は、
同じゲーム会社、ゲーム開発会社を相手に、こんな便利ツール(PCソフトみたいなものです)作ったんですけど、買いませんかーと営業をします。

小さい会社だったので、プレゼン資料やチラシなんかも自分で作って、社内のデザイナーに清書をしてもらって印刷会社に頼んで制作していたそう。

イラストや3DCG制作の営業は、
社内に居るデザイナーをリソースとして活用するために、
他のゲーム会社からデザインの部分だけ発注してもらって、社内で制作し、完成品として納品して対価を受け取るというサービスの営業です。

T君は、取引のあるゲーム会社相手に、イラスト書きますよー3Dのキャラクター作れますよーと営業していた感じです。

●何が大変だったか聞いてみた

とにもかくにも売れなかったそうです(笑)

▲まじでこんな感じだったそう

自社ツールは、大手のミドルウェア会社が作るものに機能が似ているものが既にがあり、知名度と機能は負けている状態。

価格の面では少し安かったそうですが、ゲーム開発での実績が少なく、なかなか提案をしてもすんなりとは導入してもらえなかったそうです。

イラストや3DCGの制作受託については、
営業をすれば依頼は出てきたそうですが、社内スタッフの空き状況やスキルとのマッチングがなかなか合わず、
自分でフリーのイラストレーターを探して発注して制作までの窓口をするような事態になったそうで、
1人では大変で件数がこなせず、利益に結びつかなかったそうです。

なんだろう。

仕事って…大変ですね。

●その後、現在の彼

結局、2年ほどでその会社は辞めてしまいました。
営業に求めるノルマがきつかったこともありますが、
やっぱりゲームを作りたかったそうです。

その後、改めてゲーム制作に携わりたいと考えて、自分でUnityを勉強して、企画書を書いて就活をしなおし、
何とかプランナーとしてのキャリアを始められたので、今のご縁と相成りました。

営業とプランナーは全く違う経験ですが、
営業時代のイラストや3DCGの制作の中で、社内外とやり取りをしながら進めて行けたことや、
何とか受注を取りたいと自分でデザイナーを探して対応した経験を私はいいなぁと思いました。

(むしろ外部の人にモノを作ってもらうために説明する資料とかちゃんと作れるなら◎です。)

ドラクエでも、転職しても特技とか呪文は忘れないでしょ?
以前の記事でも書きましたが、努力したり工夫をした経験は他の仕事でも活きたりします。

●さいごに

ゲーム業界以外でも、専門学校などで何かを専門的に学んだ方は将来のゴールや理想像をしっかり置いている分、
その最初の夢が破れたときに、軌道修正が出来ず、
諦めてしまいがちです。

でも、T君のように、
軌道修正したりわき道を歩いたりしながら、少しずつ最初の夢へのルートに戻ってくるようなケースもあります。

最初は小さい会社に入ったとしても、3年くらい実務でバリバリ実力をつけたら、超大手メーカーに転職出来たりします。
(これは元転職コンサル時代に多数お手伝いをしたので保証します!)

20才や22才の新卒の時点では叶わなかった夢でも、
23才、25才の時なら叶えられるかもしれません。 

何か営業マンってゲーム会社にも居るんだよって話から脱線して来てしまいました(笑)

まぁ、あれだ。
目標を見失ったり、もともと目指していたことを諦めきれなかったりする場合は、
足掻いてみるのもいいかもしれません。

この時に大事なのは、足掻くならちゃんと足掻くことです。
ちょっとだけやって、駄目ダーだと、また諦めがつかなくなります。

本気でやって駄目な方が諦めはつきます。

私も中途半端に草野球をやってたせいで、
未だにドラフトの時期はプロ野球や独立リーグから指名されないかとソワソワ妄想してしまいます。(苦笑)

一人でも多くの方がゲーム会社、ゲーム業界の門を叩いてもらえると嬉しいです♪

ジュース奢ってくれるんですか!? え!?コーヒーでもいいんですか!? 今から超がんばります。