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食野亮太郎選手で学ぶ江戸時代【Short letter】

『氏名の誕生』という本が刊行即重版になったそうです。

僕たちが使っている氏名は大昔から使われていると思われがちですが、実は約150年前に明治政府によって作られたものでした。この「氏名」誕生の背景を活写した本になります。発売前から話題になっていたことから、重版がかかったのでしょう。人は「名前」に対して大きな関心があるのかと思います。

以前、珍しい名字のJリーガーを題材に歴史を勉強してみるという企画をOWLの記事で出しました。そのときは、旗手怜央選手を取り上げて中国地方で活躍した村上水軍について書きました。

今回は、サッカー選手の名字で歴史を学んでみる企画の第二弾です。取り上げるのは、食野亮太郎選手です。ポルトガルのリオ・アヴェに所属しており、東京五輪の代表選手候補でもあります。

「食野」という名字、そもそも読むことができますか。「しょくの」や「たべの」ではありません。「めしの」と読みます。

食野家を調べてみると、大阪府泉佐野市の郷土資料に名前が多くでてきます。ちなみに食野選手も泉佐野市出身です。

食野家は、楠木氏の子孫です。楠木といえば、南北朝時代に南朝の立場に立って戦った楠木正成という武将が有名です。東京の皇居外苑に彼の銅像が立っています。

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