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【園芸】自家製ピートモスを作りたい 【#1 準備編】

どうも、ねぇです。
導入編はこちら↓



弱ったコケの分別作業工程

枯れたホソバオキナゴケ
コケに申し訳ない気持ちでいっぱい

ミズゴケ改めホソバオキナゴケ
植え替えるために必要な作業。

それは茶色い部分と
緑色の部分を分別すること。

葉の茶色い部分は完全に痛んでるため、
このまま育てるとカビの原因
綺麗な葉が弱る原因となります。


コケの正体に気付いた私は
早速選別作業を始めました。


私が行った工程は全部で3つで、
まずはコケが半分ほど浸るくらいの
水を張ったトレーを用意して、
軽くコケを掃除します。

次に、端っこから丁寧にほぐして
1本引き抜いたコケを
水を入れた洗面器の中で振る

これを行うことで、葉の隙間や
取り切れなかった仮根の土を
綺麗に落とすことができました。

水に浸かった茶色いコケ
仮根や茶色い部分はそのままポイ


最後に、1本1本の葉を確認して、
緑色の新しい葉のみを取る

この作業は本当に大変でした…。

茎から伸びた葉の中には
細さが1mm程度のもの、
群生していて茶色い葉と
なかなか分別ができないものなど
手強いヤツも多く、爪の先を使った
繊細な力加減でないと葉が千切れて
バラバラになってしまうのです…。

ホソバオキナゴケ
緑色のコケ。葉先が乾ききってしまった部分も多い。


葉を選別していった結果、
残された緑の葉は
全体の25%程度でした。


ピートモス、もしかして作れる…?

深夜に作業を開始してしまい
目が猛烈にショボショボする中、
作業を1時間ほど進めたころ
ふと「ピートモス」
の存在を思い出します。


ピートモスは園芸において
「土壌改良剤」と呼ばれており、
土を酸性にする効果や
保水・かさ増し効果があります。

コケやシダなどが水辺で堆積し、
長い年月をかけて分解された
無機質の泥炭なのですが、
コケ用の土を調べている時に
このピ-トモスが
よく配合に含まれていたのを
思い出したんです。

「モス(コケ)ねぇ…。」と。



ピートモス
ピートモス (photoACより)


コケの土壌に
なぜピートモスを使用するのか、
気になって調べてみたところ
コケはアルカリに弱い
という見解を示した記事がありました。

純水・アルカリ含有水で
それぞれ育てた結果、
純水で育てられたものは
葉が綺麗なまま。

一方、アルカリを含んでいた水で
育てられたコケは、
茶色く変色し枯れかけ状態。

私の育てているコケと
よく似ている症状でした。
(サイトURLは失念…)


「なるほどなぁ、ピートモスは
pHの調整も兼ねてるのね」

と納得したところで、

「原材料がコケならこの茶色いコケで
ピートモス自作できんじゃね?」

と突拍子もないことを思いつきます。


洗面器に浮かぶ大量のコケ
そのまま捨てるのも忍びなく
細かく切った後に庭先の
木の下にでも撒くかな、
と最初は考えていたのですが
気になったらやってみたいお年頃。

近所のホームセンターで
ピートモスは買う予定ですが、
「自作できるなら今後も
自給自足できるじゃん!」

とやる気満々です。


ピートモスに必要な材料を考える

ピートモス (photoACより)

ピートモスを自作するにあたり
まず肝心なのがコケ

これはホソバオキナゴケの仮根
茶色くなった葉を使用します。

あとは庭の土や日陰に生えてる
自然下の自生コケ

自然下の物を使用することで
発酵・分解を促進できそうです。


その分解に必要不可欠なものが
微生物・バクテリア

これは大変ラッキーなことに、
我が家はメダカを飼育しているので
水に強いバクテリアがあります。

また、ピートモスは水辺の環境で
堆積・泥化した植物なので、
は欠かせません。


ピートモスを作る容器は、
過去に飼っていた金魚やら
ザリガニやらで使っていた
イイ感じの水槽があるので、
それをまるっと借ります。


さて、材料が揃えばいよいよ実践あるのみ。

園芸初心者の
自家製ピートモスづくり、スタートです。

#2へ続く
#2はこちらから!


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