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本のカバーをはずしてみた

ポプラ社さんのnoteに触発されて、私も手持ちの本のカバーをはずしてみました。

いくつかはずしてみると、いくつかのパターンに分類できました。

1. 表紙と同デザインパターン

詳説世界史研究
世界史の教科書でおなじみ、山川出版の「詳説世界史研究」。ラファエロの「アテネの学堂」がカバー画になっています。

カバーをはずしてみると、

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白黒だと濃淡や奥行きが出てカラーより立体的に見えて素敵です。
表紙と本体が同デザインだと基本残念なのですが、これはこれで良いです。

2. テキストかっこいいパターン

みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史
IT業界のサグラダ・ファミリアと称されたみずほ銀行のシステム統合、その裏側を取材した本です。

カバーをはずしてみると、

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テキストの配置がかっこいー!

「苦闘」が2個あるのがツボ。苦闘継続中のみずほ銀行がんばれ。

独裁者はこんな本を書いていた
新宿紀伊國屋書店で偶然出会って衝動買いした一冊。かなり奇妙で読み辛い本ですが、なぜか面白いです。

下巻はマイナーな独裁者も出てきて、一般教養としても読む価値ありです。

カバーをはずしてみると、

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英語の原題が大文字で書かれているだけという潔さ。

かっこいいです。

このデザインだけでも買った価値あり(と自己満足しています)。

3. 趣向凝らしてるパターン

編集者・出版社の本気度が見れるので、このパターンの本が好きです。

ストレングスファインダー2.0
言わずと知れた自分も強みを見つける本。正直、この表紙には全然デザイン的魅力はありません・・・

ところがカバーをはずしてみると、

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ストレングスファインダーで見つかった5つの強みを書けるようになっていました。

これいいですよね!いつか表紙がボロボロになっても自分の強みが表紙にあるの。素敵なアイディアだなと思います。

虐殺のスイッチ
なぜ人は虐殺するのか、に迫った一冊。映画監督の森達也氏の本です。
殺人被害者の生前の写真によって世間が抱く感情(子供=同情、金髪ギャル=自業自得)に差が出るという指摘はなるほどと納得しました。

こちらの本、カバーをはずしてみるととってもおしゃれでした。

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カバーの方は歯磨きする人が鏡に映った姿が刃物を持っているのに対し、

カバー下の方は刃物を持つ人が鏡には歯磨きする人として映っています。

人はどちらの面も持っている。見方次第で善人が悪人にもなる。

というメッセージかなと思います。

究極の独学術

タイトルに魅かれて買ってはみたものの、読み進められていない一冊。独学の手法について解説されています。

この本のカバーをはずしてみると、

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独学がテーマの本らしく、ひとりの人の横顔がぽつん。

個人的にとても好きなデザインです。

さいごに

そういえば持っている本のカバーを取ったことないなという方は一度やってみてください。

これまでと違った一面が見られるはずです。