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xxnashimexx
【詩】 『夜空に星を架けたのはボクだよ』
🍊
猛烈な赤黒の闇に包まれて
詩を書き殴った
闇は次から次へ止めどなく湧き上がり
眠りに付くはずの夜に最大になる
暗黒の闇に呑まれる瞬間の恐怖に
ボクは今日も勝てやしない
眼を瞑っても瞑っても赤黒の闇は闇のまま
強く固くぎゅっと閉じるも
眼の奥に照り付ける墨汁のような暗闇は
静けさの中で天井に向かって跳ね上がり
赤黒い血しぶきが部屋一面にへばりつく
苦しい……
いつだってボクのカラダは従順に反応する
どの瞬間切り取っても闇は闇のまま
浅い呼吸に深い呼吸を汲み入れるも
リズムは不規則 息さえ上手にできない
死にたくない…
瞬く間にボクを追い越して
「死にたい」が駆けていく
夜空に星を架けて走っているんだね…
此処はもうとっくに死んでいる世界だよ
生きたい…
ボクの魂が半分抜け出して
咄嗟にキミの手を掴んだ
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