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🔍学びが多すぎる!RESEARCH Conferenceに参戦!

こんにちは!
NEデザイナーの小山です。
5月18日に行われたRESEARCH Conferenceでたくさん学びを得ました!
感想レポートを共有いたします。


📢RESEARCH Conferenceって?

デザイン・UXリサーチでバイブルとも言える本の著者、木浦さん、松薗さん、草野さんが立ち上げた一般社団法人JRAが運営するカンファレンスです!
今年で3回目ということで、デザイン・UXリサーチはますます盛り上がっていってますね!

デザインリサーチの教科書 木浦幹雄さん著
はじめてのUXリサーチ 松薗美帆さん/草野孔希さん著

🎱2024年のテーマ

2024年のテーマは「ROOTS」です。
リサーチを育む根を張る、そもそものリサーチの成り立ちや進化から学ぶ、という意味を込めています。
小さく始めて広げてきたリサーチを、いかにして強く根付かせ、厳しい状況を乗り越え、新たな成長へと導けるでしょうか?
本カンファレンスを通して、多様なルーツを持つスピーカーや参加者が相互作用し、さまざまな洞察が生まれることを期待しています。

https://researchconf.jp/#about

👩‍🎨なぜデザイナーが参戦するの?

NEのコミュニケーションデザイン部では「体験設計をするなら私たちにご相談ください!」を全社に向けてアナウンスしています。ユーザーにとって最適なUXを設計するには、ユーザーやその周辺の情報調査が必要となります。
今回は様々な方の知見をインプットして次の体験設計に役立てたいと考えています!


⏰タイムテーブル

朝10時から18時までみっちりSessionが行われ、Session以外にもサブコンテンツがあります。

  • After Talk(Talk Session後に登壇者に直接質問ができる場)

  • Shuffle Talk(初対面の人と話すきっかけの場)

  • Recommended Books(登壇者やスタッフがお勧めする本)

  • Board Games(すごろくを通してリサーチをもっと知ることが出来る場)

  • Poster Session(リサーチの成果を来場者とディスカッションする場)

🚶いざ参戦

専修大学10号館の入り口にポスターが貼られ、お揃いのTシャツを着たスタッフの方が受付をしてくださり、かわいいバッグと資料、便利なノートをいただきました!
テンションが上がります!

オフィシャルノベルティが素敵!

📜Poster Session

入場した時間がちょうどお昼休憩の時間だったため、16Fで行われているPoster Sessionへ行きました。
学生・企業のプロジェクトが所狭しと並べられて、至る所でSessionが行われています。
活気と熱量がすごいことになっていてワクワクします!

私も色々なチームのプロジェクトのSessionを伺いました。

所狭しと並べられている!

📷これも写真?

コミカミノルタのプロジェクトからコミュニティ化したfoo Studioのプロジェクトは、今まで3回のワークショップを通じて写真の周縁の探索から「未来のみたい」を探求されています。

8枚の写真(被写体)に来場者が3種類のシールを貼るSessionで一緒にディスカッションしました!

  • これは写真

  • これも写真?

  • これはnot写真

日焼けは写真か?の問い
友人と海に行って遊ぶ。その過程で遊んだ楽しい記憶と時間と共にその時の陽射しの痕跡が皮膚に刻まれる。日焼けを見返すとその時の楽しさを想い出すことができる。

オーディエンス参加型のSession

確かに何かの事象が刻まれているのであれば写真と言える!と感じて「これは写真」のシールを日焼けに貼らさせていただきました。

哲学や現代美術的なアプローチで写真を再解釈していて、固定観念で物事を決めつけることを剥がされるような感覚でした。

🎯他にもたくさんのプロジェクトを共有していただきました!

九州大学の学生による「UXリサーチのナレッジデータベース」
大手デベロッパーから社会人学生として武蔵野美術大学大学院で学んでいる学生の「企業ができる災害対策のリサーチ」

💬Talk Session

🥋Goodpatch リサーチ道場

リサーチは鍛錬💪

リサーチ道場のコアは3つのプロセスから構成されています。

  • スキルマップで技を知る

    • どういうスキルをどう伸ばせばよいか

    • HCDのコンピタンスをベースに観点60個のマップを作成

      • できている/できない 内省の視覚化

      • 上記を意識することによってPDCAを回すことができる

  • アウトプットで他者を知る

    • 上級者はどのようなリサーチをしているか

    • リサーチレベルの高い人のやり方を知る

      • 記録係で参加して他者のリサーチを見ることができる

        • スキルマップを観点にした深掘り

      • リサーチのナレッジ共有化を目指している

  • フィードバックで己を知る

    • 自分はどの程度のスキルがあるか

    • リサーチで使ったドキュメントの提出

    • 師範とのフィードバック

      • スキルレベルを設定する

      • 具体のアドバイス

        • 対面での対話で共有とやることの宣言

多くのUX人材を抱え、この分野でトップランナーの人材育成道場は体系づけられていてメンバーを確実に引っ張り上げるプログラムとなっていました。
特に上記プロセスがプロジェクトに溶け込み、PDCAが常に回されている状態であることは我々も見習いたい点です!

💡その他のSession

途中から参加した花王の生活者研究はとても学びが多かったのでまたアーカイブを見てしっかりインプットしたいです。

最後のDeNA、KDDIの2 Sessionは撮影等禁止でしたので内容は記述しませんが、非常に高度なUXリサーチとデザイン戦略を行っており、そのPDCAを回すことが仕組み化されていました。
さすがレベルの高い組織であると感動しました。


🍺懇親会

18時からは懇親会がセッティングされていて、登壇者/来場者がランダムにコミュニケーションが取れる場となっていました。
このようなコミュニケーションができることがオフライン開催の醍醐味だなと感じました。

登壇されたDeNAの大道さんとは横断部署がどのように事業に入り込んでいくかの難しさを意見交換することができました。事業部の外からUXリサーチの重要性を浸透することの難しさと、ユーザーと事業に対する解像度が上がりきらないことへのジレンマが、最終的に事業部の中に入るという選択となったそうです。

1時間ほどだったので、たくさんの方とはお話しできませんでしたが、大変刺激のある交流ができました!

飲み物・おつまみをいただきました!

🤔参戦してみた感想

👏率直に楽しかった!来年も絶対参戦する!

ハイレベルな環境でUXリサーチを実践して、改善を続けている方々の知見をシェアしていただける機会は貴重すぎます。
全く普段の業務では交流することのない方と意見を交わすことができる機会は、それだけで自身のレベルアップにつながります。
昼からの参加でしたが、18時まであっという間でした。
こんな機会を作ってくださるJRAの方々には感謝しかないです!

🙋そして来年はNEも参加するぞ!




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