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ブログでしか言えない話

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2018年10月の記事一覧

人が死んだ時に感じる不思議な気持ち

人が死んだ時に感じる不思議な気持ち

ユダヤ人が11人死んだというニュースを見て、私はテレビを凝視した。夕飯時。フォークにぶっ刺したハムを口に咥えながら、淡々と流れる死亡者リストを眺めていた。

人が死んだ時のなんとも言えない感覚は、あまり味わいたいものではない。

人が死んだ時、私は、この世界には生きている人しか生きていないのだということを確認する。
死んでしまった人は生きていない。そんな当たり前の事実を感じて、少し悲しくなる。

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正解がある正解のないもの

正解がある正解のないもの

高校の国語の教科書に載っていたある文章を、今でもよく覚えている。

「美しさ」は、草花や山といった対象にあるのではなく、それを「美しい」と感じる人間の心の方にあると言わなければならないのではないだろうか。

これは、高階秀爾の『美しさの発見』という評論に書かれていたことだが、つまり、"美"とはものの状態ではなくて私たちの心の中に存在するものだということだ。

私はこの文章を読んで感銘を覚えた。

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個人的な興味でアセクシャルの論文とかを読むことが増えたのですが、アセクシャルの人が話している動画を見て「やっぱり、私とはちょっと違うな」と思うことが多いので、その辺りまた書きます。

共感性と多様性について

共感性と多様性について

遅ばせながら、Weekly Ochiaiの「多様性をアップデートせよ」の回を視聴した。
ゲストの高橋祥子の主張も落合さんの主張も「まあ、そうだよなあ」と思いながら聞いてたわけだけど、”多様性”って難しいなぁと思う。

落合さんは”多様性に共感性をつけてはいけない”と言っていて、ある程度同意ではあるけど、聞いていると「多様性と共感性」を相反するものとして捉えているような気がして、ちょっとモヤモヤして

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シェアリングエコノミーの行先について

シェアリングエコノミーの行先について

「せっかく日本にいるのだから、日本の本を何冊か買っていこう」
そう思って、本屋さんを覗いていた。(※4ヶ月前の話です)
宇宙の本、歴史の本、ビジネスの本、アートの本、色々な本を見ながら、どれを買っていくか迷う。

時折本を手にとっては目次を読み、「これは他の人にも読みやすいかな」などと考える。ここでいう”他の人”とは、セーブポイントに足を運ぶ人のことである。
私は当たり前のように、本を読み終わった

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逃げろ!!!

逃げろ!!!

最近、「挑戦するには逃げ場をつくらなくてはいけない」ということを説く人が増えた。
それは挑戦を力強く推し続けたために気づいた教訓なのかもしれないし、怖がりが唱えるアンチテーゼかもしれない。
キャンプファイヤーの家入さんも「弱くても生きていける社会を」と言う。

実は、これは科学的にも正しい。

興奮と恐怖の違いについてはいくつかの研究がある。興奮と恐怖は同じホルモンの影響なのに、どうして受け取り方

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ナウでヤングな私がネットで勉強するのに使ってるやつ

ナウでヤングな私がネットで勉強するのに使ってるやつ

「大学なんて行かなくてもいい」「ネットで十分勉強できる」って聞くわりには、何でどうやって勉強すればいいのかあまり聞かないなと思ったので、私がなうで使ってるやつ紹介していきます。
英語できるので英語のばっかですが、日本語のもちょっと。

『Youtubeチャンネル』日本語から。

 予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」めっちゃわかりやすく、大学数学と物理を解説してくれるチャンネル。
私も高後半不登

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