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モラ夫が意味不明な返しをする理由

モラハラパートナーをお持ちの皆様、日々お疲れ様です。モラハラカウンセラーのねこねこです。

記事は基本的にモラハラ夫を想定して書いておりますが、モラハラ彼氏やモラハラ妻をお持ちの方は夫の部分を彼氏・妻に替えて読んでいただければと思います。

モラ夫の言うことは意味不明

モラ夫をお持ちの方は、「この人、言っていることが意味不明すぎる」とか、「前に言っていたことと全然違う」とか、ひどいときには「30秒前に言っていたことと違いますけど?」など、強烈な違和感を夫の発言に対して思ったことがおありなのではないでしょうか。

そのくらい、モラ夫の発言は一貫性がなく、会話はなんの脈絡もない展開になったりします。

そして、論理的なような見せかけて、論理破綻しまくりです。

ただただ、勢いという強引な技を元に話をどんどん進めていきます。

それを冷静に聞いていると、結局この人はなにが言いたいんだろう?となります。

モラ夫との会話

例えばです。

妻: 生活費が毎月赤字になっちゃって、もう少しもらえると嬉しいんだけど

夫: なんで赤字になるわけ?

妻: 子供が産まれる前と生活費が変わってないから、子供にかかる分が増えちゃってて

夫: 子供ってそんなにかからないよね?

妻: いや、思っているよりかかるのよ。洋服とか靴とか細々したものもあるし、自費のワクチンとかもあるし・・・。

夫: 今の生活じゃ満足できないってこと?

妻: え、そういうことは言っていないけど・・・。

夫: 今の暮らしに不満が有るんだろ(怒りのオーラ)

妻: いや、だから、そういうことではなくて・・・。

夫: 不自由ない生活させてるつもりだけど、何が不満なわけ?

妻: いや、だから、生活費が・・・。

夫: そんなに不自由してるわけ?(睨み)

妻: あ、だから、足りなくて

夫: 今の暮らしに不満があるわけ?(もっと怒りオーラ)

---- 妻が折れるまで延々とリピート ----

こんな感じに、途中から全く妻が意図していない意味不明な話にすり替えられ、妻がもともと話し合いたかった、「生活費が不足しているので、増額してほしい」という話題は木っ端微塵に消し去られます。

この会話の場合、夫は、妻からの増額依頼に対してまともに話し合うと「増額の方向が妥当である」となりそうな気配を感じています。

そして、夫は増額すると自分にとって損なので、このままにしておきたいと思っています。そのために、妻が持ち出してきた話題そのものを消し去ろうとしているのです。

話題の消し去り方は、毎度のごとく妻のせいになるようにします。

なので、生活費が不足しているという妻の訴えに対して、「生活に不満かあると俺は理解した」という立場を取るわけです。妻が持ち出した具体的な理由をすり替えるということですね。

これをやることで、生活に不満があるいう話をしたかったわけではない妻は答えに困りますし、元の生活費が不足しているという話題に戻そうとしても、生活費が不足している=生活に不満があると返されてしまうループにはまり、話が前に進みません。

結果的に妻が悩んでいる生活費が不足しているという問題は未解決のまま消えます。

そして、不足している分は妻が自分の貯金から出し続けることになります。

おかしいと気が付く前に押し切られる

このように、会話を文字で見ると「おかしい」とか、「ここで話をすり替えた」と分かるのですが、実際、この会話はものすごいスピードと夫からの威圧感の中進みます。妻は冷静に考える余裕もなく、「なんで変な風に受け取られちゃうんだろう..、どうしよう..」と戸惑っているうちに終わります。

そして、モラ夫にとって有利な状態がキープされるのです。

モラ夫は、基本的に自分の損得に関わる部分にはものすごく敏感で、頭が回ります。

しかも、相手が妻であれば、どんな強引なことをしてでも自分の利益を守ろうとします。そのため、まともな視点から見ると、モラ夫が言っていることは意味不明に感じます。

ただ意味不明と考えると、頭が混乱して余計なエネルギーを使ってしまうので、意味不明の裏にはこのようなカラクリがあることを、ぜひ頭の片隅に置いておいてください。

今日も本当にお疲れ様です。

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