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調べ学習のポイントとおすすめの本

小4次男は、この秋、週1の宿題×8週間で、調べ学習を行いました。我が子自慢で恐縮ですが、まとめページが、教室に掲示されました。よかったら見てください。

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「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」を重視する新しい学習指導要領が実施されてから、小学校での「調べ学習」が明らかに増えたなぁと感じています。長男も同じ小学校でしたが、そのときより、「調べ学習」の宿題が多い。

今回次男の調べ学習(まとめ)がうまくいった理由は、2つあると思います。

1、取り上げたテーマが、本当に大好きでハマっているものだった

…『風雲児たち』は、次男が大好きな歴史マンガで、全54巻暗記するほど読んでいます。テーマ選びも即決でした。

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2、その人物のどこに惹かれているのか、そのマンガのシーンのどこに面白さを感じているのか、本を写すだけで終わらず、自分の感想や考えを書いた

『風雲児たち』で取り上げられている多くの歴史人物の中から、今回の調べ学習では4人(前野良沢、平賀源内など)選んで調べました。

小学生にありがちなことですが、次男は、参考書やネットで調べたことをそのまま写して字数を埋めてしまっていたので、なぜその4人を選んだのかを自分の考えを一行でもいいから必ず書くように伝えました。

調べ学習の進め方についてオススメの本

何かのテーマについて調べ、まとめ、発表することは、大人になってから仕事でも必要な力なので、すごく良いことだと思います。

が、小中学生は、どのように調べ学習を進めればよいか、よくわかりません

ある程度、授業でも調べ方などのフォローがあるのですが、次男は学校をよくお休みするので、親の私が手伝わざるを得ない。でも、私の時代は調べ学習なんてほとんどしなかったので、私もどうすれば良いかわからない。

調べ学習について、とてもオススメの本に出会いました。それは、「にじまろ@司書教諭」さんのこちらの記事で教えていただいた本です。良い本を教えていただき、ありがとうございました!

『マイテーマの探し方 ――探究学習ってどうやるの? (ちくまQブックス) 
片岡 則夫 (著)』

著者の片岡則夫さんは、中学校で生徒の探究学習の指導をされている先生です。現場で指導されている方なので、アドバイスが具体的なところが良いです。

私が面白いなと思ったのは、第2章『マイテーマの探し方』の中の「先輩が撤退していった要注意の9分野」です。例えば、アイドルなど。なぜ撤退しがちなのか、それでも、そのテーマで調べたい人へのアドバイスも具体的で納得がいきました。

また、参考文献の引用方法も丁寧に説明してくれていて、この辺は、私も今、「たんけん!本のまち」でブックガイドをしていて気になるところで、勉強になりました。

本の後半はフィールドワークのやり方の説明も具体的に書いてあり、ここまで本格的にやってみたいな〜と調べ学習へのやる気が出てきます。

「にじまろ@司書教諭」さんの上記記事で、とても詳しく本の解説をしてくださっているので、ご興味ある方はぜひ読んでみてください。

本の大きさや分量もコンパクトにまとまっていて、気軽に読み終えられます。

ちくまQブックスの他の本も気になります!中学生の朝読書や夏休みの読書感想文を小説で書きたくない人に良さそうな本が並んでいます。


次の調べ学習は・・・

さて、年内にやっと、『風雲児たち』の調べ学習が終わってホッとしていたのに、また、調べ学習の宿題第二弾が出ました…(え。。次は夏休みで良くない?)

次は、「インスタントラーメン」で調べるそうです。次は、実際に調理したりして、その成果も発表できたらいいと思います。


『風雲児たち』について

以前noteと「たんけん!本のまち」にも書いたので、よかったらご覧ください。



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