この人といると生きやすい

旦那さんといると、すごく息がしやすい。
自分というものがどういう人か考えずに、生きることができる。

ひとりでいる時ももちろん好き。
ひとりでいる時は、なんでもできるし、何やってもいい。
人の目を気にせずに、おならをしたっていい。
どんなにぐだぐだしていたって、誰にも怒られない。

でも、最近気付いたのは、旦那さんといる時間ができてから、私はずっと人生が生きやすくなった気がすること。

話を聞いてもらえるからスッキリする。
いつでも自分のことを肯定してくれる。

そういうことももちろん嬉しいんだけど、そういう気持ちは友達にも感じていて、じゃあ、旦那さんだけに感じている生きやすさってなんだろうって考えた。

旦那さんと出会って、自分が変顔をするのが好きだと初めて知った。
旦那さんが笑ってくれるから、何かのモノマネをするようになった。

私って実は、変なことしてみたかったんだ。

頭で考える前に、やってみちゃってる自分がいた。

へぇ、私ってこんなことやりたかったんだ！
頭で考える前に、表現しちゃってる。

何かを見た時、感じた時、自然と頭の中でその特徴を捉えてることに気がついた。
しかもそれを表現したくなる。

言葉ではうまく表現できないことも、表情や動きではそっくりにできる。
人だけじゃなくて、動物も、物も。

自分にそんな欲求があったなんて、初めて知った。

変顔も、モノマネも、ひとりでやっても虚しくなる。
でも、友達の前でやるのはなんか恥ずかしい。

私の中に、まだ知らない自分がいた。

少し長い期間出張に行ったり、実家に帰省したり。
そうやって一人でいる時間は、自分の時間を満喫できて、新しい刺激もたくさんあって楽しい。

でも、そういう時間を一定期間過ごすと、旦那さんとの時間に戻りたくなる。

「本当に好きなんだね〜」

そう言われると、ちょっと違和感があった。
もちろん大好きなんだけど、なんか違う。

好きだから会いたいんじゃなくて、いや、そうなんだけど、それだけじゃなくて、もっと適切な言葉があるはず。

旦那さんと再会すると、よくわかる。

あぁ、この人といると息がしやすいなぁ。

こんなことしたら、どう思われるだろう
なんか機嫌悪い？気に触ることしちゃったかな

いつも頭の中でぐるぐるしてることを、この人といるときは手放せる。
体のいろんなところに絡んでた糸が解けていって、力が抜ける。

自分というものがどういう人か考えずに、生きることができる。

今までのどんな時にも感じられなかった、時間。

私は、旦那さんに出会って、出会う前よりずっと、生きやすくなったのだ。

これが家族っていうことなのかなぁ。

いつも一緒にいてくれて、ありがとう。
私のこと、もっと好きにならせてくれて、ありがとう。