ワイン
アートは求める世界
私にとって、アートは体験から作られる想像物のようなもの。いろんな世界を見て、いろんな人から話を聞いて、自分の中にある想像の世界を広げていく……想像の架け橋となっているものが、一つ一つの体験であって、体験を重ねる理解があってはじめて、私の中にあるアートが形を作り始めていく。どんなアートでもそうだけど、何もないの白紙の状態からは何も生まれない。きつかけという種があって、どんな方法で種を撒くのかによってアートの形も変わっていくんだと思う。
難しいことを言っているように聞こえるかもしれないけど、一人きりで家にこもっていても、良いものは仕上がらないし、新しい価値観を全身で吸収していかないと、アート性となる「ヒラメキ」も決して現れることはない。アーティストは誰よりも先に新しい世界を見せていくのが役割だと思う。だから、同じ絵をずっと描くのは、私にとってはアートではなく、常に斬新さがあってはじめてアートなのだと思っている。偉そうなことを言っているけど、私自身は大したことはやってきているでない。もっと前へと進みたいと思う気持ちだけは誰にも負けないと思っているだけ……
だから、殻にこもるよりも、より多くの体験をできるだけたくさんほしい。知らないことを知ることも、私にとっての一つのアートなのだと思う。
ナビゲーションFUJIのおすすめポイント!
ねこの持っているワイングラスは縁取りされていないので、まるで空中に液体が浮いているようです。現実ではありえない、幻想的な絵のように感じます。
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