ねこの手

上尾市を中心に、近隣市町村にて介護保険では賄えないお困りごとを「御用聞き」として解決す…

ねこの手

上尾市を中心に、近隣市町村にて介護保険では賄えないお困りごとを「御用聞き」として解決する、インフォーマルサービスを展開中です。高齢者と関わることで、日々感じたこと、教えていただくこと、伝えたいこと、日々の活動内容を記事として綴っていけたらと思います。

最近の記事

人との関わりを拒んできた方の支援をした結果

昨年末、支援していたゴミ屋敷のご依頼者。 銀行まで家賃の振り込みに行ったり、ガス代金、電気料の支払い、食べる物の買い出し。 年末年始は来れないからと、多めに食料を買ったのが最後でした。 元々は社会福祉協議会経由で関わりましたが、家賃の支払いなどの依頼は地域包括支援センターからでした。 一人の人間に、多方面の関わりがあり、SOSを察して、ねこの手に相談があります。 年末に緊急搬送されたと聞いていたので、心配しておりました。度々、社会福祉協議会や地域包括支援センターに様

    • WBCの開幕を楽しみにしていたOさんとの突然の別れ…

      Oさんは息子さんとのお二人暮らしでした。 数か月前に奥様が他界されて、息子さんと二人暮らしになったと。 Oさんは週3回の透析治療を受けることになり、ねこの手に通院介助のご依頼がありました。 歩いているとふらつきがあり、玄関先から透析の送迎車までの距離をお一人では不安があるので、支えて欲しいと。 迎えにくる送迎車のドライバーさんが、支えてくれると一番スムースなんですが、どこの透析病院もそこはNGなことが多いようです。 万が一、転倒させてしまった場合のリスクがあるため、ドラ

      • 御用聞きの「ねこの手通信」 vol.2

        ねこの手では創業から今まで、毎月ねこの手通信を発行しております。 ご依頼者に対応しながら感じたこと、事例などを関係各所に共有しております。 FBにも備忘録のように活動を書いておりますが、「ねこの手通信」は、こんなことが頼めるんだとか、現場の生の事情、現状、こんなお困りごとがあるのだと知っていただくために作成して配布しております。 ・断捨離 地域包括支援センターからのご相談。 80歳代のご夫婦二人暮らしで、今回ご主人が介護が必要な状態になられたと。ご主人が普段過ごす介護ベッ

        • 目覚ましいらずの目覚め

          #朝のルーティーン 毎日22時には就寝してしまう私 翌朝は4時~5時の間にはいつも目が覚めます。 目覚まし時計なんて、利用したことはありません。 鶏か?と言われそうですが、夏であろうと冬であろうと勝手に目がさめます 雨の日以外は、起床後に1時間のお散歩(笑) ほぼ毎日同じルート。近くの公園まで歩き、公園を一周して帰路へ。 いつも見かける猫がいなければ心配になる。 春から秋までは河川敷に生息する鳥たちの声に癒される。 そしていつもすれ違う方達との朝の挨拶もかかしません。

        人との関わりを拒んできた方の支援をした結果

          御用聞きの「ねこの手通信」Vol.1

          ねこの手では創業から今まで、毎月ねこの手通信を発行しております。 ご依頼者に対応しながら感じたこと、事例などを関係各所に共有しております。 FBにも備忘録のように活動を書いておりますが、「ねこの手通信」は、こんなことが頼めるんだとか、現場の生の事情、現状、こんなお困りごとがあるのだと知っていただくために作成して配布しております。 訪問美容 元気な時は、ご近所の美容室に毎月通って、パーマをかけてカットしてというご依頼者。 居宅介護事業者のケアマネージャーさんからのご紹介で伺

          御用聞きの「ねこの手通信」Vol.1

          家族代行業なのか…?

          「御用」🟰「お困りごと」を承り、ご依頼者に寄り添って解決していく。 御用聞きの仕事は、以前はご本人ができたこと。ご家族であればできることを5分100円。または5分300円で支援しております。 その他にも、ねこの手の場合には訪問美容やご家族が都合がつかない場合の病院付き添いなども対応します。 商業としての側面もありながら、ご依頼者に寄り添うことにより、家族代行業になることがよくあります。 病院へ付き添えば、医療関係者の方は家族が付き添ってきたと思いこみ、私に説明してくれ

          家族代行業なのか…?

          お一人暮らしの葛藤…

          この仕事をしていると、つい先日まで対応してきた方が、急に亡くなるという現実に直面することがあります。 病院関係者であったり、介護事業者であったりすれば日常茶飯事でしょうが、御用聞きの「ねこの手」でも同じような場面に出くわすことになります。 ねこの手のご依頼者との関わり方は、短時間であっても濃密な関わり方になるので、故人のことを思い出すことがあります。 2023年4月に他界されたTさん。 上尾市のハートページという介護の情報誌をご覧になってご連絡いただいたのが最初でした。

          お一人暮らしの葛藤…

          8050問題…

          昨日のご相談案件ですが… このご依頼者とはもう一年くらいお付き合いしております。 最初のご依頼はご自身の部屋の片付けでしたが、その後は庭仕事だったり、掃除だったり。時には訪問美容であったりと、お困りごとができると連絡がきます。 でも一番の相談?悩みは、同居している息子さん(次男)のこと。 腫物に触れるように暮らしています。 息子さんは、若い頃にパニック障害と認められ障害師年金を受給しながら、今も同居して生活しています。 おそらく発達障害もあり、日常の生活も上手くいっ