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人との関わりを拒んできた方の支援をした結果

昨年末、支援していたゴミ屋敷のご依頼者。

銀行まで家賃の振り込みに行ったり、ガス代金、電気料の支払い、食べる物の買い出し。

年末年始は来れないからと、多めに食料を買ったのが最後でした。

元々は社会福祉協議会経由で関わりましたが、家賃の支払いなどの依頼は地域包括支援センターからでした。

一人の人間に、多方面の関わりがあり、SOSを察して、ねこの手に相談があります。

年末に緊急搬送されたと聞いていたので、心配しておりました。度々、社会福祉協議会や地域包括支援センターに様子を聞いてみたのですが、はっきりせず、民生委員の方が見回りに行くと電気がついていたと、年始に聞いておりました。

そろそろ、ご飯を買って来て〜と連絡があるかなぁと思っていたんですが…

昨日、社会福祉協議会のご担当者から連絡があり、ご依頼者が亡くなっていたと報告を受けました。

私がずっと関わってきたし、心配しているだろうと感じていただき、報告をいただきました。

また一人。終末期に関わった方が天国へ。

結果が終末期だったわけですが…

タクシードライバーだったご依頼者。親族とはうまくいかず、疎遠になってしまったと話されていました。

62歳で亡くなった義理の兄を見ているようで、面倒な人だなぁと思いつつも、なんとかならないかなぁと関わってきてしまいましたが、これ以上一人で生きていくのは難しいと見えていたので、背負わなくてはならない人生の重みから解放されて、これはこれで良かったのかもしれません。

人の人生は良いこともあり、悪いこともあり、どんなに裕福な人も、どんなに貧しい人も、振り返ってみれば人生はプラスマイナスゼロ。価値観はそれぞれ違うので、なんとも言えませんが

お一人暮らしを満喫されただろうご依頼者。

きっと幸福を感じた時期があったはずです。