【後編】「人間とAIのコンヴィヴィアルな関係を目指して」Designship2024 登壇レポート
こんにちは!NECの5年目のデザイナー山崎茜です。
前半では、プレゼン資料の解説を行いました。いかがだったでしょうか?
後半では、気づきや裏話を書いていきます!
1. ここだけの裏話・気づき
裏話① 提出2日前にストーリーを考え直した話
Designshipは、自身のデザインにまつわることを物語として話すことが求められますが、 今回は自分が参加している研究活動の内容をDesignshipで発信しよう!というスタートでした。 最初は探求の内容を正確に伝えることを意識してストーリーを作りました。 しかし、社内の人に聞いてもらった時に「難しかった」「もう少し平たい言葉にしたら?」とアドバイスを貰い、分かりやすさ重視でストーリーを描き直したところ、部長からは「これだと探求の内容が平たくなりすぎてないか、もっと魅力的に伝わるストーリーがあると思う」と言われ、提出2日前にストーリーを考え直すことになりました笑
その日は部長も一緒になってホワイトボードにストーリーを書きながら考えていきました。 でもあの時ストーリーを考え直したことで、探求の内容も入りつつ魅力的に伝わるストーリーにできたと思っています。
裏話② アーティストから学ぶステージ上で魅せることの大切さ
考えたストーリーを、ステージ上で届けるために日々練習をしていました。 本番数日前に、とあるアーティストのライブを観に行きました。 ライブでは曲と曲の間でMCがあると思いますが、その日は今まで何気なく聞いていたMCを自分に置き換えて聞いていました。 カンペが無くてもこんなに自然に話してる…(当たり前だけど)でもこれって、覚えて話しているんじゃなくて、本心だからこそ出てくる言葉なんだなと。 誰かに想いを伝える時に自分の言葉に置き換えることの大切さや、間をあけて話すことで言葉が沁み入ってくることもプレゼンの極意と通ずるもがあり、伝える気持ちが大事だと再確認するライブでした。
裏話③ Designshipの伝統「ハイタッチ」
Designshipには、**スピーカー同士が入れ替わる時にハイタッチをする。**という文化があります。配信でもその様子が見えるらしいです。みなさんは気づきましたか?
迎えた本番。私は次の方にハイタッチをするときに緊張しすぎて手汗が凄く、とてもパーの状態ではハイタッチできず、グータッチに切り替えました。 ですが、次のスピーカーの方はパーで待っていたので、パーに切り替えたところ、私に合わせてグーに切り替えて、、、と、ちゃんとハイタッチできていない状態に泣笑 良いバトンパスができず、あの時はすみません、、!というちょっとした小話でした笑
2. 登壇してみた感想
色々あったDesignshipでしたが、結果として探求内容も入りつつ自分の想いも入ったプレゼン内容にできたと思います。
発表後も聞いてくださった方々から
「コンヴィヴィアルという言葉初めて聞きました!便利なものができても考えなくなってしまう問題はまさに直面していて共感でした!」
「分水嶺の考え方なるほど!こういうセグメントの切り方があるのか。と感じました」
「発表と展示ブースの内容を揃えていて良いですね!」
というようなコメントをいただきました。
社内の人からも「NECにデザイン部門がある意味も伝えられたのではと思いました!」と言ってもらい、NECだからこそのプレゼンができたのかなと感じます。
AIが世の中に浸透している今、**私はAIを介することで色んな可能性が広がっていくのではないかとワクワクしています。**この考えを発信することで、みなさんの中でも可能性が広がりそうと感じたり、人・物・事との関係性を考えるきっかけとなったら良いなと思っています。
最後に。 普段あまり自主活動に積極的に参加しない私ですが、Designshipという場に出ないと分からない経験があると感じました。 プレゼンテーションとして伝えるために複雑になっていた探求内容を整理したり、初見の方に伝えるためのストーリーの工夫や、ゆっくり読むこと・溜めをつくること・身振りなどの工夫。その上で他の方のプレゼンを見て学ぶことも多かったです。他社のスピーカーの人とも関わることができ、色んな方からの意見をもらうなど、参加したかこそ得られる良い経験だったと思います!
これからも、AIと人間のコンヴィヴィアルな関係を探求していきます!
アーカイブ動画公開中
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Vimeo【NEC】山崎 茜 "人間とAIのコンヴィヴィアルな関係を目指して" をオンラインで鑑賞 | Vimeo オンデマンド