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日記:上手く笑えてないと友達と愛と下心

今、昨日からずっと言ってるあの子の家(実家)へいます。
✌^^✌
まあ、過去に何度も来たことがあるし、友達含めて5人くらいだから特別なことじゃない。
だって、仲のいい友達だもん。

この後は何するか分からない。
きっと朝までグダグダやるだろう。
みんなはその準備で俺は暇をしてる。

あの子の家の部屋にひとりでいる。
特別落ち着かないとかもないし、やることも無いからさ、ちょっと色々あった今日という日を日記に残そうと思う。

8時50分、代々木駅東口集合。
牧場へ遊びに行く予定だったけど、あいにくの悪天候で静岡県にあるさわやかに変更。
メンバーに酷い雨女がいるから、そいつのせい。
代々木駅のタイムズカーシェアで車で静岡まで。
こうやってみんなでドライブをするのは初めてかもしれない。

そして乗り込んで、出発。
車内では、音楽と雑談が絶え間なく続く。
5人で、みんなで共通の話題。
先週に聞いた俺の好きな人のやらかした話もした。
何回も登場するからSと仮名をつけよう。
まあ、妥当な反応。
僕が初めて聞いた時にはいなかった僕らの頼れる恋愛番長もお怒りのようだった。

その話題はずっと車内を盛り上げた。
その話題が落ち着いた頃に、僕には酷く痛い言葉が〆に添えられた。
「もうお前らが付き合えば私たちは安心なのにね。」
と友達が僕とSを指した。

あの時の俺は上手く笑えてたんだろうか。
何も言えなくて、マスクの下で苦虫を噛み潰したような顔をしていただろう。
違和感は無かったのだろうか。
いや、何も言わない時点で違和感しかない。
と言うからみんなは気がついている。
Sも含めて気がついてると思う。
だから、そういったいじりもするんだろう。
でも、くっつけるための冗談では無い。
単純に思って、単純に面白がって言うのだろう。
だから、俺の違和感のある無回答も受け入れられた。

あの時に上手く笑えるような人になりたい。

Sがなんて返答を出したのかは覚えてない。
でも、安っぽい言葉で言えば「脈ナシ」だった。
元から期待はしていない。
するだけ無駄なことを知ってる。
それも含めて笑いたい。

しかも、今日に限ってそんなことを言うなよ。
俺が勝手にひとりで決意してたのに。
「このままあの子を放置して、知らん男にでも取られたら、俺が嫉妬で狂いそうになる。だから、あの子が俺を好きとか俺が好きとか、どうこう以前に俺だけに集中して欲しい。その方が君の安全にもなるから。」
なんて、あの子の心を分かった気でいるようなことを考えてた。
なんで告白すれば付き合える前提なのだろう。
そんな甘い考えに嫌気がさす。

でも、友達が言う通りだとは思う。

揺れた心は旅で消え去って、残ったのは楽しさ。
そのあとは、静岡巡り。
巡りと言っても、さわやか食べて、抹茶食べて海を見て帰ってきた。
これがメインの出来事だけど、静岡があまりにもしょぼい。
行った場所はどこも満足出来た。
でも、静岡のスペックが低い。
だから、悪いけど夕方前には静岡を去った。
そして、20時頃東京に着いて、みんな何かをやる気分でもないし、やること無くてあの子の家でゴロゴロすることになって、今になる。
この流れは何回もやってきたことだ。
なんにしても楽しかった。

そして時間は日記冒頭に戻ります。

そうは言っても、落ち着いた心は気持ちを今日を整理しだして、見つけた悲しい部分を考えてしまう。
せっかく今日は楽しい日々だったのに、今日の〆でこんな気分になる。
いや、元からこんな気持ちだったか。
今日ここに来るのにも覚悟が必要だった。
だから、仕方ないと割り切るしかない。

結局今もなんやかんや雑談が続いて、深夜3時。
俺にとっては幸せな地獄みたいな雰囲気。
言いたいことをひたすらに言っては、あとから後悔する時間が流れる。
悪質なのは自ら地獄にしてるから。
自分で自分の気持ちに分別をつけてないから 、てきとーなことを言って、何故か傷つく。
あほくさ。

これからどうしようか。
どっかで分別をつけようとは思う。
覚悟の日を作ろうと思った今日でした。

そんなことを言っても結局だめなのが僕。
考えれば考えるほど、光が見えない。
男に言い寄られてるから、そんな男はやめろと僕は言う。
ご飯を奢ったり、カラオケへ行ったり。
それをしたいのは僕も言い寄る男も同じ。
Sの前では言い寄る男たちの想いは「下心だよ」と強く言い聞かせてた。
一方で、僕は自分の想いを純粋な恋心だと思ってる。
自分で思ってるだけ。

彼らの気持ちと俺の気持ちの違いとは?
彼らの恋心を否定してしまったが故に、僕も同じものを持っているかもしれない可能性が今を締め付ける。
だから、何も出来なくなった。

つくづくSと俺の状況が似てる。
忘れられない人がいて、それを塗り替える行動をするけど何か考えた時には、全てが遅すぎる。

例えば僕が君にあいつと同じように誘ったとしたら。
俺らから見れば違いはあるのかもしれないけど、あの子からみたら同じなのかもしれない。

今俺は、俺らの意見を正しいと押し付けて、都合のいい結果を手に入れた。
もしも、あの子が「同じ」と言えば。
そうなれば僕はあの子と遊びに行く資格はない。
むしろ行かない方がいい。
行ってはいけない。
また、考えが及んでなかった。
そして苦しむのは僕。

今の自分の立場を最大限利用して、自分にとって最も都合の良いように決着を付けたがる。
それは一面的なだけであって、どんな結果になったとしても後悔は残る。
後悔を無くすように立ち回りを考える段階は過ぎてしまった。
ありえないほど友達としての距離だし、友達にしても距離は近い。
いつか僕のことを親友っていう気がする。
そこまでいつの間にか来ていた。

今日俺が殺したあいつの屍の上で俺が改めて恋をするほど、付け上がってないし、そんなこと出来ない。
1番俺がしたくなかったことをしてしまった。
人の恋心で遊んでいたのかもしれない。
かつての俺がやられたように、今度は俺がやる番になった。
あれほどの辛い想いをあいつにさせてしまっているのかもしれない。
そう考えるだけで、苦しさよりも自分に嫌気が差してくる。

ごめんよ。
殺した上で俺の恋を始めることが出来れば、俺からしたら何一つ悩むことはない。
俺はそんな人間じゃあない。
人と恋するのに、好きとか定義とか、純粋だったはずの想いに色々と無駄にも思える思考を複雑に絡めてる。

と言うか、楽しかったな。

2日目はみんな起きてから次々と帰って行った。
Sも今はその家に住んでないから、また遠方の家へ帰らなきゃ行けない。
俺はずっと帰りたくない。
みんな帰っていって、残ったのはSと俺の2人。
本当に単純に帰るのがめんどくさいと言うS。
この時間が続けばと思う僕。
何かにつけて帰らない理由を早めに作らないと。
そこで、何とか試行錯誤した結果、16時に近くに住んでる友達が来るかもしれないから、それを待とうかなーって感じになった。
今は13時。

話したいことで溢れてるけど、俺の話したいことを話せるような雰囲気じゃない。
悪い雰囲気じゃなくて、変な寝方をしたから故の頭の働いてないグダグダな休日。
桃鉄を2人でやったり、お互いの好きなYouTubeを見せあって笑いあったり。
幸せすぎる。
桃鉄ってこんなに楽しいゲームだったっけ?

付き合うビジョンは見えないけど、このまま夫婦になってそうのビジョンが見えると友達はよく言う。
今日も言ってた。
それに関しては俺の希望的観測でしかないけど、同じように思う。

そんな浮ついたことを考えてしまう。
如何せん距離が近すぎる。
主観で見ればこれほどにも遠い距離も、周りの人から見れば近い距離に僕はあの子のそばに居るのかもしれない。
今日起きたことは、さすがの僕でも、脈アリのサインを受け取ってもおかしくない程のものだった。
でも、距離の近い友達が故に、全部が友達で終わってしまう。

期待することに意味は無い。


さくし

僕から見た届かないこの距離も
離れてみれば付き合うほどの距離に見えてて
いつの間にかここまでの距離にいることが
嬉しくて悲しくて
離れもしないで縮まらない距離のまま
今日がおわるのでした

「私の事歌にしないでね」
そんな君の些細な言葉も歌にして
君の存在を噛み締めてるよ

運命の選択
サシ飲みか桃鉄3年か
運命を呪って桃鉄を選ぶんだろう

握りしめたあの日のハッカ飴
吐き出すつもりで舐めてみた
思ったよりも不味くはなくて
全然食べれる味がした
食べてる間に消える気がした

かけがえのない今が
新しい誰かに出会うための時間に変わる前に
僕の運命の日が君の日常にならないように
君の序章が僕の最終章にならないように
あの日の悲しみがこの先の喜びの種にするために
あの日の喜びが消えて無くさないために
僕の最終章をこれからの序章に

全くもって何一ついい歌詞はかけてないけど、これ以上こだわることに意味は無さそう。

タイトル
「友達と僕とあいつと下心」