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小説『ネアンデルタールの朝』第一部

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小説『ネアンデルタールの朝』第一部を掲載しています(全27回)。章ごとにまとめた投稿もあります。
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#絵

連載小説『ネアンデルタールの朝』①(第一部第1章‐1)

第一部 あの青い空の波の音が聞えるあたりに あの青い空の波の音が聞えるあたりに/何かとん…

鈴木太緒
3年前
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連載小説『ネアンデルタールの朝』⑤(第一部第1章‐5)

5、 「ニュースで見たんだけどさ、ネアンデルタール人って、ホモ・サピエンスと交配してた可…

鈴木太緒
3年前
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連載小説『ネアンデルタールの朝』⑥(第一部第1章‐6)

6、 翌朝、目覚める直前に民喜は夢を見た。 初め、民喜は暗い森のような場所を歩いていた。足…

鈴木太緒
3年前
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連載小説『ネアンデルタールの朝』第一部第1章まとめ(①~⑥)

第一部 あの青い空の波の音が聞えるあたりに あの青い空の波の音が聞えるあたりに 何かとんで…

鈴木太緒
3年前
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連載小説『ネアンデルタールの朝』⑦(第一部第2章‐1)

第2章 1、 民喜は駅前広場から車を出発させた。遮断機が失われた踏切を通り抜け、ロウソク岩…

鈴木太緒
3年前
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連載小説『ネアンデルタールの朝』⑧(第一部第2章‐2)

2、 民喜はかがみ込んで、雨どいの下にガイガーカウンターを近づけてみた。土壌から5センチほ…

鈴木太緒
3年前
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連載小説『ネアンデルタールの朝』㉔(第一部第5章-3)

3、 麦茶をコップで一杯飲んでから、民喜は自転車に乗って近所の文房具店に出かけた。 曇ってはいるが、ジトッとするような蒸し暑さだ。セミの声を聴きながら、民喜は勢いよく自転車を漕ぎ進めた。 5分ほどで漕いだところで店に到着する。昔ながらの小さな文房具店で、数は多くはないが画材も取り扱っている。ここで新しい色鉛筆のセット、スケッチブック、そしてA3サイズの群青の色画用紙を購入するつもりだった。 色画用紙を店の棚から引き出したとき、民喜の心は微かに震えた。わずかに紫がかかったその深

連載小説『ネアンデルタールの朝』㉕(第一部第5章-4)

4、 昼食後、民喜は早速、絵の制作に取り掛かった。敷きっぱなしの布団を畳んで隅に移動させ…

鈴木太緒
3年前
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連載小説『ネアンデルタールの朝』㉖(第一部第5章-5)

5、 夕食を食べ終わると民喜は早々に和室へ戻り、絵の制作の続きに取り掛かった。 定規を手に…

鈴木太緒
3年前

【第一部完結】連載小説『ネアンデルタールの朝』㉗(第一部第5章-6)

6、 ふすまを叩く音がして、パジャマ姿の咲喜が入って来た。シャワーを浴びたばかりなのか、…

鈴木太緒
3年前
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【第一部完結】連載小説『ネアンデルタールの朝』第一部第5章まとめ(㉒~㉗)

第5章 1、 ロウソク岩は先端に火をともしながら、夜の海岸に立っていた。 闇の中に長方形の…

鈴木太緒
3年前
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