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【私のマルチ失敗談】⑨まだまだ目が覚めない

おはようございます。
こんにちは。こんばんは。

みると申します。

いつもお読み下さり、ありがとうございます😌

プロフィールにもあるように私は、
・元某MLM(ネットワークビジネス/マルチ商法)会員
(有名なA社、N社ではありません)
・登録期間約5年、登録メンバー0←
・残ったのは製品在庫と借金だけ

でした。
辞めてからも、いろいろ苦しむ場面もあります。

このことから、
ネットワークビジネス(マルチ商法)に関わって
かつての私のように苦しんでいるのに
なかなか辞められなかったり
大切な人がそうなって悩んだりしている方々に

私の失敗談から少しでもヒントを
提供できたらと、noteを書いています。

簡単な自己紹介と経歴
👉自己紹介&note開設理由|みる|note

前回までのnote記事はこちらにまとめてあります
👉【私のマルチ失敗談】まとめページ|みる@私みたいになるな!|note


今回の失敗ポイントはやっぱり

  • 言葉に振り回された

  • 感じた違和感や自分の本音に耳を傾けなかった
    ということです。


まだまだ目が覚めない

●前回までの登場人物や場所、あらすじ

  • みる…私。このnoteの著者。いじられキャラ・ドジな自分が嫌い。
    自己肯定感低い。変わりたい願望あり。当時20代

  • Y社…私が過去に登録し、ディストリビューターを務めていたネットワークビジネス(マルチ商法)の会社。

  • エミカ(仮名)…みるが大学時代に知り合い憧れを持っていた友人。明るく元気で自信家。Y社ビジネスの紹介者。当時20代

  • ヒロトさん…エミカの旦那さん。当時30代後半。会社役員。

  • ヒデオさん、フミコさん夫妻…エミカの両親。10年以上Y社ビジネスをやっている中堅会員。当時50代

  • キヨコさん…エミカ一家のアップライン(親分的存在)
    モデルのようにすらっとしていて、柔軟な考え方ができる女性。Y社で上位会員(月収数百万)。身内の看病等で、あまりビジネス活動できなくなる。当時40代

  • カンベさん…キヨコさんの親友でY社上位会員。冷静沈着な男性。ヒデオさんフミコさんの紹介者。当時40代

  • みる母…男勝りだけど心配性な一面も。Y社ビジネスに猛反対。当時50代

  • みる彼氏…大学時代からの知り合いで、SNSでの再会をきっかけに交際。
    みるといると楽しいけど、Y社をできれば辞めてほしいと思っている。地方に転勤し、遠距離恋愛。当時20代(みると同い年)


●今月こそは、来月こそは・・・と幻想を追いかけるのをやめられない

カンベさんからのアドバイスで、新しい人脈を作るも、既に他社のネットワークビジネス(マルチ商法)や、宗教に属している方ばかりでした。

「うちの会社の方が絶対いい」
「いや、うちの方が…」
の繰り返し…。

そして、お金を増やすためにやっているはずが、私のお金はどんどん減って消えていきました…。

それても私は「先行投資」という体のいい言葉を信じて、製品、セミナー、イベント、お茶・食事代、交通費にお金を払い続けました。

気づいたら、幼い頃からお年玉も含め貯めていた貯金は底をつき、カードのリボ払いや所有物を売ることで何とか活動費を工面していました。
(親にも親戚の皆さんにも本当に申し訳ないです)

それでも収入もメンバーも0。
ちょっと次につながりそうだな♪と思っても、
LINEが返ってこなくなったり次の約束をドタキャンされてそれっきりなんてことは、しょっちゅうありました。

ただ、フェイシャルエステは2~3ヶ月に1回ほど気に入ってくれた友達何人かが自宅やY社オフィスのエステルームに来てくれありがたかったです。

しかしそれは、Y社の製品が好きというわけではなく「施術をやってもらいたい」という理由でした。

施術代は安めに設定していたので、もちろん元はとれていません。

この友達たちのお陰で私は、施術をやってあげるのが好きだと気づき、ボディの施術も習ってみたいな
と考え始めていました。

でも、Y社ビジネスで成功してから…!
成功すればなんだってできる…!
と、その気持ちを抑えつけていました。

また、セミナーで
製品やビジネスを伝えること以外をすることは
「軸がぶれている」と教えられていて行動できませんでした。

「エステが楽しくなっちゃって、バリニーズとかロミロミとか習い始めちゃう人…いるんですよね~違うでしょって話です!」
と、トップリーダーが話していたのです。

早いうちに施術が好きなんだ
という気持ちを大事にして、
エステティシャンかセラピストの
スクールにでも通い始めて
そこにお金を使った方が良かったなと
後悔してます。


●再び本業かY社か迫られ…とったのは…

この頃は、土日のイベントにも前より出席するようになっていました。
本業の職場に無理を言って休みを強引にとってまで。

すると、ある日職場の上司から
「みるさん…前にも言ったことあるかもしれないんだけど、土日は基本出勤してください。」
「時々の冠婚葬祭なら仕方ないけど、最近よく休んだり早退したりするのって趣味か副業関連だよね?」
「忙しいの、わかるでしょ?先週もバタバタだったでしょ?
実は、もう周りの土日の負担が限界で、何人かからみるさんに休まないように言ってほしいって相談受けてるんだよね…そういうことだからお願いします」
と忠告されました。

私は「はい…すみませんでした…」
と言うしかありませんでした。

皆をそんなに追い詰めていたんだ・・・・。

いつも「大事な用事なんだよね、いいよ~」とか
冗談交じりに「え~帰っちゃうの?やだ~」とか言いながらも送り出してくれていた、優しい先輩方に甘えすぎているとようやく気付きました。

それから私は、土日のセミナー・イベントは断ったり、本業の仕事が終わって間に合えば参加することにしてました。

ヒデオさんフミコさんからは、
やはり顔を合わせると
「また来れないんだね~もったいない」
「フルで参加してこそ意味があるのに…」
などと言われました。

上司から言われたことを伝えると
「1人抜けるくらいでそんなこという職場はおかしい」
「やめちゃえば?他にも仕事はいくらでもあるよ?」
とも言われました。

お二人は、もう会社でもベテランで
上の役職だからそんなことが言えるんだよ…。
私はまだ20代の下っ端だよ?立場が違う!
と思っていましたが、言えませんでした。

エミカからも
「最近また土日忙しいんだねー」
と連絡が来ました。
同じく上司に言われたことを相談して
職場にはお世話になってるし…
という旨の話をしても
「なんかみるの職場の話聞いてると、みるにとって今の職場はぬるま湯な気がするから、もっとY社に集中できる環境を整えてもいいんじゃない?」
と言われました。


迷いに迷った末、
私は本業の職場を辞め、
土日祝休みの職場に転職することにしました。

成功すれば。
こんな悩みもしなくて済む…。

ただし職場と相談して、
後任が決まり育てることを考えて
半年後」に退職が決まりました。

それをヒデオさんフミコさんに報告したら
「そっか、やっと集中できるね」と言われるかな~なんて思っていましたが甘かったです。

ヒデオさんは
「そうなんだ、半年はちょっと長いけど話が決まったのは良かったね。」
という冷静な感じでしたが、ちょっとチクり。

そして、なぜかフミコさんは激怒。

「は?半年?
いい子ぶってんじゃないよ~! 
所詮バイトなんでしょ?
周りの言うことなんか聞かないで、
すぐやめればいいじゃん。
なんですぐ行動しないの?
それって職場の人たちにいい顔したいだけじゃん!」

何でこんなに怒られるのかわかりませんでした。
フミコさんの虫の居所がたまたま悪かっただけなのかもしれません。
でも、そんな言い方ないなと正直思いました。
私はこれがきっかけで、9割フミコさんに心を閉ざすようになりました。

学生アルバイトの時も前職でも
ずっと今でいうパワハラまがいのことをされてきた私には、
やっと巡り合えた平等に扱ってくれる優しい人たちと働ける好きな職場だったので、そんな風に言われるのはとても心外でした。

モヤモヤを抱えながらも、現状維持。

あっという間に半年が経ち、最終出勤日がやって来ました。

最終出勤日は患者さんからも、
「今までありがとう!」と花束やたくさんのプレゼントを頂きました。
(職種は、治療院の助手でした)
思い出すと、今でもお気遣いに心が温まります。

その夜、職場では送別会をしてもらい、
お酒の酔いが回っていたのもあってか
帰り際、私は鼻水を垂らして泣き崩れていました。
私に、もらい泣きして(くれて?)いる人もいました。

こんな素敵な人たちに送り出して貰ったのだから、絶対に成功しよう!と決意しました。

鼻水を垂らして泣き崩れたのが
当時の私の本心だったと思います。
辞めたくない、
まだこの人たちと一緒に仕事したい。
当時の日記には「結婚とかするまで
あそこで働きたいと思ってた」と書いてありました。
何でその本音を大事にしてあげなかったんだろう。
今そう思っても、もう遅いですが。

辞めてからもたまに、職場の方々の一部とは
食事に行っていました。
もちろんビジネス抜きで。
みんな元気かなぁ。

ここまでお読みくださりありがとうございました。

読んでくださった皆さま、ご自分の心の声には是非耳を傾けてあげてください。

今、何かに板挟みになっている方たちが、後に選んで良かったと思える、より良い答えにたどり着けますように。

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