どれみ

23歳 フィクションノンフィクション

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花束みたいな恋をした

を見た。 外に出ると17時を過ぎているのに思っていたよりも明るくて、こういう時は薄暗くあってくれよと少し怒った。映画館を出ると同時に聴き始めたAwesome City Clubがノリノリのダンスナンバーを歌い続けたから、それにも少し怒った。気付くと足は駅と反対の方、道玄坂を上って神泉へと向かっていた。どうやら私はこのまま歩いて家に帰るらしい。雨に濡れるのは大嫌いなはずなのに、弱くも強くもないこの雨音と身の丈に合わない大きな黒い傘があれば、なんか大丈夫だと思えた。クシャクシャ

    • ただの女子大生の自己紹介

      こんにちは。というよりこんばんは。 いやおはようございます、なのかな。 午前4時に思いつきで書き始めました。 いつもこんな時間に起きているのは、 どうしようもない夜行性だからです。 夜中にかまってくれる人のことは、 無条件で好きになっちゃいます。 単純なやつです。 私は1999年生まれの大学3年生。 嫌になっちゃいますが絶賛就活中です。 一言で表すなら音楽バカ。って言ってもめちゃくちゃ楽器上手いとかそういう訳でもないです。10代で死ねなかった凡人なので。 人にも環境に

      • SWEET TWEET/Official髭男dism

        いやー私だって聴いちゃます、 たまにはこんな明るい曲も。 MVに出てくる女の子風にくるくるスキップしながらオシャレな街を歩きたくなるような曲ですね。 好きな人から電話がかかってきただけで 体温が2度ほど上がっちゃう単純な私ですが どうかお許しください。 むかーし好きだった人に 「LINEしてると声が聞きたくなっちゃうし、 電話してると会いたくなっちゃうよね」 って言われたこと、あったな〜〜〜 先輩、名言です。この世の真理。 好きな人の声が聞けた日は 電話という文明の

        • むしかご/フィッシュライフ

          あなたの部屋はいつも黒いカーテンが閉まっていて、私は今が朝だか夜だかわからなかった。でもそれがどこか心地よくて、ここは2人だけの世界のような気がして、好きだった。 あなたのいない部屋で、あなたが脱ぎ捨てた服を見て安心する。畳まれていた方がなんか不安になるから。その匂いをかぐ自分を気持ち悪いと思いつつ、好きな人の匂いに溺れる瞬間は幸せだ。 でもいつか、この日々は終わってしまうような気がしていた。 根拠はないがこういう予感は当たるものである。 あーもうこんな日はバイトでも

        花束みたいな恋をした

          旅に出たい、と言って/PENs+

          私は東京を出たことがない。 そりゃまあ旅行とかで出ることはあっても、ずっと東京中心の生活。私はこの都市が好きだ。 でも時々どこか遠くへ旅に出たいと思ったりする。○○に行きたいとか明確な目的地はなくて、ぼやーっとした欲求、衝動。 というか、私は東京へ旅に出る人に憧れをもっていたのだと思う。東京へ出てきて初めて知るキラキラとドロドロを、新鮮な目で見つめる彼らにいつしか憧れていた。 ああ、きっと私には既に何かが欠けていて、 彼らより心の温度が何度か低いんだろう。 この曲

          旅に出たい、と言って/PENs+

          明日はどっちだ/クリープハイプ

          毎日惰性で生きているような日々だ。 今日もなんとなく終わってしまった。 今日は今日しかないということに気づいた時はこの世の真理でも発見してしまったかのように思ったけど、今は時々思い出して反省するくらい。反省したところで明日には忘れている。 全くさぁ、馬鹿だな私。いい加減変わりなよ。バカ真面目な私と怠け者の私の小競り合いがまた始まった。 私は特別な何かが欲しいわけではないのだけど、やっぱり何かの面ではキラキラしていたいだとか、はたまたギラギラしてみたいだの思ったりする。

          明日はどっちだ/クリープハイプ