生きざま

人の"生きざま"をみて、胸がギュンッとなる時がある。
美しいと感じているからなのか、素敵だなって思ったからなのか分からないけど、胸がギュンッとなる。
何かとてつもなく尊い、と心が察知する。

その人の生き様が素敵だ、かっこいい、美しい、とか色々言葉がある。
誰かのために命燃やして行動している人
目標のために努力している人
懸命に生きていている、その姿に感銘を受ける。
それも、１つだ。

でも、私がいう"生きざま"は少し違う。
もう１つ。
生きている様子？生きている姿？
そのままの
人の行為のこと。

よく分からないと思うから笑
私も自分で言葉にできてないから、
例えば
今まで私が胸ギュンしてきた人の生き様を紹介する。

料理をする

手を合わせる

祈る

読む

歌う

捌く

手を使う

お裾分けする

お弁当箱に詰める

まだいっぱいあるけど、こんな感じ。
もちろん、毎回
料理している人にギュンってするわけでも、
新聞読んでいる人にギュンってするわけでもない。

特にお年寄りの行為に胸ギュンすることが多い。
なんでお年寄りが存在してるだけで
尊く感じるのか。
それは、こういう人間の当たり前の行為を何千、何万と繰り返してきたからなんだと、私は思う。
だからお年寄りがその行為をする時に、深みからからか、心が察知する。

突然、日々あたり前にしている姿や
人間の行為に、あ、尊い、って心が察知する。
意識していないだけで
人の生きざまはとてつもなく尊く、美しい。

宮崎駿が描くアニメも
そんな表現がよくあるなー、と個人的な考察では感じる。
例えば、

人が食べる姿

人が掃除する姿

人が集中する姿

そういうものが丁寧に美しく描かれている。
胸ギュンする。
(特に私は宮崎駿の描く掃除が好き)

こうやって、心が察知した行為を私自身も大切にして生きたいと思う。
私も胸ギュンするだけじゃなくて自分の"生きざま"を深く尊いものにしたい、なんて思う。

もちろん初めに言った、
誰かのために何かのために命を燃やす生き方をして
人に、「美しい生き様だね」って言われるようにも
生きたいとも思う。できてないけど。笑

人間なんかみんなどこかおかしくて
どこか捻くれてる。
それでも、生きてるだけで尊いこともこんなにあるんだと、ちょっと意識したら
自分のことを少し、好きになれそうだ。