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実は、こんなことしています!自己紹介してみた

今日は私自身の自己紹介研究活動社会貢献活動について
お話をしたいと思います

自己紹介

まず初めに私の自己紹介から行きます
私は中野大輝と申します
スポーツ健康科学の博士号を取得しまして
現在研究員非常勤講師として立命館大学で活動をしています

スクショ1

私のスポーツ歴はこんな感じです
3歳から水泳を始めて、野球陸上と変わってきました
特に陸上競技大学まで実施しました
100mの自己ベスト10秒61となっています

私の自己紹介はこれぐらいにして
今私が取り組んでいる研究についてお話しして行こうかなと思います

研究活動について

私の研究の柱は「筋肥大・筋萎縮のメカニズムの解明」
「運動習慣の有効性」この2つの柱で成り立っています

スクショ2

まず初めに筋肥大・筋萎縮のメカニズムについてお話ししていきましょう
スポーツやトレーニングをされている方って
様々な目的があってやってると思うんですけども
筋肉を大きくしたいという目的で実施していらっしゃる方多いかと思います
正しくトレーニングを継続的に実施することで
筋肉が大きくなるつまり筋肥大(筋肉の量が増えること)が引き起こされます
一方でトレーニングをやめてしまった
骨折で(筋肉を)使わなくなってしまった
年を重ねたりすることで、筋肉が小さくなる
つまり筋萎縮(筋肉の量が減ること)が引き起こされます
これまで多くの研究によって、筋肥大・筋萎縮のメカニズム
解明されつつありますが、まだまだ解明されていないところがあります
ロマンがまだまだ詰まっています
このロマンに対して、具体的に私はどういうことをしているか
ということは後ほど述べたいと思います
もうひとつの柱である「運動習慣の有効性」についてです
このように「運動習慣の有効性」っていう風に書くと
運動習慣が重要なんだ!ということを明らかにしたい
という風に思われてしまうかもしれませんが、そういうわけではありません
運動習慣って重要なのか?っていうこの疑問を解決したいんです

スクショ3

運動習慣は重要かもしれないし、重要じゃないかもしれないんです
こういう感じで、一歩引いた感じで観ることを心がけるようにしています
研究モードの時に運動習慣が重要なんだっていうことを
ちょっと強く思いすぎてしまうと、研究結果の解釈に
影響が出てしまうんじゃないかっていう懸念が私の中であります

なのでただのスポーツ好き中野だったり、社会貢献活動をしてる時
運動習慣が重要だ!っていう立場に立っているんですけども
あくまでも研究をするときはバランスを保つように心がけています
では、ここから具体的にどういう研究をしてるのか
ということを軽く紹介していきたいと思います

先程述べたように筋肥大・筋萎縮のメカニズムの中には
ロマンがまだ詰まっているという話をしましたけれども
私はこのロマンの中に特にミトコンドリアっていうものに着目しています
理科や生物の教科書の中でこういうミトコンドリアと見たことありますか?
こんな感じで楕円形で内部にはしわしわのクリステ
呼ばれるものがあるんですけども
このミトコンドリアは細胞の中にいます
人間の体は(細胞が)60兆個と言われておりますけども
その細胞一つ一つの中にこのミトコンドリアが存在しています

当然筋肉の中にも存在しています
スポーツや健康系の勉強をした事がある方なら
ミトコンドリアATPというエネルギーを作り出し筋肉を収縮させている
ということは勉強しているかなと思います

スクショ4

例えばウォーキングジョギングのような有酸素運動と呼ばれる
運動の時に、より貢献度が高くなるということは知ってると思います
実はこのミトコンドリアが筋肉の大きさに影響を与えてるんじゃないか
ということが最近少しずつ分かってきました
皆さんが読まれてるような教科書や本には
まだ書かれていないレベルの話です
私はこのミトコンドリアと筋量に着目しています
具体的にどんな分析をしているかと言いますと
電子顕微鏡と呼ばれるもので、数千のミトコンドリアを撮影して
ミトコンドリアの形を評価しています
ミトコンドリアって楕円形じゃないのっていう疑問を持たれた方
いらっしゃるかと思います
筋肉の中のミトコンドリアは楕円形ではなくて
三次元的に広がって複雑な形をしているんです

他にはこの形を制御する因子の分析を、ウェスタンブロット法
呼ばれるもので分析したり、ミトコンドリアの量を測ったり
エネルギーを作り出す酸素どれだけ消費するかっていうような
機能的な評価をしたりしています
特にこのミトコンドリアに着目して筋肥大・筋萎縮メカニズムを
解明
しようとしてるんですけども、その先に何を目的としているのか
それは「運動習慣が重要なのか重要じゃないのかを明らかにするため 」です
結構マニアックな話になってしまいましたが
普段はこんな感じで研究をしています

社会貢献活動について

社会貢献活動についてお話ししてきます
例えば中高齢者向けの運動教室であったり
今は学校に入れてますけども、学校が休校中だった時の子供たちに対して
オンラインで運動指導をしたりしています
上の物に関しては長い期間やっていまして
例えば地域の公民館とかに集まって、指導者として
運動指導をしたりしています

スクショ5

これ何が目的かというと、脚の筋肉が小さくなっていくことで
だんだんと歩けなくなり、外に出ることがなくなって
コミュニティ活動へ参加する機会が減ってきたりとか、
介護を必要とする状態になってしまったりとかっていうことが
引き起こされていくんですけども、それを少しでも予防しよう!
いつまでも自分の足でしっかりと歩いて
コミュニティに参加できるようにしよう!
ということ目的として、
筋肉を大きくしていくようなトレーニングをする組織を作る取り組みをしています
その他にも今ではこういう感じでYouTube
幅広く多くの人に見てもらおうということも取り組みとして最近始めました
私はこんな感じで研究現場の両方をやってるんですけども
これには理由があります

私の考え的に研究っていうのは現場から出てきた疑問を解決するために
「研究」というものがあると思っているんです
なので研究が先に出るのではなくて
あくまでも現場ありきの研究であることが大切だと思ってるので、
どちらもしっかりと活動するようにしています
また研究で出てきたもの(成果)を現場に行かせないと、
その研究は意味がない
と思っています
なのでしっかりと現場から出てきた疑問研究という手法を用いて
解決してそれをフィードバックするというこの流れを大切にして
やっていきたいなと思っています
こいう感じで研究をしながら社会貢献活動もするっていう
方法もありますよっていうことの紹介になればなと思っています!

最後に・・・

最後にこれからスポーツ健康科学の分野
例えば卒論や修論を書いていく人たちにできるアドバイスとしましては
色々とやりたいアイデアは浮かんでくると思うんですけれども
「現場から出てきた疑問なのか」
「その疑問が解決することで現場に応用することができるのか」
「本当にその研究は自分がやりたいことを研究しているのか」

自分に問いかけてみてください
今日はこれぐらいにしたいと思います!またねー


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